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TA(交流分析)の勉強会へ。

今日は、交流分析の勉強会。
交流分析の講座を受講した卒業生たちが、日常生活でもっとTAを活かせるようにという思いで続いている会である。

今年度は3ヶ月に1回のスパンで開催。

交流分析では、自我状態モデル(PACモデル)というのが基礎としてある。

自我状態とは行動、思考、感情が関連した一連のセットであり、ある時点で私たちが自分のパーソナリティの一部を表現する方法の一つである。

TA TODAY / イアン・スチュアート著

TAでは自我状態をCP、NP、A、FC、ACの5つに分けて考えている。

CP(批判的な親)…がんご親父。厳しい上司。「こうあるべき!ちゃんとやれ!それはダメ!ルールは守れ!」

NP(養育的な親)…やさしいお母さん。世話焼きのお姉さん。「よしよし。大丈夫だよ。これしておいたからね。あれしてあげようか。」

A(成人)…論理的に、筋道を立てて物事を考える。「客観的にみると…データに基づいて考えると…」

FC(自由な子ども)…天真爛漫。感情の部分。「わーい!うれし~!かなし~!嫌だ!もう~~」

AC(順応する子ども)…言うことに従う。協力する。我慢する。黙りこむ。「わかりました。そのようにします。」

それぞれの自我状態のイメージとしてはこんな感じ。
CP、NPが親、Aが成人、FC、ACが子の自我状態である。

交流分析についてわかりやすく書かれている誰かのnoteがきっとあるだろう、と思って探していたらやっぱりあった。詳しく知りたい方はこちらの記事がオススメである。

今日の勉強会の後半では、グループに分かれて、話題提供者の悩みに対してそれぞれの自我状態の視点から考えたときに、どのような声をかけるか?というテーマで話し合った。

私はAを立候補した。なぜならAの視点以外で考えることにイメージがわかなかったからである。

話題提供者の悩みは、職場の人間関係についてであった。

話し合いが終わり、それぞれ発表する。

  • CP視点からは「○○すべきだ!」という主張。

  • NP視点からは「大変だね。きっと大丈夫だよ、何かあったらいつでも相談してね。」という言葉。

  • A視点からは、職場の人々の役職や立場などから各役割について整理し「だからこのように進めていけばよいのでは?」という具体的な提案。

  • FC視点からは「大変かもしれないけど、お仕事楽しいこともありそう!わくわく!」

  • AC視点からは「なにがあっても、ついていきます。出来ることがあれば仰ってください。」

いかがだろう。
お気づきのように、A以外は問題解決へのヒントは表れていない。

私はA視点以外の自我状態で悩み事について考えるというイメージが出来なかった理由も、それぞれの発表をきいて納得できた。

話題提供者からは、C、とくにFCの言葉は逆効果で、少し腹が立ったとも感想を述べていた。Aの言葉については、参考にしたいとのことであった。

個人的にNPは解決には繋がらないが、温かさがあり、必要性を感じた。

つまりは、悩みを持つ人に対して関わるとき、ベースとしてAの役割を意識しつつ、場合によって親(P)の役割を重ねて使っていくと良いと、TAの先生が最後に教えてくださった。

アドバイスというより話を聞いてほしい人に対しては、Aを抑えてNPメインが良いかもしれない。

相手が求めていることは何かを考えて、自分がその時使う自我状態の配分を考えていくのも良いかもしれないと思った。

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