BOOK#34「ハーバード×MBA×医師 目標を次々に達成する人の最強の勉強法」
●今回読んだ本
「ハーバード×MBA×医師 目標を次々に達成する人の最強の勉強法」―猪俣 武範著(出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン |2016年02月11日発行)
●内容メモ #ネタバレ
▼最大限のパフォーマンスを発揮するために最も大切な2つのこと
「人生で達成したいことを見据えて目標を立てる」
「何をやらないかをはっきりと決める」
【1】生涯目標を明確化する
▼目標設定
勉強するうえでも、あなたの理想的な将来のキャリアを考えるうえでも、最も重要なプロセス。
・モチベーション維持
・将来のビジョンを現実へと落とし込むことができる
※目標は絶えず変化していくので完璧な予測は不要
※大まかでいいので感覚的に思い浮かべる
※最も重要なのは「生涯で何を達成するか」
▼SMART GOAL(スマートゴール)
これら5つを満たす目標にすることで、目標を明確に設定できる。
・S pecific(より具体的な)
・M easurable(評価可能な)
・A chievable(実現可能な)
・R ealistic(現実的な)
・T ime-bound(期限内に達成可能な)
▼各カテゴリー×具体的な目標を設定
ブレインストーミングで創造したアイデアを分析し、7カテゴリに振り分ける。重複しているものや不必要な目標をトリミングすることで、自分にとって本当に必要なゴールは何かが明らかになってくる。
1. 仕事(キャリア)
2. 家族
3. 経済(金銭)
4. 健康
5. 教育(自己啓発)
6. 趣味
7. その他(ボランティアなど)
▼長期、中期、短期目標に設定&公開・共有
1. 目標をカテゴリー別に設定したら、10年分の目標設定を行う
2. 中期(5年後)、短期(1年後)とチャンクダウン
3. 毎日の生活における行動目標まで落とし込み、具体名をつける(複数の行動も、目標軸を設けることで行動の一貫性が生まれる→※)
4. 半年ごとに見返す(例.正月、6月)
※目標の一貫性
・個々の目標に一貫性があれば、その目標に必要な能力、努力、時間が適合し、目標間の結びつきを強め、ムダを省くことができる。
・互いに目標が影響し合うので、どれかひとつの目標に一貫性がなかった場合に、目につきやすく、すぐに修正や変更を加えることができる。
・一貫性ある複数の目標設定で、いろいろな角度から成長することができるようになる。
・複数の目標を持つ際に、それぞれの目標が自分のミッションと同じ方向に向いているか、考えてみよう。
▼履歴書を定期的(3か月毎)に更新する
履歴書(現状結果)と10年分の目標(目標)を定期的に更新する=自分の人生の「現在」と「未来」の2つの時間をマネジメントでき、目標と現状との距離が分かって、今何をやらなければいけないかを把握することができる。もし半年や1年経っても、履歴書を更新できるようなことがなければ、その間に進歩がなかった。つまり、短期の目標達成は実現しなかったということ。
【2】ムダを省いて、何を学ぶべきかを明確に
▼サンクコスト概念を取り除く
サンクコスト(SunkCost:埋没コスト)とは、すでに支払ってしまった費用。目標を決定する際には、過去のサンクコストに囚われることなく、今後それに時間を費やすことで得られる利益があるかないかのみで意思決定すべき。
▼継続による目標達成
目標を達成するうえで最も大切な戦略のひとつは、継続性。
「毎日1時間を確保する」のが難しいのなら、スキマ時間を使って1時間を捻出すればいい。
▼ポートフォリオ型目標でリスク回避
リスク…不確実性のこと。そこに良い悪いの尺度はない。コントロール可能。目標を複数持つことで、ひとつが駄目になってもほかの目標を目指すことができる(目標のポートフォリオ)。
▼教養ある人になろう
教養…その人が積み重ねてきた人生や経験そのもの。効率良く身につける方法は人の話を聞くこと、そして読書をすること。
▼×「AかBか」→○「AもBも」
目標や夢を実現するためには、「AかBか」の二者択一ではなく、AとBがともに自分の最終目標に必要なものであれば、あえて「AもBも」選択して、両方に挑戦すべき。
「満を持して…」と準備をしているうちに、変化についていけなくなり停滞してしまうおそれもある。
▼専門は複数持てばいい
時代の流れとともに、必要とされるスキルや人材は変化していく。
たくさんの人よりも秀でた能力があれば、そのような状況にも対応可能。
自分の根幹となる仕事を深めながら、枝葉を広げるように勉強して、いろいろな知識やスキルを身につけよう。
▼人生における複利
「複利」×「時間」の発想で、加速度的な成長を。
(1)学びのある環境に身を置く
高校受験や大学受験で頑張って勉強した人は、良い学校に進学することができ、その後の人生で継続的にその利益を享受できる。なぜならば、若いうちに勉強することで得た知識や経験は、その後も複利的に大きくなるから。ゆえに、若いうちには多少忙しくても、スキルアップできる職場にいるべき。そうすることで、そのときに得たスキルの恩恵を、その後長期間にわたって複利的に享受できる。
(2)ヒトに出会う
人との出会いは出会いを生み、さらにその出会いがまた新たな出会いを呼び込む。人とのネットワークを作ることに気後れしている暇はない。
【3】勉強する
あまりに内容が良すぎて。
書きすぎてしまいかねないので。。。
略。(非常に有益な本なので。是非自身で読んでみてください!)
●その他
▽なぜ読みたいと思ったのか
DaiGoがおすすめしていたので
▽興味を持ったきっかけ
目標の立て方に迷走中だったため
▽この本を読むことの意義
複数やりたいことがある中でどのように目標を立てればいいのかのヒントを得る
▽どんな本の内容だと思って手に取ったのか
目標を叶える手法と勉強の着手方法を学べると思って
▽実際読んでみてどんな本だったのか
目標の立て方についても想像以上に焦点が当たっており、さらには勉強の仕方も非常に充実していた。特に、新分野について学ぼうと思ったときには5冊くらいその分野の本を読み漁れ!というのが、理由と合わせて目から鱗。なるほど…そりゃそうだ!という衝撃。全般的に非常にタメになった。これは、ヒトに非常におすすめしたい本。内容が濃すぎて、あまりにも長くなるので、実践部分は掲載をやめておきます。本当にすごくいい本。読んでよかった。まずは、7つそれぞれに目標立てることからはじめよう。
▽どのように始まり、どのように終わったのか
目標の立て方→ムダを省く→勉強していく(+事例)
▽タイトルをつけ直す(要約)とすると?
学生と社会人の必携本 人生計画と実践
▽知らなかった単語(用語)について
・ディストラクション…「気が散る」という意味。1日の中で気が散ってしまう時間を減らして、限られた時間の集中力を高めることが、勉強や仕事の効率を高めよう。
・テストステロン…集中力や記憶力が上がるホルモンとして、男性ホルモンとしても有名なテストステロン。自信を与えるポーズをとることで分泌を増加させることができる。
・グロービッシュ…英語圏で生活していくための「伝われば十分」という、非ネイティブのための英語。英語を話す世界人口の78%は非ネイティブ。
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