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脳トレはいらない?歩くだけで脳が活性化する

認知症、もう怖いものじゃない!

「認知症」という言葉に、不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
私が運動指導を始めた20歳の頃は、認知症という言葉はなく「ボケ、物忘れ、痴ほう」と呼ばれていました。

江戸時代は「老耄(ろうもう)」だったとか・・・
呼び名はさておき、最近の研究では、歩くことが認知症予防にとても効果的であることがわかってきました。

なぜ歩くことが認知症予防に効果的なの?

認知症は、脳の細胞が傷つき、記憶や思考力などが低下する病気です。

原因は様々ですが、生活習慣も大きく影響することがわかっています。

歩くことには、脳に様々な良い影響を与えてくれる効果が期待できます。

・脳の血流改善
歩くと脳への血流が良くなり、脳細胞に必要な酸素や栄養が供給されます。
・神経細胞の活性化
脳の神経細胞が活性化され、記憶力や学習能力の向上に繋がります。
・ストレス軽減
外に出て歩くことで、気分転換になり、ストレスが軽減されます。
・社会的なつながり
仲間と一緒に歩いたり、道ゆく人と挨拶を交わしたりすることで、社会的なつながりが生まれ、心の健康にも良い影響を与えます。

歩くことの効果を科学的に検証

様々な研究で、歩くことが認知症予防に効果的であることが示されています。

海馬=「タツノオトシゴ」

・海馬の活性化
海馬は記憶を司る脳の部位ですが、歩くことで海馬の働きが活発になり、記憶力が向上することがわかっています。
・MCI(軽度認知障害)の改善
MCIの人を対象とした研究では、歩くことで認知機能が改善されたという報告もあります。

効果的な歩き方

・速足で歩く
ゆっくり歩くよりも、少し早足で歩く方が効果的です。
・毎日歩く
毎日歩くと怪我するのでは?など不安な方もいますが、人間は長く歩く事ができる動物です。

歩かないから
様々な病気になる可能性が高い

・自然の中を歩く
五感が刺激されだけでなく、四季折々の生き物に出会うことで、脳の活性化に繋がります。
・会話しながら歩く
仲間と一緒に歩くことで、会話を通して脳を刺激することができます。

いかがでしょうか?若い人にとって認知症なんて・・・
そう思うかもしれませんが、脳の血流量が増えれば、いいアイデアが浮かんだり、考えがまとまったり悪いことはありません。

認知症予防だけでなく、仕事の為、家族のためにも今日からさんぽを始めてみませんか?

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