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僕の好きなアジア映画70: コインロッカーの女
『コインロッカーの女』
2015年/韓国/原題:차이나타운/111分
監督:ハン・ジュニ (한준희)
出演:キム・ヘス(김혜수)、キム・ゴウン(김고은)、アン・ジェホン(안재홍)、パク・ボゴム(박보검)、コ・ギョンピョ(고경표)、イ・スギョン(이수경)、オム・テグ(엄태구)、チョ・ヒョンチョル(조현철)
韓国のドラマを沢山観るようになって、ふとこの映画のことを思い出した。なぜかというと、韓国ドラマの主役級の俳優が数多く出演していることに今更ながら気づいたからだ。
まずは現在超売れっ子と言って良いキム・ゴウン。『トッケビ』、『ユミの細胞たち』、『シスターズ』などなど大ヒットしたドラマに多数出演。一重瞼美人を代表する女優だが、直向きで必死な、庶民的な女性を等身大に演じる役が多い彼女、本作でもその誠実さは変わらないが、髪がショートカットなので今見るとちょっと違う感じではある。
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そして大女優キム・ヘス。最近も『未成年裁判 』や『シュルプ』などで圧倒的な演技だったのだが、もう映画もドラマも凄まじい数の主演作がある。本作では中華街マフィアのゴッドマザー役を、ほぼスッピンでど迫力に演じている。まずガタイがでかいし。
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そして女性に大人気の男優パク・ボゴム。『恋のスケッチ〜応答せよ1988〜』、『雲が描いた月明り』、『ボーイフレンド』、『青春の記録』など、多くのドラマに出演。甘いマスクと誠実そうな物腰は男性が見ても誠実な「いい奴」そうに映る。本作では主人公のオアシスとも言うべき存在だが、頚部ををスパッと切られてお陀仏する役。
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そしてコ・ギョンピョ。彼もまた『恋のスケッチ〜応答せよ1988〜』、『シカゴ・タイプライター』、『月水金火木土』、『コネクト』など多くのドラマで主演を務めるイケメンですが、ちょっと変なノリもいける役者です。
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あと僕の好きな男優さん、オム・テグ。彼はドラマより。主演した映画『楽園の夜』がすごく良かった。この俳優さん普段はすごくシャイなのだそうでそのギャップも良い。本作ではチンピラの1人。悪そうだけどナイーヴ。
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そのほかにも『サム、マイウェイ』や『恋愛体質〜30歳になれば大丈夫』などのアン・ジェホン。この人は映画『小公女』もよかった。味のある俳優さん。
今回はなんか俳優さんたちの話ばかりになってしまったが、映画のプロットはコインロッカーに捨てられていた女性が、ゴッド・マザーに育てられ、次のトップにのし上がっていく、迫力あるバイオレンスのコリアン・ノワール。スタイリッシュな映像と演出にはキレがあった。まあ時として俳優さんで映画を見直すのもありかなぁと思った次第です。
百想芸術大賞 映画部門 新人監督賞
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