あなたの骨盤底筋はどちらの方向へ?
◾️骨盤底筋はあなたの大事な臓器を支えている
骨盤は下から見ると空洞のように穴が開いていて、その穴を骨盤底筋が覆い、膀胱、子宮、直腸といった重要な臓器を支え、正しい位置に保っています。
昔の和式の生活様式(トイレ、座り方、家事労働)は自然に骨盤底筋を鍛え、上に持ち上げる力をつけてくれていました。しかし現代の洋式の生活、そして便利な生活で家事労働が少なくなり、骨盤底筋は何も意識しなければゆるみ、重力に従って下の方向に向かっていってしまいます。
◾️骨盤底筋がゆるんで下に向かっていくとどうなるの?
まず、疲れやすくなります。内臓が下がって動きが悪くなるという理由もありますが、上半身の重みを骨盤底筋で支えられず下半身にずっしりとかかるので、歩く、立つ、階段を上る時に足腰に負担がかかり疲れる。股関節や膝を痛める原因にもつながります。
他にも
・体幹が弱くなり姿勢が悪くなる
・体の巡りが悪くなる
・呼吸が浅くなる
・尿もれ、頻尿、尿の出が悪いなど排泄のトラブルにつながる
などなど
そしてそのまま年齢を重ねると骨盤臓器脱といって、膀胱、子宮、直腸が下がって膣からそれらの臓器が出てきてしまうなんていうことも。60歳以降になると骨盤臓器脱手術の保険請求が増えるそうですが、皆さん内緒にしているのでしょうか、意外と臓器脱に関しては知られていません。膣に何か挟まっているような違和感を覚えて病院に行き、初めて病名を知るという方も少なくないのです。
◾️あなたの骨盤底筋は上の方向に向かう?
お尻の左右にある坐骨で座面を押して姿勢正しく椅子に座ると、ちょうど会陰(経口と肛門の間)の辺りが座面に当たります。
分かりにくい方は20㎝角くらいのハンカチタオルをくるくると丸めて、尿道、経口(膣)、肛門がタオルに当たるように縦に股下に入れてみましょう。そして
息を吐きながら会陰の辺り、又は膣をを引き上げてみましょう
???な方、ぜひフランス式膣トレで骨盤底筋を目覚めさせましょう!
◾️あなたの運動は骨盤底筋を鍛えてる?痛めてる?
実はヨガをする時この「会陰を軽く引き上げながらポーズをとる」というのはムーラバンダという生命エネルギーを巡らせるための大事なテクニックです。
バンダを締めることができればヨガをしながら骨盤底筋を鍛えることができますが、この感覚が分からなければ骨盤底筋の意識が抜け、長年ヨガをやっているのに尿もれをする・・・なんていうことにもなりかねません。
皆さん現代の便利な生活での運動不足を補うために、ウォーキング、筋トレ、ダンスなど運動をしている方も多いと思います。
しかし先ほどのヨガの例のように、骨盤底筋を引き上げる感覚が分からず、しかも筋トレなどで腹圧をかけた時に骨盤底筋を下に押し出す力を一緒にかけていたら…骨盤底筋を鍛えるどころか痛めることにもなってしまうのです。
◾️全ての成人女性にフランシス式膣トレを!
和式の生活様式がなくなりつつあり、便利な生活が長くなった今、20代でも骨盤底筋が弱くなっている方は多いです。
フランス式膣トレは見える部分は動かさないインナーの筋トレですので、通勤電車や信号待ちなど、いつでもどこでもできて忙しい現代人にピッタリ!
しかも怪我や病気などで運動ができない方や高齢者でも安全に行っていただくことができます。
隙間時間でできるフランス式膣トレを毎日の生活に組み込み、無理なく体を支える力をつけていきましょう!体だけでなく、心も支えてくれることに気付くと思いますよ。
※治療中の方は必ずお医者様にご相談の上行ってください。
※妊娠中は行わないでください。産後は3ヶ月以上経ち、お医者さまから筋トレなどの許可がでてから行ってください。