好きでも嫌いでもない感情
この記事は2024.10.9の音声配信を文章にしたものです
先週の「#223 時間が解決することもある…?」の回で
青木さやかさんの「母」というエッセイの感想をお話ししました。
そこで、ヒロさんからいただいたコメントの中に、
「両親と仲が悪いわけではないけれど、好き嫌いの感情を持ったことがない」という言葉がありました。
これはわたしにとってすごく新しい発見で、
自分にはないフラットな捉え方に救われたような気持ちになりました。
なので、今日はそれについて少し掘り下げてお話をします。
親子関係が修復すれば、親を好きになれるのか
エッセイの中では、青木さやかさんが「母を好きになれた」と書かれていました。
時が経てば、わたしも親に対して好きという感情が湧くものなのかな、とぼんやり思ったんです。
それは子どもの頃、親への好きという感情が当たり前にあったからだと思います。
当時に戻るイメージを持っていました。
関係が良くなるとしたら、それは親を好きになることだ。
そんなゴールを設定していたような気がします。
100%好きにならなかったとしても、
例えば今が100%嫌いだったとしたら、そこから好き40%・嫌い60%になるとか。
好きの割合が少しずつ増えていくようなイメージでした。
ヒロさんは親子関係に悩んでいる(ダルトチルドレンである)というわけではないのですが、だからこそその言葉が響いたんだと思います。
好き嫌いにとらわれていないことが、目からウロコでした。
その考えがわたしの安心感につながりました。
親を好きでいなければという思い込み
考えてみると、同僚や友達にはこういう感情があります。
特に好きというわけではないけど嫌いでもなく、ただ普通に淡々と付き合える人。
もしかしたら、親だから特別だと思っていたのかなって。
つまり、思い込みですよね。
好き嫌いで分けなくても、どちらかの色で染めようとしなくても、 クリアなままでいいんだと思います。
親を好きに慣れなくても、それはそれでOK。
そこで好きになれなかった自分を責める必要はないのかなと思いました。
親子関係の修復やアダルトチルドレンの克服を目指すと、その先に親を好きになる未来をどうしても設定してしまいます。
でも、好きになれなくてもいいと思えるのは、わたしの中でとても大きなきっかけでした。
これからも、自分の気持ちと向き合っていけるんじゃないかなと思いました。
今回こういった考えるきっかけをくれたヒロさん、 本当にありがとうございます。
経験、過去、価値観が違うだけで、こんなにも考えさせられたり気づきをもらったり、励まされたり…
わたしもみなさんに日々たくさん助けられています。
今日のお話が、みなさんの参考になれば嬉しいです。
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