Ｂちゃんと夜明けの空
朝が来る
5時30分玄関戸を開けて東の空を見上げたＢちゃん
『オレンジ色と青色が重なってすごく綺麗な空やね』と
私に夜明けの空を指さしながら見上げる
神秘的で本当に綺麗な夜明けの空だ
彼が言葉にしなければ 何も感じない時空
Ｂちゃんは真っすぐ素直に育っているんだと
ふっと感じる瞬間だった
今日は4時前に起き
中学の部活の試合で石川県津幡漕艇競技場までの送迎だ
なんとその事実を昨日の夜聞かされる
自宅から会場まで1時間以上かかるではないか
1泊2日なので お弁当も必要だ
急遽 ガソリンを満タンにし 弁当のおかずの買い出しに
もっと早く言ってくれよ
何につけても シャンとない ゆるゆるのＢちゃんである
先月の夏休みの宿題は残したまま
毎日の宿題は全然しない
毎日小言を言われる Ｂちゃん
夏休み中 急に声が低くなった
びっくり 声変わりだ！
まだ私の身長を越せないＢちゃんだが
確実に大人になっている
やさしいＢちゃん
素直なＢちゃん
健康なＢちゃん
彼のおかげできれいな空を心に刻めた朝だった