浮浪雲 下駄と煙管と風流と
桜は満開。春だ。春だ。心がポカリと浮かぶ。
下駄をカロコロ鳴らしながら、満開の桜道を散歩した。
帰りにつくしを摘んで、帰ってから佃煮にした。苦味が上手い。春のお味。
つい最近、煙管(キセル)を覚えた。庭で摘んで干していたハーブ類がタバコになることを知って、直ぐに煙管を手に入れた。
ヨモギ、ミント、セージなどなど、様々な野草を煙管の雁首に詰め込んで楽しんでいる。
のんびり、煙を燻らせながら、芽吹きの庭を眺めている。風流じゃないか!
下駄と煙管と風流と。ふと浮かんだのが『浮浪雲』。
映画版の『浮浪雲』はこの度初めて拝見した。
漫画は20歳頃、自動車運転免許取得の合宿で山形の民宿に滞在した時に、暇に任せて置いてあったものを読んだ。
人の性(さが)の浅ましさや、人間臭い話の脇を風のようにサラリと生きる主人公が男前。
価値観の違い、物事の捉え方の違いが、人生を大きく分けるのだとその時、読んだ話の印象が今でも残っている。
映画を観てまた、漫画を読んでみたいと思った。私が読んだのは20巻程度。後80巻以上あるとは…。楽しみがまた増えた。気長に何処かでまた読もうと。
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