赤ちゃんとの夏「ママからの質問」
街なかナースのもときみさです。
年々暑さが厳しくなり、
今年も全国で、毎日気温30度超えの記録が更新されてますね。
皆さまいかがお凌ぎ(しのぎ)でしょうか。
酷暑の折、夏バテなどなさいませんよう心よりお祈りいたしております。
さて
先日、子育て広場にいらしていたお母さんからこんな質問がありました。
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「赤ちゃんには、汗をかく練習が必要ですか??」
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そのお母さんは、赤ちゃんの検診があるため
暑い日の昼間に検診場所に着くと
ベビーカーの中で赤ちゃんが、
今までになく汗がびっしょりだったので、
脱水やあせもが酷くなるのではと心配だったそうです。
お母さんは、
「ベビーカーの暑さ対策や真夏のお出かけに、
どんなことをしたらいいでしょうか?
汗が凄いので大丈夫でしょうか?」と
質問したそうです。
そうしたら・・・
職員さんが、ベビーカーですやすやと寝ている子を
ちらっと見て、
「赤ちゃんは、大人より体温調節が未熟なので、
汗をかかせる練習して、鍛えさせて~」・・・・
と言われたんですと(不安顔(-_-;)
私の頭の中:
『えーーーー!! 何てこと!本当にそんなこと言われたの?
職員さんってどんな人??
とグールグル!!してしまいました。』
気を取り直して
いえ、いえ。(^▽^)
汗をかかせる練習なんかしなくていいです!!
赤ちゃんにあえて汗をかかせる必要はありませんよ。
日常生活の中で、自然と汗をかいているからです。
なぜならば
赤ちゃんと大人の汗腺(かんせん:汗が出る腺)の数は変わらないんです。
赤ちゃんは体表面積あたりの汗腺が、大人の7〜8倍にもなります。
汗っかきなんですね。
反対に、全く汗をかかせなければいいかというと、
それも違います。
赤ちゃんが日常の中で汗をかく機会は、
暮らしている地域の気候に順応できる体の働き
暑さや寒さに対応できる体に育つためには必要なんですよ。
2~6歳頃まで時間をかけて、ゆっくりゆっくりと
大人と同じような機能が出来るまでに成長をしていきます。
そのころになるまでは、
外気に影響されやすく体温調節が未熟なので、
大人が環境を整えてあげる事が大事なんですね!
こう暑いので、エアコンや扇風機を上手く活用して、
室内で内で1日を過ごしてもいいですよ。
その場合、注意することは以下の点です。
室温が外気との差を大きくしない、冷やしすぎないこと
エアコンや扇風機の風が、直接赤ちゃんの体に当たらないように!!
室温が低すぎて、手足や体が冷えていないかなと気にかけてみてください。
もう一度お伝えしますね
『赤ちゃんにあえて、
汗をかかせて練習することや鍛える事は必要ないですよ~!!』
お母さんは、「そうですよね~」と
ほっとされた表情を見せてくださいました。
外出時に注意をすること
★ベビーカーの暑さ対策
★脱水の予防
★熱中症・熱射病の予防
★紫外線(日焼け)対策
★汗による肌トラブルの予防
に気をつけると良いですね。
次の回で
お出かけ時に気をつけることを
赤ちゃんの夏の過ごし方など、順番にまとめてみます。
どうぞ、くれぐれも
みなさま暑さの対策をして
夏バテをしないようにご自愛くださいませ。
ごきげんよう!!
街なかナース もときみさ