見出し画像

2023年8月に読んだ本

8月は本を1冊読んだ。
(7月は1冊も本を読まなかった。8月に読んだ本も、読み終わったのは9月に入ってからなんだけど、8月に読み始めたから8月カウントということで。。。)

0メートルの旅

著者: 岡田悠
記載日: 2023-09-02

まず著者のことに触れると、自分の岡田悠さんに対する当初の認識は、オモコロライターである、というものだった。おそらく一番最初に岡田さんを知ったのは、オモコロのこの記事。

これで「ああ、オモロの人なんだ」と認識し、その後オモコロのオンラインイベント オモコロカジノ ~人生を賭けた7つのゲーム~ にも出演していたので、自分の中での岡田さん像は「オモロの人」で確定しかけた。しかし、イベント会場に岡田さんが現れた際、司会の原宿さんが「岡田さんもとうとうこちら側に来てしまいました」と発言したことで、「あれ、もしかして本業はオモロの人ではない?」と思い直した。

時系列が正しいかおぼつかないのだが、その後、ダ・ヴィンチ・恐山さんが出演していた ノオトの配信 2022年あなたの推し記事は? の中で、オモコロの記事 【領収書が捨てられる】やったー!やったー!やったー! が取り上げられていた。

これはクラウド会計ソフト freee の記事広告なのだが、配信中に岡田さんの名前が出てきた。なんでも岡田さんが所属しているのは freee だが、この記事についてはリリースされるまで知らなかった、とのこと。

自分が仕事で Ruby on Rails を使っていることから、 Rails を使っていることで有名な freee のことは知っていたため、え?岡田さんって freee に勤めてるの??とかなり困惑したのだが、「岡田悠」で調べると freee の PM としてインタビューを受けている記事がヒットした。

この記事を読んだ後、freee で PM をしながら、オモコロカジノでディーラーもすることって可能なんだ、と雷に打たれたような気持ちになったのであった。

さて、ようやく本の内容に入るが、著者の岡田さんは旅行をすることが趣味というかライフワークで、有給をすべて使って世界中を旅して回っているくらいの旅ジャンキーらしい。この本はその旅の記録をまとめたものとなっている。
この本に掲載されている記事のいくつかはインターネットで公開されており、特に 経済制裁下のイランに行ったら色々すごかった はバズったので読んだ人も多いであろう。

ただ、この話に関しては note で読んだ方が面白いかもしれない。元がネット記事なので、スクロールすることを前提とした構成になっているからだ。

本の序盤は海外旅行で、中盤は国内旅行、終盤は家の近所の旅行が記録されている。家の近所の旅行ってなに?って思うだろうが、個人的にはこの章が一番おもしろかった。旅とは必ずしも遠くに行かなければいけない、というものではなく、家の中ですら旅ができる、というのは新しい発見だった。

社会人になったら一生を社会の歯車として過ごし、二度と海外旅行に行くことは叶わないのだと信じていたのだが、国内トップシェアの会計ソフトの開発をマネジメントする立場にいながら、有給をすべて使って旅行に繰り出す岡田さんを見て、それが思い込みであることに気づかされた。

自分はこれまで行く場所も移動方法も事前に全部決めて、その通りに動く旅しかしたことがないのだが、この本で書かれている旅は常に想定外のことが起きており、結果誰も経験したことが無いような、忘れられない思い出になっている。今度旅行するときはろくに調べずに飛び込んでみようかな。

本の内容より著者の話の方がずっと長い記事になっちゃった。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?