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2024年7月に読んだ本

7月は本を4冊読んだ。

知れば知るほど面白い!仏教の本 決定版

著者: 大田 由紀江
記載日: 2024-07-26

日本人として仏教の知識はある程度必要だろうということで読んだ。インドで誕生した仏教が中国を経て日本に伝来したことや、その後インドではヒンドゥー教やイスラム教に押されて仏教が衰退したことなどがわかった。
日本国内で高名な僧を紹介している章があるのだが、全員の似顔絵を描き下ろしていてすごい。ほとんどみんな坊主頭だから描き分けが大変そうだった。

図説 密教の世界

著者: 正木 晃
記載日: 2024-07-26

仏教は顕教と密教に大別できるのだが、そのうち密教について記した本。アメリカで密教と言うとチベット仏教のことを指すらしいのだが、この本ではそのチベット仏教も含めた密教について解説している。日本に伝来したのは中期密教で、後にチベット仏教として確立するのは後期密教である、といったことを学んだ。
ビジュアル資料が豊富で見ていて楽しい。日本の密教における曼荼羅は、なぜだか気になって見てしまう。奈良の国立博物館に実物があるので、いつか見に行きたい。

魅惑の仏像 十一面観音

著者: 毎日新聞社
記載日: 2024-07-21

仏教に興味を持ちついでに、仏像にも興味を持ってみよう、ということで読んでみた。これはすごーくうすーい本なので、2,3時間で全部読み終えた。
奈良の室生寺金堂にある国宝の十一面観音立像の写真が豊富に載っている。本文ではこの像の解説や、室生寺の歴史などを説明している。
魅惑の仏像シリーズとして、全部で10冊ほどあるようなので、気になる仏像があればペラペラめくってみても良いかも。

徹底図解 世界の宗教

著者: 島崎 晋
記載日: 2024-08-03

宗教に関する本をここ3ヶ月くらい読んでいるので、その一環として読んでみた。写真や図が多くて読みやすかった。三大宗教については他の本でも読んだので知っていることが多かったが、宗教の歴史の章でゾロアスター教やジャイナ教についても軽く触れていて、そのあたりはあまり知らないのでよかった。
中国の宗教という章があり、とても短いが勉強になった。中国では儒教・道教・仏教の3つが融合したものが信仰されているということなのだが、儒教も道教もほとんど知らないので、勉強になった。機会があったらこの辺も調べてみたい。


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