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【緊急】HUNTER×HUNTER継承戦メンバーが、間違っているんじゃって話【考察】
連載再開決定おめでとう!!!
1年と9ヶ月の休載を経て、HUNTER×HUNTERの連載が再開するとのこと。
連載再開を首を長くして待っていました。長くしすぎて成層圏を越えそうでしたが、朗報が聞けて安堵です。首縮めながら待ちます。
連載再開前に解決したい問題があります。
以下のHUNTER×HUNTERのひとコマをご覧いただきたい。
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HUNTER×HUNTER最新話では、次代の王の座をかけ、14人の王子がサバイバルレースを行っています。上記は各王子の陣営構成メンバーの全体像です。
この表、なにかへんです…!
今回、こちらの構成表を整理して、それぞれの王子陣営の強さを振り返っていきます。
構成メンバーの全体像を探る
#374の表0を、2次元表に整理すると次になります。
第12王子は表0時点で死亡しており、グレーアウトしています。
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#348では、搭乗員のルールが示されていました。
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従事者の最大は15人
ハンター協会との取り決めで、王子私設兵から5人までを「準協会員」として乗船メンバーにできる
「準協会員」は、上位王子のみが持つ、王子私設兵から募られました。
表0には、私設兵の項に「準協会員5名を含む」と記載があります。
元々は警備扱いでしたが、規定は守られずに王子居住区に出入りしているとも記載があり、私設兵を持つ上位王子の、暗黙のアドバンテージです。
さらに上位王子は、もう一つのアドバンテージがあります。それが「上位王妃は、下位王妃の王子に監視をつけられる」というルール。
当初はへーと読み流しましたが、この監視員は15人の従者に含まれる、理不尽過ぎる裁定だったのです。
これらの隠れルールにより、第四王子が20人のメンバーを抱えているのに対し、第十四王子は3人だけの圧倒的格差が生じています。
ここまでを表に織り込んでみましょう。
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これでもまだ表に空きがあります。
これは次のルールを加味することで、齟齬なく埋めることができます。
リタイアした(死亡/退場/失踪した)ものは、構成員として表記しない
表0時点で、作中内で明確に死亡シーンがあるものをグレーアウト、退場したものをレッドアウトしました。分かりやすいように、名前が出ているメンバーには名前を入れています。
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第十四王子陣営が圧倒的少数なのは、構成メンバーがめちゃめちゃ死んでいるからでもあったんですね。出航後間も無く、王妃監視員たちは『サイレントマジョリティー』に血抜きにされ、残る戦闘員も錯乱したサイールドに刺殺されました。
そりゃあ従事者の方も辞退を申し出ます。死にすぎ。
個人的にちょっと意外だった点は、第一王子私設兵=各王子の監視員だったという点。
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全員出払っていると、第一王子の警備がザルでは?と思ったのですが、杞憂でした。私設兵は第1王妃の監視員と入れ替わりに警備に入っており、第一王子の身の回りは第1王妃所属兵が行っています。#376の裁判シーンから分かります。
ここまで整理すると、各王子は持てるリソースをフル活用して、サバイバルに臨んでいると分かります。全然おかしなところはなさそうです。
王妃所属兵の謎
表0で、唯一作中描写と合わない点。それは、「王妃所属兵(下位王子の監視)」の部分です。
例えば、ウンマ(第1王妃)は12人の監視対象王子がいますが、9人の所属兵しかいません。リタイア者を作中描写内から探すと、カミーラに射殺されたヴォルフ、オイト監視中に吸血された人、暗殺されたモモゼの監視に当たっていた人が更迭された?と考えられますが、そのように考えると、他の王妃の記載と合わなくなります。
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つまり、リタイア者を含めようが含めなかろうが、「王妃所属兵(下位王子の監視)」の表記は間違っていると思われます。
これは、自分の解釈が間違っているのでしょうか?
ある程度ネットの海で探してみましたが、特にこの話題を確認できずでした。より正しそうな解釈あれば教えてくださいmm
最も整合性を合わせる解釈は、「表0ではオイト王子の監視死亡者は考慮されておらず、さらに作中描写外で3名のリタイアがあった」となります。
HUNTER×HUNTERは極めて正確な描写で有名なので、今後、これらの謎が解かれるシーンがあるのかもしれません。勝手に期待しちゃいます。(別に誤植だとしてもぜんぜん問題ないですが…)
サバイバルレース 優勝者予想
最後に、構成員表を37巻時点までの状況を反映して、どの王子が有利に付けているかを考察してみます。
念能力者にはアンダーラインを入れました。クラピカの講習会メンバーは、全員念が使えるようになったと想定しています。
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第5王妃とその配下は、唯一の嫡子がリタイアしたのでリタイア判定です。
第十王子の配下は、まだ死亡が知られていない。第十ニ王子の配下は全員第十三王子の下へ移動しているのでサバイブ判定です。
第一王子ベンジャミン (第1王妃子)
11人の念能力者である私設兵を擁しています。が、前述のとおり他王子の監視に充てており、それほど数的有利は持っていないように思えます。
積極的に他王子の排除に動いていますが、ゲームのルールは生き残り。キル数を稼いでもチャンピオンには成れません。すでに多くの兵を損耗しており、今後も暗殺実行の当て馬にされそうです。
私は直線的なマッチョマンが好きなので応援しているのですが、遠からずリタイアしそう…。
第二王子カミーラ (第2王妃子)
死亡すると、他者の命で復活するというチートすぎる能力を持っています。ベンジャミンの監視を受けているとはいえ、簡単には対処されなそうです。
さらに、第二王妃所属兵の使役権と、各王子へ呪いを飛ばせる私設兵を備えています。カタログスペックだけで見れば、矛と盾の双方で、最も充実していると思えます。
とはいえ、呪殺のトライには私設兵の命が必要。無駄打ちせずに、いかに有利を進めていくか、気になります!
第三王子チョウライ (第3王妃子)
地固め大好きマン。マフィアの後ろ盾はあるものの、念能力者の不在、効果発揮に時間のかかりそうな念獣と、それ程アドバンテージがあるようには思えません。
寝て待つことで果報を得られるのか、念能力の前に敗れてしまうのか…。
第四王子ツェードリニヒ (第1王妃子)
ハイパーサイコパスチート王子。嘘を許さない念獣と、未来を先取りする念能力は、ラスボスの貫禄たっぷり。大魔王か何か?
王子本人の頭脳もカリスマ性も高く設定されています。自陣営の念能力者は少数ながらも、容易なトラップでは暗殺は不可能そう。
メタ的に考えると、クラピカとの対決までは生き残り、クラピカとの対決の末に去っていきそうですが、果たして。
第五王子ツベッパ (第2王妃子)
チョウライと同じく、念能力者の不在がウィークポイントです。クラピカ、ツェードリニヒとの協力を進めており、両者を繋げ、物語を動かしていくのではないでしょうか?。2人との協力関係のあり方が、寿命の長短を決めそうです。
第六王子タイソン (第4王妃子)
本人も王妃も、あまりレースへの野心を持っていなそうです。従者を虜にする能力の念獣を備えていそうですが、これをうまく制御できるかどうか。
第七王子ルズールス (第2王妃子)
3人のプロハンターが所属しています。直近でハルケンブルグの実験に使われており、メンバーが操られているのではとの考察も。もうダメそう。
第九王子ハルケンブルグ (第2王妃子)
覚悟キマッちゃった男。従者の命と引き換えに、防御不可能の精神奪取の弓を放てます。王になる覚悟は、下位王子の命にも向けられるのか?
あらかたの能力が明かされたことは不安材料。ベンジャミンとの裁判をやり過ごせるのか注目です。
第十一王子フウゲツ (第6王妃子)
カチョウとの脱出に失敗。ワームホール能力は脱出も暗殺も難しいので、あとはセンリツ繋がりでクラピカと合流できるかどうか?
センリツはツェードリニヒにも目をつけられているので、彼女がクラピカとツェリの因縁を作っていく展開もありそうです。
いずれにせよ、長く生き残るのは難しそう。
第十三王子マラヤーム (第7王妃子)
姉:モモゼの護衛を引き連れて、念獣の能力で引きこもり。自陣営にはプロハンター10人が所属しており、守りに関して言えばダントツのトップです。ビスケ、ハンゾーという強者に加えて、従者全員が念習得に動いており、死亡するビジョンが浮かびません。彼が王子になる必然性は示されていませんが、上位王子が相打ち全滅ともすれば、ひょっとしたらひょっとするのでしょうか?
第十四王子オイト (第8王妃子)
乳飲み子。クラピカを護衛に持っていますが、生き残れんだろ。
念獣が、本人の成長を促すゴンさん展開があれば面白いかもなと思いますが、そうでもなければずっと蚊帳の外。
ということで、私の生き残りレース予想は、
本命:ベンジャミン。対抗:オイト。
穴がマラヤームで、大穴が全滅とします。
どんな展開になるかわからないですが、真の本命:「未完」という予想だけは裏切って欲しいです。
皆さんはどのように予想されるでしょうか?
表0の解釈含め、ぜひいろいろ教えてください。
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最後までご覧いただきありがとうございました!
連載再開に合わせて、単行本も9/4日に販売開始。
グギギ… 楽しみ…!
これからも毎週水曜日、世界を広げるために記事を書いていきます!
(今回だけ別日投稿でしたが…)
過去の漫画紹介シリーズはこちらに。
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