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2024年4月に読んだ本

去年の10月以降ぱったり読書をやめてしまっていたのだが、4月から心機一転、再開した。4月は本を3冊読んだ。

くらべて楽しむ西洋絵画

著者: 岡部 昌幸
記載日: 2024-04-18

自分の知らない分野を知ろう、ということで図書館に行って気になる本を探した。美術についての素養が全く無いので、初心者向けと思われるこの本を読んでみた。

西洋美術のテーマとして聖書の場面がよく取り上げられるのは、教会がキリスト教を布教するためだったり、名画に裸婦画がやたら多いのは、聖書の場面の描写であればそれが許されていたからだったりと、色々知らないことがあったので勉強になった。

旧約聖書、新約聖書の場面を描いた作品とその解説をたくさん読んだ結果、聖書に興味が出てきたので、今度はよくわかる旧約・新約聖書的な本を読もう。

図説 イスラム教の歴史

著者: 菊地 達也
記載日: 2024-04-21

イスラム教についての知識が無いので、何か簡単そうな本は無いか、ということで見つけた本。この本は「ふくろうの本」というシリーズの一冊で、図書館のいろんなところでこのシリーズを見かける。

ムハンマドが生きた時代からスタートして、だんだん下っていって、最後はこの本が執筆された当時の IS(Islamic State) の話まで書いてある。イスラム教の歴史すべてを一冊の本にまとめることは到底不可能、と書籍中では言及されているが、大まかなことは知ることができた。印象に残ったのはこのあたり。

  • キリストはたくさんの奇跡を起こしたことで崇拝の対象になっているが、ムハンマドはクルアーンでも一人の人間と言及されている通り、伝えられている奇跡は2つくらいしかない。

  • ムハンマド亡き後はその後継者の立場を巡って何代も殺し合いが起きた。

  • ギリシアなどからの写本を翻訳することで、医学・数学・天文学、さらに錬金術の研究が発展した。

  • クルアーンには難解な部分や矛盾した部分があり、それらを解説する本が別に存在するが、それらは何十巻もあるため以前は全て揃えられるのは裕福な人に限られていた。現在はアプリ等で無料で見られる環境になっている。

歴史についてはおおまかなことはわかったので、今後はクルアーンの簡単な解説を読みたい。

ヤンチャ大家が教える「最強ボロ戸建て」投資術

著者: ふかぽん
記載日: 2024-04-25

不動産投資には以前から興味があるものの、なかなかハードルが高くて踏み出せない。そんな不動産投資に参入するヒントがあるかなと思って読んでみた。

結論としては、コミュ力がないと大家は無理だな、と感じた。特にこの本で勧めているのは管理会社を使わず、自己管理する方法なので、入居者とのやり取りは全て自分でやる必要がある。それだけでなく、修繕、客付けも自分でやるスタイルを勧めている。これはかなりガッツが無いと厳しいな。。。そしてこの著者はもともと不動産業界で働いていたということなので、十分情報を持っているし、客とのコミュニーケーションも経験している。これはとても簡単には真似できないぜ。

また、大家業を行う場合には車が必須であるということを改めて突きつけられた。当方普通自動車免許を持っていないもので。。。やはり免許が無いとこういう仕事は難しいんだな。大家業は諦めるにしても、田舎とは言わずとも郊外に住みたいというふわっとした夢もあるが、それも車がないとなあ。やはり免許取得に向けて動くべきなのか。。。おめシスのレイちゃんも取ってたし。。。

本の内容に戻ると、あとがきが一番印象に残った。「自分のやりたいことを実現するためには、周りに居る人の意見を聞いてはダメ。その道の先に居る人の意見を聞け。」(意訳) という言葉はたしかにそうだよなあ、と思った。結局周りの人は自分のやりたいことをやっている人じゃないもんなあ。

もっと効いたのが、「やりたいことだけやって、やりたくないことからは全力で逃げる」「付き合いたい人とだけ付き合って、イヤな人は遠ざける」という部分。
仕事をしてると、やりたくない仕事も降ってくるし、合わない人と一緒に仕事しないといけないしだけど、それは我慢しなくてはいけないものだと、いつの間にか諦めて受け入れかけている自分がいた。でも全然その必要はなくて、やりたいことだけを全力でやっても生きていくことができるということを教えてくれた。もっと自由に生きていいんだ、と気づかせてくれた。

不動産投資の本だけど、生き方のヒントを教えてもらえる良い本だった。


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