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愛のかたち、自由な心
どうも、こんちには。
澪凪(みおな)と申します。
先日、ある小説を読みました。
古市憲寿さんの『アスクミー・ホワイ』です。
舞台はオランダ・アムステルダム。主人公のヤマトくんと元俳優の港くんが、お互いに惹かれ合っていく様子を描いています。
特に印象的なのが二人の会話です。優しくて、心が癒されるやりとり。うまく言葉で表現できないけれど、「心がぽかぽかする」感じです。
体感を言葉にするって難しいね。。。
さて、本書は同性愛を描いた小説でもあります。実は私もゲイです。
正確には、8:2(男性:女性)くらいの割合でいけるかな。
以前は「なぜ、男なのに男を好きになるのだろう」と悩んだり、なぜ同性愛が存在するのかを調べたりもしました。結局、ちゃんとした答えは分からず終い。(笑)
ただ、最近思うのは――学者じゃないんだから、そんなことを考えても仕方ない、ということ。事実として、同性を好きになっているのだから、ただその事実を受け入れればいい。そこに理由を探す必要はないのかもしれません。
男性、女性は関係なく、人として魅力的なら、それでいい。
ただ、私が惹かれる人は男性であることが多いだけ。
それに良いも悪いもない。
どうだろう、こう考えると少し気持ちが軽くなる気がします。
また、話が飛躍するかもしれないですけど、
「あらゆる事象そのものに意味は存在せず、あくまで私たち自身が意味や理由をつくり出している」ということにも通じると思うのです。
そうだとすれば、それは大きな希望だとも思います。なぜなら、ある事象をどう解釈し、どう意味づけるかは、自由に変えられる(コントロールできる)からです。
『アスクミー・ホワイ』、ぜひ読んでみてください!
小さな言葉の種が、誰かの中で静かに芽吹きますように。
澪凪