回避依存に関わり続けてしまうとあなたが病んでしまう理由
どうも!
音信不通専門カウンセラー みすずちゃんです🍋
今日は「回避依存症者に関わり続けていると病んでしまうのなぁぜなぁぜ?」という点について書きたいと思います(これもう死語ですか…?一度使ってみたかったんです…)
恋愛心理学の世界において、この「回避依存症者」と「恋愛依存症者」は、「逃げたい VS 追いたい」「縛られたくない VS 自分のものになってほしい」といった感じで、性質がガッチリと対になっているからこそ、大勢の中から無意識に互いを見抜いて、あっという間に恋に落ちると言われています。
実はこの構図はあなたと彼だけじゃなくて、古今東西のあるあるなんです。みんなパターン通りの末路を辿るの。すごいよね。
末路っていうのは、だいたい恋愛依存症者が漂わせてくる圧(あたしをもっと見て、ちゃんと愛して)に耐えられなくなって、回避依存症者が逃亡する・シャッターを下ろす・穴ごもりする、っていうパターン。(いやいや、恋愛依存症者を不安にさせて圧を出させてるのは回避側なんですけどね、まったく。)
で、この時どれくらい恋愛依存症者が取り乱して回避依存症者を追い込んじゃったかなとか、回避側がもともと持っていた闇の深さとか、回避側に他にキープさんはいたのかなとか、そういう変動要素によって、二人は元サヤにおさまったりおさまらなかったりするわけなんですが。
過去に回避と暮らした自分の経験や、私自身が恐れ回避型であるということ、その他さまざまな回避の事例を総合的に見て、「回避と元サヤにおさまる」のは…絶対におすすめしません。
回避が逃げたり、音信不通になったりしたら「天から祝福されてる👼❣️」と受け止めて、そのまま振り返らずに一目散に逃げてほしいと思っています。
回避と復縁しちゃダメな理由
「あなたを徹底的に病ませる相性であるということ」
私も、恐れ回避型という「回避依存」の端くれです。なので、回避のことを悪く言うつもりはないんです。人として悪いやつではないんですよ、何でも一人で乗り越えて来たから頑張り屋さんだし。
でも。
先ほどもお伝えしたように、あなたと回避はどんなに大勢の中からでも互いを無意識に発見できるほど、(悪い意味で)相性が完璧に合致してるんですよね。
これってつまりどういうことかというと、お互いのトラウマが合致してるということです。ほぼ間違いなく、回避もあなたも二人とも愛着の傷を抱えているはずです。親が不仲だったり離婚していたり、病気がちで甘えられなかったり失踪していたり…。子どもの頃、親や養育者からうまく愛情を受け取れなかったり、安全基地になってもらえなかったり、そういう経験をしているはずなんですね。
そんな二人が出会って、精神的に深く繋がっていくとどうなるか。
はい、まず愛情の奪い合いをします。承認欲求をぶつけ合います。実は私、恋愛依存症者より回避依存症者の方が闇が深いと思っていて。奴らは「えっ僕は君と違って自立できてますし、愛情なんて暑苦しいもの別にいりませんけど〜?」みたいな何食わぬ涼しい顔をしながら、チラッチラッと他の女を匂わせてきたり、何か別の趣味に夢中になってあなたの優先順位が低いことを示してきたり、メッセージの返信をわざと遅らせてあなたをやきもきさせたりするんですよね。そうやってあなたの関心を引き、心を揺さぶることでしか、自分の価値を確認できないんです。いやですねこわいですね〜〜!!
これねー、回避依存症者がナチュラルに天然でやってると思いますか?
いやいやとんでもない。全部わざとやってます。
全て計算づくでやってます。はい。
回避の人たちって、人からの承認に飢えてます。
それはなぜかというと、自分とまともに向き合えないから。
自分と向き合えないと、自分で自分を認めてあげられません。だから他人からの賞賛や承認を焚き火のように燃やして、一生懸命自分の心を温めてます。それはもう本当に必死です。焚き火が消えると死んでしまうので、承認欲求を満たしてくれる人やモノを常に探し回っています。
回避のやつらの多くが浮気せずにはいられないところ、仕事や対外的にはまるで人格者のような自分を上手に演じ切っているところ、勝てない勝負をしないところ、プライドが傷つくようなことがあると自分を守るために殻に閉じこもるところ……つまり全部それが理由です。人からの承認が一定量ないと死ぬ。
彼らはそういうわけで、命がけで花を咲かせています。多くの人を魅了する、スマートでチャーミングで人を惹きつける振る舞い。でもそれは彼らが自分自身を守るために命がけで咲かせている花。あなたのために咲かせている花ではないんです。
あなたが近くにいる限り、彼らはその承認欲求の焚き火が消えそうなとき、何度でもチラッチラッとあなたをやきもきさせるような情報で揺さぶってきます。「会社の女の子からこんなこと言われてさ」みたいな分かりやすいものもあれば、「え?あれ伝えてなかったっけ?」と昇進の報告を事後報告でしれっと伝えられたり。これは論外ですが、人によっては暴言を吐いてはっきり傷つけてくる回避もいますよね。とにかくさまざまなバリエーションで「私は大切な存在ではなかったの…?」とあなたが戸惑い、不安に感じるような言葉・振る舞いを、繰り返し繰り返し投げかけて来ます。それが効きまくってるあなたの表情や声色から、そこからしか得られない栄養をチュウチュウしてるんです。ちなみにこれ、遊びの相手にはあんまりやりません。その時ターゲットにしてる相手にやります。
これは、あなたが好きであなたの気を惹きたいというのももちろん多少はあるのですが、それよりもやはり圧倒的なのは「自分の焚き火が消えそうでヤバいから燃料投下したい」という恐ろしいエゴによるものなんですね。
あなたはこれを繰り返されるうち、戸惑ったり、色んなことをあきらめたり、自分の価値を疑い始めたり、自信が消え失せたり…「今のは気のせいかな」「私が気にしすぎなのかも」とか自問自答してるうちに、どんどん病んでいくんですよ〜〜〜!やだ〜〜〜!!!
なぜ関わってはいけないかもうわかりますよね。
最終的に信じられないくらい揺さぶられて病まされるからです。そして、信じられないタイミングでポイっとされます。鬱になったり死にたくなったり取り返しがつかない状況になってからでは遅いんです☠️
回避依存の人たちってね、何やら心に深い傷を負って、自分のテリトリーをかたくなに守らずにはいられない孤高の可哀想な人たち…っていうイメージもあって、その不憫さがまた時には甘えん坊のバブちゃんのようにも見え、母性本能豊かな恋愛依存症者たちはついついそこによだれを垂らして食らいつき、世話焼きにいってしまうものなのですが(そしてつれなくシャッターを下ろされるのですが)。
そういう傷を持っているがゆえに、自己愛性人格障害(NPD)を併発している人も少なくないんです。
自己愛性人格障害ってね、あれですよ!
医師ですら扱いが難しくて通院をお断りするケースがあるほどのあれですよ!
我々シロートが太刀打ちできるわけがないんです。
自己愛性人格障害の人たちの必殺技の一つと言われている「カバートアグレッション」ってご存知ですか?Covered aggression 直訳すると「隠された攻撃性」。
先ほど例として挙げたような「チラッチラッとあなたを揺さぶり傷つけ、少しずつ病ませていく行為」。これらは欧米ではすでに「こういう奴いるよね〜」と周知され、カバートアグレッション対策についての知識のシェアも進んでいます。
悪意がないように見える攻撃性を秘めているところ。それが彼らの恐ろしさであり、回避依存症は自己愛生人格障害の一種であるとみなす見方もあります。
回避が逃げたり、音信不通になったりしたら喜んで、そのまま振り返らずに一目散に逃げてほしいと冒頭に書いた意味がお分かりいただけたでしょうか?
回避依存症者と腐れ縁になってしまい、長年苦しめられている女性たちの自助グループを取材させていただいたことがあるのですが、皆さんが共通して仰っていたのは「シャッターを下ろされるたびにどんどん状況が悪くなっていく。たまに幸せな時期があっても、どんどん雑に扱われるようになっていく。最初にシャッター下された時に逃げておくべきだった」でした。こわい〜〜ああこわいよ!!!
あたしったらどうしてそんな闇の深いヤツと結びついてしまったんだろう…と思われると思います。それは、同時にあなたの闇の深さでもあるということ。パワーが拮抗してたんです。彼に出会う前から、あなたは本当にたくさんのことと戦って、我慢して、辛い時間を一人で乗り越えてきたということなんだろうと思います。
だからね。あなたは、実は回避に構っている時間はないんです。大切なあなたの寿命を無駄にしないでほしい。「よそ見しないで。ちゃんと私の声を聞いて!」と胸の奥で叫んでいる、あなたが封じ込めてきた小さなあなたと向き合う時がきたということです。
そこをどう癒していくかについては、また後日詳しく書けたらなと思います。お読みくださりありがとうございました。
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