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2024年5月に読んだ本

5月は本を3冊読んだ。

西洋名画の読み方1:14世紀から19世紀初期の傑作177点

著者: パトリック・デ リンク
記載日: 2024-05-02

西洋絵画の知識を入れようということで、たくさん名画が載っていて、かつその解説も書いてある本を読んだ。

知識がなくても知っている、最後の審判、モナリザ、夜警あたりも載っているが、ほとんどは知らない作品だった。各絵画は見開き1ページで解説されており、時系列順に並んでいるので、読み進めるにつれて絵画の流行が変わっていくのがわかる。19世紀に入ると風景画が増えてくるのだが、それまでの400年間くらいは宗教画がほとんどなので、やはり西洋絵画を観るのにキリスト教の知識は必須だと思った。早く聖書の解説書を読まないと。。。

177点載っていて1点に2ページ割いているので、全部で350ページ以上あるのと、本自体もサイズが大きくて重い。片手で持って読むのは無理なので机に置いて読もう。

図説 文字の起源と歴史 ヒエログリフ・アルファベット・漢字

著者: Andrew Robinson
記載日: 2024-05-15

文字とか言語については昔から興味があるので、ついつい気になって借りた本。古代の文字については、ヒエログリフ、楔形文字、マヤ文字などの発見とその解読の歴史を紹介している。

ヒエログリフの解読に取り組んだ人は何人もいて、当初は純粋な表意文字だと考えられていたが、後に純粋な表音文字では?と考える人が現れ、最終的には表意文字と表音文字を組み合わせた体系であることがわかった、といった、一度は廃れて読み方を忘れ去られた文字が再び解き明かされるまでの経緯が面白かった。線文字Bについても解読の経緯が紹介されているが、この本の著者はそれだけで1冊書いているらしい。

古代の文字から現在の文字まで、世界中の複数の文字が紹介されているので勉強になるが、それぞれの話題はあまり関連していないので、気になる章だけ読んでもいいかも。現在の文字の紹介はそんなに面白くなかったが、古代の文字が解読に至るまでの歴史についてはとても面白かったので、一種の歴史書として読むのが良いかも。

...実は読み終わったのがこれを書いている1週間くらい前で、もう内容を忘れかかっている。読み終わったら早く書かないとだめだな。。。

イチから知りたい!聖書の本

著者: 大島力
記載日: 2024-05-25

キリスト教についてなんも知らんな、と気付いたので聖書の内容が簡単にわかりそうな本を読んだ。旧約聖書と新約聖書の両方についてまとめている。「旧約」と「新約」の意味もわかっていなかったが、ようやく理解できた。

この本自体の感想ではないが、人死にが多すぎ、という感想を持った。特に旧約聖書の方はずーっと争ってる。継承者争いとか、怨恨による殺人とか、ひっきりなしに流血沙汰が起きてておっかない。新約聖書も死人がバタバタ出るが、迫害を受けて処刑される殉教者が多いのでまだ優しい。これを聖典としてるならそりゃあ喧嘩っ早いわけだ、と勝手に納得してしまった。それだけが理由じゃないだろうけど。

イスラームとキリスト教は少しわかったので、あとは仏教の理解を少し深めよう。


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