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「アイデア×情報×◯◯」戦略的行動力の方程式
今日は前回の続きです。
自意識過剰からの脱却「誰もあなたを見ていません」
運が良い人とはタイミングが良い人のこと。まずは行動しようと書いたのですが、さりとて間違った場所で間違った努力をしても結果は出ません。せっかくだったら戦略的に動きませんか?というご提案です。
と偉そうに言いつつ。
先に断っておきますが、私自身はどちらかと言うと戦略的な人間ではありません。むしろ考えなしに動いちゃうタイプ(苦笑)
勢いで始めてみたけどなんか違うな、と思って途中でやめたことは数知れず。
いまだったら絶対こうしたな、とか
いまだったら絶対やめとくよな、みたいなこと、振り返ればたくさんあります。
一方、失敗を重ねながら自分に向くこと向かないことを体験を通して習得していったのも事実。むしろその経験が後々活きたこともたくさんありました。
なので特に若い人には「アタマで考え過ぎないで、でまずはやってみよう」とアドバイスします。
うまく行くことだけが成果ではなく、「これじゃないんだな」という気づきもまた、貴重な経験になると身をもって知っているからです。
ただし。ある程度年齢や経験を重ねた人がそのレベルにずっとステイしていては、労多く功少なしというもの。
時々いらっしゃいませんか?ハタから見たら同じ間違いを何度も繰り返しているように見えるのに「これはこれで意味があった」と毎回自己完結してる妙にポジティブシンキングでスピリチュアルな方。
(実は大昔の私もその一人^^;)
もちろん何もしないよりした方が良いに決まっています。でもどうせするんだったら効果的にやりたいよね、というお話。
仕事でもプライベートでも、ある程度の経験を重ねた人(32歳以上を想定)向けにお伝えしたい戦略的行動力の方程式「アイデア×情報×◯◯」について、1つずつ見ていきましょう。
1.アイデアについて
アイデアを直感と意訳してもOK。突如閃いたり天から降ってきたりするあれ。最初は何ごとも「思いつき」からスタートするのです。
なのでせっかくのアイデアのタネを、単なる思いつきとしてスルーしない「感度」を持つことが大事だと思っています。
車・飛行機・ロケットなど、いかなる発明もテクノロジーも、最初は「こんなのあったらいいなー」ってふと思いついたことからスタートしてるわけですのよね。
「人間が想像できることは、人間が実現できる」とはフランスの作家ジュール・ヴェルヌの言葉。私たちもそう信じていたいですよね。
アイデアのタネを掴んだら、次に大切なのがアイデアを形にするための情報収集です。
2.情報収集について
情報が溢れかえっている今の時代、一つの情報だけを信じて突っ走ることほどリスキーなことはありません、
とかく人は、見たいものしか見ない性質を持つ生き物。思いついたアイデアを過信しすぎると、思わぬ落とし穴が待っていることもあります。
例えば、自分では斬新なアイデアだ!と思っても、実は世の中にとっくにあったというのは良くある話。
そしてちょっと調べれば分かることを怠たった結果、せっかくはじめたことが中途半端に終わってしまうなんてことも、なきにしもあらずです。
大切なのは客観的かつ公平にベンチマークする力。すなわち自分の立ち位置を冷静に評価するための比較基準を持つことです。
以前の記事でも情報との付き合い方について書きましたが(ハンパな人間なりのゆるい「自分軸」の育て方)、わたし的にオススメなのが、1つの情報を得たら必ず対極の情報も得る習慣を持つこと。
例えば
・右を見たら必ず左も見る。
・上を見たら必ず下も見る。
・メリットを考えたら、あえてデメリットも考えてみる、など。
どちらが良い悪いではなく、事実を客観的に捉えられるかどうかがアイデアを実現レベルに持っていくカギになります。
ジャストアイデアに自分なりの「根拠」が加われば鬼に金棒。人にも説明しやすくなるし、何より自信につながりますよ。
3.◯◯ついて
「アイデア×情報×◯◯」最後の◯◯に入る言葉は「ポータブルスキル」です。
ポータブルスキルとは、読んで字のごとく「持ち運びできる能力」のこと。たとえ今の仕事と全く違う業種に行ったとしても、立場がガラっと変わったとしても、変わらず使えるスキルのこと。
私の研修では自分の棚卸しとして「SWOT分析」をよく使うのですが、ポータルスキルとはいわゆる一般的な「強み(strength)」とは微妙に違うと思っていまして。
いや、強みの中の一部なんだけど、切り口が違うと言うか。
一般的に強みを棚卸する場合、
経験・経歴・知識・技術・性格・人柄・信念・特徴・気力・体力・学力・資格などなど多岐に渡って書き出します。自分を客観視するという意味で、もちろんそれもすごーく大事な作業なのですが、ただそれってあくまでも「自分が強いと思っていること」なんですよね。
それに対しポータルスキルとは
強みは強みでも「相手に役立つことに軸足がある」点が大きな違いかな。
このことは書くと長くなりそうなので、別出しで次回詳しく論じたいと思います。お楽しみに!
※関連記事→強みを“相手仕様”に格上げするポータブルスキルの磨き方
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![福島 見容(みらいびと)](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/23680533/profile_d3bf0b468016a38d8cfbc4a807d8f97c.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)