読書メモ:ビジョンとともに働くということ_20220514
ビジョンはこうやって使うんだ!とわかる本でした。
私も会社員ですが、2015年くらいから(確か下の子の産休・育休とっている頃)社内でビジョンやミッションというワードが飛び交うようになりました。
社員にはミッションが書かれたカードを配られました。また、計画の策定においては、ビジョンに反しないよう気をつけるようになりました。
ただ、マネジメント層はビジョンやミッションが社員に浸透していないのを、ずっと課題であると考えているようです。
私の感覚ですが、ビジョンあってもなくても、仕事に影響はないように感じています。
この本を読んでわかったこと3つ
ビジョンは浸透させるのに時間がかかる
「社長がスタンドプレーでやりたいことを掲示してるんでしょ」「自分と関係あるの?」という反応が多いそうです。
そこで折れない心が、マネジメント層には必要。
また「本音」と「建前」を使い分けることが当たり前の日本社会では、「ビジョンに沿った経営」を理解できる人が少ないそうです。
私も社内では、ビジョンを浸透させる方の部門に所属しています。
だから、この箇所を「わかる〜」と心の中で叫びながら読みました。
随所に、ビジョンが効果的に浸透する事例が書かれています。
一様に「こうすればできる」という説明はできないですね。
ビジョンは、全体に提示するタイミングが難しい
マネジメント層が社員に仕事をさせるために、リーダーシップを発揮します。
このリーダーシップの種類は6種類。
「指示命令型」「率先規範型」「民主型」「関係重視型」「育成型」「ビジョン型」。
日本の組織は「指示命令型」「率先規範型」のどちらかに、他を組み合わせて使うことが多く、「ビジョン型」が少ないという特徴があるそうです。
その理由は「ビジョン型」が他のリーダーシップよりも行使するのが難しいから。
例えば、部下がリーダーを信用していないと、ビジョンを示しても「はぁ?」という雰囲気になってしまい、その後の施策がどれもスベるそうです。
ビジョンは全員が同じ方向を見るために必要
社長が全てを監修するのであれば、ビジョンは不要です。
この本で山口周さんと対談している中川淳さんは中川政七商店の十三代社長です。会社が大きくなる過程でビジョンを作成して、数年かけて社員に共有しました。
ビジョンが浸透して変わったことは、社員が持ち帰って上層部に確認しなくても、その場で自分で判断できるようになったことだそうです。
いいビジョンって、それを聞いた人に鮮やかなイメージを、それこそ映像みたいに想起させるものなのでしょうね。
本の中では、ビジョンの作り方や、いいビジョン/悪いビジョンの例、ビジョンの欠点も書かれています。
ビジョナリーに生きたい人にとって、実用的な本でした。
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