時空を超えた恋人たち
今から書く3つのラブストーリーは、
ノンフィクションです。
ふと、思い出しました。
私が憧れる要素がいくつかあり、
思い出す度に、
こんなことが私に起きたらいいな〜と
思ってしまいます。
一つ目は、
海外に住んでいた頃に、
家族ぐるみでお付き合いしていた
私の友達の夫のお姉さんのラブストーリー。
そのお姉さんは、友達の夫よりも5つ年上。
法学部出身で、法律系のプロフェッショナルなお仕事に
長年就かれていました。
若い頃に婚約者がいましたが、
何かの事情で破談になり、
それ以来、ずっとシングルでした。
そのお姉さんは、友達家族と出かける時に一緒に付いて来たり、
何かのイベントにも参加されるので、
よく顔を合わせていました。
私は、彼女がずっと一人なんて、
もったいないなと思っていました。
仕事に追われ、
お金を使うこともなかったので、
定年退職した後は、
たくさんの貯金があり、
そのお金は、甥っ子達の教育費に使うと
話していたそうです。
そんなある日、
学生時代の友人のお葬式に
行くことになり、
そこで、数十年ぶりに、
昔の友達に会ったそうです。
その友達の一人と、
意気投合して、
交際が始まり、
彼女の人生は、輝き出しました。
彼がそのお姉さんの家に住み着き、
家で料理を作ったり、
二人で外食したり、
毎月どこか海外旅行を
楽しむようになりました。
お相手の方も法律関係の仕事をしていて、
成功され、豊かな暮らしをしています。
ご家族がいたようでしたが、
離婚されて数年くらい経っていたようでした。
60代で掴んだ幸せ。
まさかの展開に、人生って何があるか
わからないものだと、思いました。
二つ目は、私の知り合いのラブストーリー。
妹から紹介されたサイキックな彼女。
日本に里帰りするたびに、
彼女と会って、
いろいろとして、
相談に乗ってもらっていました。
私よりも3つくらい年下で、
見た目も可愛くて、性格も癒し系でとても素敵で、
憧れる存在でした。
ある年、
いつものように彼女と会って、
話し始めると、
彼女から、
私、今度、結婚することになりました、と
突然、告げられてびっくりしました。
彼女はその頃、40代の前半。
シングルマザーで一人息子を育てていました。
お相手がどんな人か、話しを聞いてみると、
学生時代の友達で、
もう20年以上前になるのですが、
その彼は、彼女のことがずっと好きで、
何度も告白したものの、
彼女がまったく友達にしか
見ることができなかったので、
お付き合いすることはありませんでした。
彼女が結婚した数年後に、
彼もお見合いで結婚したのですが、
それでもなお、彼は彼女のことを諦めきれず、
ずっと届かぬ思いを寄せていました。
その間、連絡をすることは
なかったものの、
FBの共通の友達から、情報が流れてきてたので、
お互いの状況はなんとなくわかっていたようでした。
その後、
同じような時期に、
お互いに離婚することになり、
彼からまた、連絡が来るようになりました。
たまに会って話すようになり、
会うたびに、
どうしても、君でないとダメなんだ、という
ほぼ説得に近いような落とし文句を言われ、
少しずつ、
友達しか見れなかった彼が、
素敵に見えるようになったとか。
この話を私にしてくれた時の彼女が、
とっても幸せそうで、
聞いてる私までも、幸せ気分を味わうことが
できました。
今、彼女はとても幸せに、
最愛の相手と一緒に暮らしています。
最後に、三つ目のラブストーリーは、
海外に住んでいた時の、
友達の義父のラブストーリーです。
その友達の義父母は、とても仲が良く
孫のイベントなどに、
積極的に参加していたので、
顔馴染みでした。
数年前に、突然、
義母が亡くなりました。
1年経ったある日、
私は、その友達に、
義父さんは、元気?
さぞ、寂しい思いをしてるのでしょうね、と
声をかけたら、
彼女は、ニヤリと笑って、
今、義父に彼女がいます、と
言いました。
ええ?
どうして、そんな展開になったの?と
聞いたところ、
その彼女というのが、
義父が、義母と結婚する前に付き合っていた元カノ
だというのです。
義父はその時、86歳で、
彼女は70代半ば。
元カノが近くに引っ越してきたことを
聞いて、
その義父が、彼女に会いに行き、
そこから、
お互いの家を行き来し始めたようです。
その結末がどうなったのかは、
私は知りませんが、
まさか、そんな年になっても、
元カノとまた、付き合うようになるとは、
人生って、わかりませんよね。
皆さんは、どのラブストーリーが
お好きですか?