【5分で知る不登校】不登校のお子さんが望むものが分からない親御さんへ
最初に
延べ6000人を越える不登校のお子さんや親御さん、学校の先生やスクールカウンセラーなどとお話をしたり聴いたりしてきました。
その中で、当事者の求めること、安心できた理由の『キーワード』を見つけることができました。
不登校のお子さん、元不登校の方、それぞれの親御さん、その他この記事にまつわる皆さんの繋がりと、話してくれた優しさに感謝しています。
そして、この記事を読んでくださった皆さんにも、ありがとうを伝えさせてください。
①『自由』
『自由』という言葉は、福沢諭吉が英語のLibertyを訳した際に
「自らをもって由となす」
と表現したのが始まりと言われています。
当事者のお子さんの多くが、
他人に与えられたものではなく、
『自ら(の意思や考え)』を『行動の由(理由)』にすること
を求めています。
そう、『自由』に必要なのは、『自分』というものなのです。
そのため、ゲームをしていても、Youtubeを観ていても、寝ても醒めても
『自分とは何か』『他とは何なのか』
ということに立ち向かっているお子さんが多いのです。
ただ、このすごく本質的(哲学的)な学びに本人が氣が付いていない場合があったり、この状況を理解できない、認められない親御さんが多くみられるのも現状です。
大人が認められない理由を、僕の人生経験から言える言葉で伝えると、
これこそが、大人が『不自由』と感じる理由なのかもしれません。
②『日常』
お子さんが不登校を選択したのち、
当事者のお子さんがストレスを感じる一つの要因に
不登校になって家庭の環境が変わった
というものがあります。
・家族で引越しをする
・親の仕事が変わる
・頻繁にLINEが来るようになった
・親が学校に行く回数が増えた
・フリースクールや習い事を勧めてくる
・親の趣味の時間が減った
・親の笑顔やコミュニケーションが減った
大きなものから小さなことまで。
それに対して本人が『わたしが(ボクが)不登校になったから』と、
気負ってしまうことがある。
お子さんの不登校選択以前と以降で、
行動を大きく変化をさせないことも大事です。
特に、親御さんの趣味や笑顔が減ったことは、
多くのお子さんが敏感に感じ取ったとおっしゃっています。
それくらい、お子さんは親御さんを見ているということなんですね。
親の行動をお子さんが不安になる方向に変化させる理由は、
・子どもの将来への不安
・自分の知らない世界への不安
・自分の身に降りかかることへの不安
です。お子さんではなく、親御さん自身の不安が要因の場合が多いです。
なぜ不安なのか、解決策はないのか、相談相手は合っているのか。
『自分』と向かい合って『行動の理由』にすることが大事です。
実は『自由』が必要なのは親御さんの方なんですよね。
③『安心』
とはいえ、引越しや仕事を変えるなどは、
場合によっては必要不可欠な環境の変化ですので、
当事者を交えて素直に明るく話せると良いと思います。
・お子さんと過ごしやすくするため (お子さん第一)
・お父さんもお母さんも楽しみながら(前向きな動き)
・新しい環境ではみんなが新入生 (支え合う一体感)
新しい日常には家族みんなが必要であると、お互いに確認し合うことができればいいなと思います。
不登校を選択したお子さんの多くが、
『自分は他の人と違う』『自分は社会に合っていない』
『親や大人に迷惑をかけている』『存在していいのだろうか』
などと、自分で自分を追い込んでいます。
そんな中、みんなでいるのが日常、
みんなで悩むのも日常、みんなで支えるのも日常になる。
そんな、自分がいるのが当たり前な状況が『安心』に繋がっています。
健やかに過ごせているお子さんのお話を聴くと、
とても明るく、自信ある声から『幸せ』を感じます。
終わりに
息子が不登校を選択してから、
『自分』て何者なんだろう?
『当たり前』ってどこからくるのだろう?
これって誰の『不安』なのかな?
『幸せ』ってなんだろう?
そんな概念と向かい合うことが多々あります。
そして、これらは僕が学生であったときには
誰とも話し合ったことのないことでした。
こういう、見過ごされてきた大切なものたちに向かい合う機会をくれる、我が家の子どもたちにも、それぞれの答えを教えてくれて、たくさんの氣づきをくれた多くの当事者のお子さんたちにも、あらためて『ありがとう』と伝えたいと思います。
多くの氣づき、学びを本当にどうもありがとうございます😊
もし、不登校で悩み、壁にぶつかって苦しいという方がいらっしゃったら、不登校のカウンセリングも行っていますので、☟の『ミライラボ』のリンクからぜひ一度お話しに来てみてください。
『ミライラボ』ってナニ?
と興味を持って下さった方、こちらの記事もよろしくおねがいします♪
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