広さとは
昨日お坊さんが教えてくれた言葉。
『じけいいんりたじょうはく』
仏教の言葉で、お聞きしたお話から漢字で書くと『利他常博』なのだと思います。
(じけいいんはどういう字だろう…検索しても出てきませんでした。もしご存知の方がいらっしゃったら教えてください。)
『博』(はく)という漢字は仏教では
「空間の広さではなく、心としての広さを感じること」
なのだそう。
たったひと文字の漢字でこれほど深い意味を持つことに驚いたとともに、この『博』という言葉がとても気に入りました。
『利他常博』とは「他の人に利があるように、常に心を広く持って生きよう」という教えということです。
私は建築空間を設計することを専門としていますが、『空間』というのは物理的な広さもあるが、心が感じる広さということも意味していると思います。
たとえ小さな場所でも心がどこまでも広がっていくような、そんな空間をつくっていきたいです。