福島 見容(みらいびと)

コロナ後の大変革時代の生き方・働き方は「あたり前をあたり前に」に原点回帰する予感/凸版印刷株式会社⇒ITコンサルティング会社⇒教育研修会社を経て2009年株式会社みらいびとを設立。国内外の有名企業の人財育成コンサルティングに従事。座右の銘は「清濁併せ飲む」好きな言葉は「青春」

福島 見容(みらいびと)

コロナ後の大変革時代の生き方・働き方は「あたり前をあたり前に」に原点回帰する予感/凸版印刷株式会社⇒ITコンサルティング会社⇒教育研修会社を経て2009年株式会社みらいびとを設立。国内外の有名企業の人財育成コンサルティングに従事。座右の銘は「清濁併せ飲む」好きな言葉は「青春」

最近の記事

託された祈り…大切な人との別離が教えてくれたもの

95歳、大往生。 5月中旬、大好きな祖母が亡くなりました。享年95歳。4年ほど前から施設に入所していましたが、先月初旬に誤嚥性肺炎で入院。 コロナ禍で実家の両親さえお見舞いもままならなかったのですが、亡くなる前日まで会話できていたそうです。病院からの連絡で急ぎかけつけた両親を待つことなく、すーっと旅立ったとのことでした。 母から一報が入った時は大いに泣きましたが、いくら心で呼びかけても祖母の気配は、もうこの世のどこにもありませんでした。遺体に対面してもそこにあるのはただ

    • 自信に“根拠”を持つ!30歳からのキャリアの育て方

      仕事柄、日々多くのビジネスパーソンにお会いしますが、「この方すごいなぁ」と思う人にはある共通点があることに最近気づきました。   それは「自信に根拠がある」ということです。 よく「根拠のない自信が取り柄です」的な言葉を耳にしませんか?私も過去にはそんなことをよく言っていました。   ただね、、、 若いうちならまだしも、30を過ぎた大人がそれ言っちゃうのって、なんだかイタいなぁとこの頃思ってしまうんです。   これが20代なら、まだ経験や実績が少ない分「根拠のない自信」が最大

      • 独自性とは、盤石な基礎の上にのみ生まれる

        就活生や新入社員と話していると「自分にしかできない仕事がしたい」という声をしばしば聞きます。その心意気はとても大事。でも仕事のゴールはそこじゃないよ、という話を今日はしようと思います。 私も昔は、基本を習得する前に応用することばかり考えていました。「自分にしかできない何かが必ずどこかにある!」と固く信じていたんでしょうね。 しかしキャリアを重ね、責任や覚悟を問われる瞬間が増えるにつれ、そんなもの大してないんだなぁと徐々に気づいて来ました。 どうやら自分にしかできない何か

        • 「デキる人の条件」について真剣に考えてみた

          先日クライアントの担当者と打ち合わせ中、突然「ところで福島さん、仕事ができる人の条件ってなんだと思いますか?」と聞かれました。 うーん、、、難しい質問! 私自身、仕事がデキます!と大手を振って言えないからなぁ、、、と思いつつ、せっかくなので改めて考えてみました。 正直に言うと人をデキる・デキないという尺度であまり見ていないんですよね。結局これって個人の好みの問題かな、と。なので普遍的なデキる人の定義はわかりませんが、私がこれまで一緒に仕事をした人の中で「これからも一緒に仕

          「話が伝わらない症候群」から卒業できる、たった3つのプロセス

          前回あなたの話しがお相手に伝わらないのは「愛の欠如」が原因ですなんて、少々乱暴な説を述べましたが。 あなたの話が相手に伝わらない理由、考えたことありますか? 知り合いからは思いのほか反響がありました。皆さん、他者とのコミュニケーションは永遠の課題なんですね。今日はどうすれば相手に思いが伝わるか、具体的な手法をお伝えします。 まずはじめに「伝える」ことの前提条件を共有させてください。 ここでは伝えることそのものがゴールではなく「相手に理解していただいて動いてもらえる」こ

          「話が伝わらない症候群」から卒業できる、たった3つのプロセス

          あなたの話が相手に伝わらない理由、考えたことありますか?

          それはね、結論先に言っちゃうと、こちら側の「愛の欠如」がすべての原因なんですよ。 なんて、のっけから暴論。スミマセン、、、 でもあながちふざけているわけでもありません。 私はプレゼン力、説明力、交渉力といったテーマで山ほど研修しながら、受講者のお悩みに日々向き合ってきました。 これまでにのべ3万人のビジネスパーソンにお会いしましたが、「私それ、全部自信あります!」って人には未だお会いしたことがありません。 誰もが程度の差はあれ、誰かに何かを伝えたい、でも上手く伝わらな

          あなたの話が相手に伝わらない理由、考えたことありますか?

          強みを“相手仕様”に格上げするポータブルスキルの磨き方

          先日書いた「アイデア×情報×◯◯」戦略的行動力の方程式の続きです。 ◯◯に入る言葉は「ポータブルスキル」、すなわち“持ち運びできる能力”のこと。 一般的な意味での「強み」とは少しニュアンスが違うと前回書きました。 ポータブルスキルの条件は2つです。 ①たとえ今の仕事と全く違う業種に行ったとしても、立場がガラっと変わったとしても、変わらず使えるスキルであること ②一般的な強みが「自分が強いと思っていること」なのに対し、ポータブルスキルは「相手にとってうれしいスキル」で

          強みを“相手仕様”に格上げするポータブルスキルの磨き方

          「アイデア×情報×◯◯」戦略的行動力の方程式

          今日は前回の続きです。 自意識過剰からの脱却「誰もあなたを見ていません」 運が良い人とはタイミングが良い人のこと。まずは行動しようと書いたのですが、さりとて間違った場所で間違った努力をしても結果は出ません。せっかくだったら戦略的に動きませんか?というご提案です。 と偉そうに言いつつ。 先に断っておきますが、私自身はどちらかと言うと戦略的な人間ではありません。むしろ考えなしに動いちゃうタイプ(苦笑) 勢いで始めてみたけどなんか違うな、と思って途中でやめたことは数知れず。

          「アイデア×情報×◯◯」戦略的行動力の方程式

          自意識過剰からの脱却「誰もあなたを見ていません!」

          3年くらい前にやめていた個人コンサルのお引き合いが、ここへ来て増えています。 不安定な社会状況の中、このまま今の会社で働いていて良いのか?何か他に始めた方が良いのではないか?など、キャリア全般の相談です。 皆さん新しい時代への変化を感じていて、これからの生き方働き方を模索していらっしゃるようです。 相談者の立場や経験に合わせてアドバイスは変わりますが、本質的には皆さんに同じことを伝えています。 それは「思いつくことは全部やってみよう」ということ。 どれだけ素晴らしい

          自意識過剰からの脱却「誰もあなたを見ていません!」

          ハンパな人間なりの「ゆるい自分軸」の育て方

          私は昔からこれといったポリシーがなく、どなたのどんな話しを聞いても、たとえそれが自分と違う考えであったとしても、「それはそれで一理ある」と思ってしまうタイプの人間です。 たまに「どっち派?」みたいな問いに答えないといけない場面に出くわすと、困ってしまいます。「どっちもあり」だと答えになってないし、かといってのらりくらりし過ぎて「本音を言わないずるい人」とも思われたくないので(笑) 「Aだとこんなメリット・デメリット、Bだとこんなメリット・デメリット、プラスオプションCもあ

          ハンパな人間なりの「ゆるい自分軸」の育て方

          岡村さん炎上で考える、正義とは何か?について

          岡村隆史さん、炎上してますね。 さんざん報道やネットで出回ってる話なので、細かい内容は割愛しますか、 実は私もあの発言を聞いて「これはアカン!」と強く思ったひとりです。 なぜかというと、休業要請の対象業種に「風俗業」があるのを見たときに、真っ先に「そこで働いてる人はどうなってしまうか?」と密かに思いを寄せていたからです。他のどの業種で働く人よりも窮地の声が上げづらいだろうな、と想像できました。 私自身は風俗で働いたことはありませんが、風俗業って働く側からしたら生きるため

          岡村さん炎上で考える、正義とは何か?について

          仮説「業務改善とは、新たなムダに挑戦するためのスキマを作ることである」

          今日は前回の続き。 「働き方改革を推進した末、最も非効率とも思える経営判断に至ったわけ」 小さい会社を11年やってきた中で、適宜業務改善し、リモートワークなど最適な働く環境を整え、各方面のプロと連携しながらよりよいサービスを提供する環境を整えて来たにも関わらず、 ひょんなことから採用した未経験の第二新卒の出番を作るべく、アパレル業界に参入しファッションECサイトを立ち上げた、というのお話でした。 本業が順調なのに、わざわざ畑違いな仕事に手を出す必要があるのか?それこそ

          仮説「業務改善とは、新たなムダに挑戦するためのスキマを作ることである」

          働き方改革を推進した末、最も非効率とも思える経営判断に至ったわけ

          こんにちは。株式会社みらいびとの福島見容です。 今日は過去3年にわたり弊社で推進した働き方改革と、その後のチャレンジについてシェアしたいと思います。 私は2009年に会社を設立後、国内外のクライアント様の人事教育部門に対し、人財育成コンサルティングとニーズに合わせた研修プログラムを開発・提供する仕事をしています。 案件別に専門の講師やコンサルタントをアサインしたり、各方面のプロフェッショナルと連携して業務に当たることもあります。私単体でも年間120日以上の企業研修に登壇し

          働き方改革を推進した末、最も非効率とも思える経営判断に至ったわけ

          2年前にSNSをやめた私が再び自己発信し始める理由

          こんにちは。株式会社みらいびとの福島見容です。 人財育成コンサルティングの会社を経営しています。 久しぶりに自己発信したくなり、本日(2020年4月23日)より、noteをはじめることにしました。 お久しぶりの方には近況報告、初めましての方には自己紹介にかえて、第一回目の投稿です。皆さん、どうぞよろしくお願いします! 久しぶりに、ということは。 そう、以前は盛んに色々なメディアで自己発信していました。 私は2009年3月に会社を立ち上げたのですが、 当時は自分の色を出

          2年前にSNSをやめた私が再び自己発信し始める理由