使ってみた! きれいな文章を書くためのwebツール
4週に1回、ライティング・ナレッジの学習を行い発信しています。
いくつかのライティング本を読んできましたが、その書き方を体得するのはなかなか難しいものです。
プログラミング界隈では、手間がかかる難しい作業はシステムで自動化するのが慣わしです。リンターとか、コード・フォーマッターとか。プログラミングコードを自動補正してくれるツールは枚挙にいとまがありません。
便利な世の中、当然ライティングにも同様のツールがあるはず!そう思い、ライティングをサポートしてくれる便利な校正ツールを(とりあえず今回は無料ので)、探して・使ってみました。
以下、そのレポートです。
1. 読みやすさチェッカー -san (URL)
まずは掲題のサイト。クリエイターでもあり音楽家でもあるYoshito Kimuraさんによる校正Webアプリです。
テキストをペロッと貼るだけで、「読みにくそうな部分」をハイライト。さらに全体の採点までしてくれる、ビジュアリングに優れたサイトです。
試しに、自分のnote初投稿の文章を貼ってみます。ワクワク!
...
ぎょわっ!! 下限超えとる!!!
まさかのび太くんを仰ぎ見る点数になるとは…。
はい。しっかり勉強しないとです。
「読みやすさチェッカー」さんは、どこを改善したらいいか、直感的に分かりやすくて素晴らしいです。それに加えて、どう直したらよくなるかのチュートリアルも充実しており実践的。校正のとっかかりとして、試してみやすいツールだと感じました。
2. Enno -san (URL)
続いて、noteでもご活躍中。TechRachoでテクニカル・ライターとして発信を深めておられるhachi8833さんによるツールです。
「現代日本語で書かれたフォーマルな文章」を対象に、日本語としておかしな部分がないかエラーチェックを施します。
「読みやすさチェッカー」さんと比較すると、チェック項目はより限定的な印象ですが、修正提案の確度はかなり高いと感じます。
右側が編集エリアになっており、そのまま修正を加えられるのも素晴らしいユーザー体験。とても使いやすい。
クセが少なく、万人におすすめできるツールです。
3. 文章校正ツール -san (URL)
こちらは多くのWebアプリとエンジニアリングの情報を発信されている、so-zou.jpさんによるサイトです。
yahooのテキスト管理ツールを利用しているようです。
チェック機能は、精度はそれほど高くはない印象ですが、範囲が広いのが魅力。とくに用字を指摘してくれるのは、これまでのツールになかった点です。
自分は硬めの文章が好きなので、意識していないと必要以上に漢字表記を使いがちです。しかし、読みやすさを広く取ろうとした場合に用字はNG。
それを分かりやすく指摘してくれるのは本ツールの強みです。
4. 小説形態素解析CGI -san (URL)
続いては、シナリオライターとしてもご活躍されているえあるさんの開発した分析ツール。私は小説は書かないですが、有用な方も多いのでは。
形態要素解析は、文章の品詞分析という最小単位から、全体の構造を読み取っていく解析手法のこと。その精度はかなりのものです。小説でもないですが、自分の文章では次の結果でした。
確かにな〜。
抽象的な「文体」について、大まかな性格を示してくれるのは、自分のスタイルを見直す際にとても有効に感じます。
前回の学習から、文体は尖らせた方が読みやすいと感じたので、ここでの指摘事項は意識していこうと思います。連用中止法(動詞+て)が続くと子供っぽい印象になるので、これは改めていこうかな。
5. 文章校正と表記ゆれチェックツール -san (URL)
これまで紹介したツールは、専用のWebブラウザのアプリケーションでした。
noteを書きながらと考えると、ページを変えるワンステップが手間です(それを手間と考えちゃうのはどうかと思いますが)。
そんなモノグサ太郎にもおすすめできるのがこのツール。Chrome拡張機能なので、なんと!書きながらワンクリックで校正できる!
早さと量はトレードオフな面があるので、校正される内容は狭めですが、手軽さが武器です。校正リストはカスタマイズできるので、他ツールでよく出る指摘事項を取り込んでいくのもよさそうです。
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最後までご覧いただきありがとうございます!
調べてみると、どれも無料とは思えないクオリティでした。
世の中で真の無料はあり得ないので、使った分はツールクリエイターになんらかで還元してあげないとですね。。
ちなみに、noteには謹製のAIアシスタントがあります。そこにも校正機能がありましたが、字数制限・回数制限があり、精度もやや大雑把な印象でした。
今のレベルなら、本文中に挙げたツールの方がいいかなと思います。
今後のレベルアップに期待です。
これからも週に1回、世界を広げるための記事を書いていきます。
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どうぞ、また次回!
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