逃げても解決しない!? 親との関係が作り出すイライラの正体
子どもの頃、私は「親の言うことを聞かないと、愛されないんだ」と本気で思っていました。これは、私の2つ上の兄との関係も大きく影響しているんだと思います。
兄は、要領がよくて器用なタイプ。いつも私に何かちょっかいを出してきては泣かされていました。
普通なら「なんで泣いてるの!?」と母が私の味方になってくれるシーンを期待しますよね?でも、うちでは違ったんです。母は、私が泣くたびに「あぁ、また泣いてる…うるさい」と、完全に呆れモードww
「いやいや、どうして私ばっかり怒られるの??」と思いながらも、母の視線は冷たく、どんどんイライラしているように見えました。
私が泣いている理由なんてどうでもよくて、母にとっては「泣いていること自体がうるさい」ということが全てだったんです。
だから私は「いくら泣いても無駄なんだ」「母の言うことを聞かないと、愛されないんだ」とどんどん思い込んでいきました。
どうやったら母をイライラさせないか、母に嫌われないかを考える日々。兄のことは好きなんですが、母に対して「世界で一番怖い…」という感情をもってしまってました。
逃げればなんとかなる!…と思ったら、ならない
ついに私は「母親から離れたい」と思い、大阪に上京しました。
「ようやくこれで解放される!」と思っていたんです。でも、距離を取ったところで心の中のイライラやストレスは消えませんでした。
いや、むしろ「愛されるためには我慢しなきゃ」「苦しい思いをするくらいなら感情を出さないようにしよう」という気持ちが、距離をとっても私に付きまとっていたんです。
母から離れたら何かが変わると思っていたのに、結局は自分の中にある思い込みが残っている限り、何も変わらない…。
逃げても解決しないパターンでした(涙)
新しい生活にはワクワクしていましたし、楽しい日々を過ごしていました。でも、時が経ち、子育てをするようになって、ふと気づいたことがあります。それは、娘が泣くと、私自身が母と同じようにイライラして「うるさい…」と感じてしまうこと。
そしてなぜか毎日どこかでイライラして、自分を責めている自分。
結婚にも子どもにも、幼少期の経験からあまり良いイメージはありませんでしたが、「自分が生きてきた証として子供欲しいな…と思い、結婚して娘を生みました。
子どもが生まれた時は「生まれてきてくれてありがとう。絶対に幸せにするからね!!」とあんなに思っていたのに、気づけば自分が母親から受け継いだ怒りや悲しみの感情を子どもに向けてしまっている…。
私が無意識のうちに受け継いできてしまったんでしょうね。それくらい母親の存在って大きいんです。
イライラの根っこにあるものとは?
「親の言うことを聞かないと愛されない」「我慢しないとダメ」――そんな思い込みが、私の中に無意識に刷り込まれていたことが、イライラの根本原因でした。
幼い頃に感じた「母の言うことを聞かないと愛されない」という経験が、今の自分に影響を与えていたんです。
これ、気付いたときはちょっとショックでした。
「え、今のイライラって、昔の母親との関係が原因!?」って(笑)。
でも、そう思い返すと、当時の自分がどれだけ「母に認められたい」と思って頑張っていたのかがよく分かりました。
でも、その思い込みって今も必要?
子どもの頃は「母の期待に応えなきゃ」と必死でした。でも、今の私は、もうその思い込みは必要じゃないと思っています。
だって、母の期待に応えなくても何も変わらないもん!!(←言い方ww)
今は自分の力で生きているし、信じてくれて応援してくれる家族もいる。「我慢しないと愛されない」なんて思い込み、私には必要ないんです。
あー楽ちんww笑
もし今もイライラしているなら…
もし、あなたも私と同じように、過去の経験が今のあなたに影響を与えているのなら、それを手放すことで、今の自分をもっと楽にできるかもしれません。私はそうでした。
イライラの原因が、実は昔の経験にあるということに気づくだけでも、心が軽くなるかも。
過去の自分が作り出した「愛されるための条件」や「我慢しなければならない」という思い込みは、今の自分にはもう必要ないのでは??
手放すことで、もっと自分らしく、もっと自由に生きられるようになりますよ。
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