秋にすすめたいスパイスの取り入れ方【中級】
今日は、普段のお料理のレパートリーが広がる、スパイスについてお話ししたいと思います。
スパイスの魅力
スパイスはお料理に風味を加えてくれる調味料の一つですが、それだけではなく、健康効果も高い食材だということを知っていますか？代表的なメリットを挙げてみましょう。
抗酸化作用：細胞を守るポリフェノールやフラボノイドが豊富に含まれているものもあります。これにより、老化防止やがん予防が期待されます。
抗炎症作用：慢性炎症が引き起こす生活習慣病（心疾患、糖尿病など）の予防に効果的です。
代謝アップ：辛味成分が交感神経を刺激し、脂肪燃焼や体温上昇を促します。
腸内環境の改善：多くのスパイスは消化促進に役立ち、腸内の善玉菌をサポートします。これにより免疫力の向上や便秘解消が期待できます。
それぞれに多様な栄養素が含まれており、人間の治癒特性を高める効果が期待できるのです。
秋におすすめのスパイスと活用方法
では、私が普段取り入れているものを含め、この時期に取り入れると良いスパイスについてご紹介します。
《シナモン》
シナモンの木の樹皮、葉、花、果実、根は、何千年もの間、世界中で伝統医学に使用されてきたそうです。
主な栄養素：カリウム、カルシウム、ベータカロテン、ビタミンA、シンナムアルデヒド
カラダが喜ぶ理由
血行促進：体を温める効果
抗酸化作用：免疫力を上げる効果
抗炎症作用：炎症を抑え、関節痛や体内の慢性的な炎症を軽減
血糖値の調節：食欲を安定させ、甘みをプラスすることで糖分の摂取を減らす効果
取り入れ方
私は朝食のオートミールにふりかけています。ホットミルクやヨーグルトに入れても良いですし、焼きリンゴやパンプキンパイ、スイートポテトなどのデザートににプラスしても美味しいですよね♪
《ナツメグ》
ナツメグは馴染みのない方もいらっしゃるかもしれませんが、熱帯地域の常緑樹の果実の種から作られます。
主な栄養素：抗酸化物質、シアニジン、エッセンシャルオイル（テルペン、フェニルプロパノイドなど） ポリフェノール
カラダが喜ぶ理由
疲労回復：自律神経を整え、不眠症などに効果的
鎮静作用：心をリラックスさせる効果、痛みを和らげる効果
腸内環境改善：消化を促進する効果的
血圧安定：血管を弛緩させることにより血圧を下げる効果
取り入れ方
ナツメグといえばハンバーグなどの挽肉料理にいれるのが代表的ですが、せっかく買ったらもっと自由に使ってみてください。普通に野菜炒めに混ぜても良いアクセントですし、スープに入れたり焼き菓子に入れても風味が立って美味しいです。生姜やシナモンなど他のスパイスと組み合わせて使ってもOK。
《クローブ》
クローブは花のつぼみを乾燥させたもので、わりと一年中手に入れることができます。
主な栄養素：抗酸化物質、マンガン、ビタミンK、カリウム、ベータカロチン、オイゲノール
カラダが喜ぶ理由
抗ウイルス特性：抗菌・抗ウイルス作用があり、風邪予防に効果的
血行促進：体を温め、冷え性を改善する効果
生活習慣病予防：フリーラジカルのレベルを下げる効果
鎮痛作用：歯痛や喉の痛みを和らげる効果
取り入れ方
少し癖の強いスパイスですが、タイ料理によく使われているそうです。甘い香りがあるので、ホットミルクと合わせてチャイティーにしたり、煮込み料理やカレーに混ぜたりしても美味しいです。
《ジンジャー（生姜）》
生姜については以前こちらでも別に記事にしていますので、ぜひご参照ください。
主な栄養素：抗酸化物質、ジンゲロール、フィトケミカル化合物
カラダが喜ぶ理由
免疫力向上：抗酸化物質により風邪を予防する効果
血行促進：体を温める効果
抗炎症作用：痛みの軽減、炎症、吐き気、風邪の症状を和らげる効果
消化促進：胃腸の調子を整える効果
取り入れ方
生姜は味噌汁などのスープによく入れていて、他にもお肉料理に入れたり、炒め物、焼き菓子、温かい飲み物にも混ぜたりします。 蜂蜜やニンニクとの相性が抜群ですね！
※どのスパイスも、たくさん摂取すると逆にカラダに負担になることがありますので、適量使用してくださいね！
最後に
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
秋は気温の変化が激しく、体調を崩しやすい季節です。スパイスをうまく使うことで、冷えや疲れを解消し、季節の変わり目を健やかに過ごしましょう。
この時期にスパイスをお料理に取り入れるときのポイントは、
旬の食材と組み合わせる
温かい料理に活用する
甘みの調整に使う
です。
スーパーで手軽に手に入りますので、ぜひ日々のお料理にプラスしてみてください♪
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