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【言葉ダイエット メール、企画書、就職活動が変わる最強の文章術】 -ほぼ1,000字感想文

■ざっくり概要

『なぜあなたのメールや企画書、エントリーシートは読みにくいのか?』その理由は、相手に失礼がないか、不足なく伝えられているかと考えるうちに"書きすぎてしまう"ことである、と筆者は言う。

題名の通り、肥大化してしまった文章から不必要な要素を削いていくことを『言葉ダイエット』と称し、その実例を多数紹介している。

具体的な添削やテクニック紹介にとどまらず、"読みやすさ"とはなんなのか?という哲学的な考察も垣間見え、まさに読みやすい一冊。 あとがきでの一文「読みづらいだけでなく、生きづらいなぁ」は非常に共感。

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○タイトル:言葉ダイエット メール、企画書、就職活動が変わる最強の文章術
○著者  :橋口幸生
○発行  :宣伝会議 (2019/12/27)
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■学びポイント

○ビジネス文書が長くなる原因

筆者は理由を2つ提示している。ひとつめは『読んでもらえる前提でいるから。』文章を書きながら、齟齬なく相手に内容が伝わるかどうかを不安に感じることはあっても、そもそも読んでもらえるかを心配している人はほとんどいない。相手が読みたくなる文章を考えることで中身が変わる。

ふたつめは『あなたが真面目で能力が高いから。』情報を確実に伝えたい、失礼が無いように・・・、とさまざまな考慮を重ねた結果、文章が肥大化するのはよくあること。先を読み過ぎてしまうことで読みにくくなってしまう。


○言葉ダイエットのテクニック

筆者が教える言葉ダイエットの手法は下記の通り。

1. ひとつの文には、ひとつの内容だけ
2. 1文は40~60文字以内
3. 抽象論禁止
4. 繰り返し禁止
5. ムダな敬語禁止
6. 表記を統一しよう
7. こそあど&接続語の連発禁止

P.58 :第2章まとめ

相手は自分の文章を読みたくないという前提に立ち、端的に具体性がある表現をするように心がけることが大事。ダイエット後の文章は、同じ内容でも文字量が減る。


○読みやすい文章をマネする

名作と呼ばれる広告コピーには、必ずと言って良いほど元ネタがある。
日頃から読みやすい文章に触れ、元ネタとしてストックをしておく。これをうまく組み合わせながら自身の型にしていくことで、臨機応変に適切な文章を書くことができるようになる。

※関係者の皆様へ
感銘を受けた作品だからこそ、より多くの方に読んでもらいたくnoteを記載させて頂きました。作成画像など、内容に問題がある場合は即刻掲載停止しますので、ご一報頂けますと幸いです。

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