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食べもの本来の美味しさと栄養を楽しもう【中・上級】

今日は、カラダの健康管理の基本事項として挙げた「 ホールフード(Whole Foods)を選ぶ」についてお話ししたいと思います。

目次

ホールフード(Whole Foods)とは?

ホールフードは直訳すると「まるごとの食べ物」という意味ですが、公式な定義やリストは存在しないので人によって解釈が異なる場合があります。
私は、

  • 自然のそのままに近い食材

  • 加工、精製がされていないor 最低限の食材

  • 人工的な添加物(調味料、香料、着色料、飽和脂肪酸など)がない食材

と理解しています。

もう少し詳しく挙げると、

  • カット、冷凍がされていない、そのままの果物や野菜

  • 未加工の肉や魚

  • 玄米や全粒粉小麦などの全粒穀物

  • 素焼きのナッツなどの種実類

  • 牛乳、ヨーグルト、ナチュラルチーズなどの味付けされていない乳製品

のことです。

なんでホールフードがいいの?

リストアップしてみると、いかにも「健康志向の人の食事」って感じですよね。
では、ホールフードにはどんなメリットがあるのかを簡単にご紹介しましょう。

自然な風味と食感が味わえる

生で食べられるような新鮮な野菜や果物には、その食材本来の風味や食感があり、丸ごと食べることでより豊かな味わいが楽しめます。今まで濃い味付けに慣れてしまっている方は、舌が慣れるまでに時間がかかるかもしれませんが、これをマインドフルに感じることによって、食事が一層楽しくなります。

全体的な栄養価が高い

食べ物は、加工の工程が多いほど、原材料の栄養価がどんどん失われてしまいます。その点、ホールフードは無加工または加工が最低限であるため、食材本来の栄養をそのまま享受することができます。すごく効率的だと思いませんか?

食物繊維が豊富

「野菜や果物は皮ごと食べたほうが栄養がある」というのを聞いたことがあるかもしれませんが、できるだけ皮も「まるごと」食べることによって、食物繊維を多く摂取することができます。

食物繊維は腸内環境を整えてくれる他、血糖値やコレステロール値、血圧の安定にも効果が期待できます。また、満腹感が得られるので食べ過ぎを防ぐこともできるでしょう。

抗酸化物質が豊富

野菜や果物の皮や種には、食物繊維だけでなく抗酸化物質が含まれています。抗酸化物質は細胞の損傷を防ぐので、お肌を含めたカラダの老化や疾患のリスクを低減する効果が期待できます。また、近年注目されている免疫機能も強化されることがわかっています。

ホールフードばかり食べなきゃいけない?

ここまでで、ホールフードがどれだけカラダに良いものなのかは分かりましたが、ホールフードばかりを選んで生きていこうと思ったら、一気に食の幅が狭まる気がしますよね。

でもご安心ください。何事もやりすぎはよくありません。その理由は、、、

いい加工食品もある

ここで追加情報ですが、ものによっては加工することによってより良い効果が期待できる食品もあります。

その代表がズバリ発酵食品です。
日本で手に入る発酵食品といえば、納豆、味噌、酢、キムチ、麹調味料などが挙げられます。
どれも我が家で重宝している腸活食品です。(私は発酵への愛が強いので発酵食品についてはまた別の記事にします。)

トマトの缶詰も生のトマトよりリコピンの含有量が増加する上に長持ちするという優れものです。(一方で、ビタミンCが減ったり缶の内側の化学物質に注意したりする必要はあります。)

ココロの栄養も大切に

継続のコツの記事でもお話ししたように、急に極端にあなたのライフスタイルを変えると逆にストレスになりますし、多様な食体験をすることがココロの健康につながる人も多いです。

「毎日ホールフードしか食べない」または「毎日加工食品や添加物を摂る」という偏った生活ではなく、「いつもの食事はホールフードを意識しつつ、たまには外食したり旅先で現地の料理を楽しんだりする」など、あなたに合ったバランスを見つけられるといいですね。

最後に

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

今の食生活を振り返ると、冷凍食品やカット野菜、ソーセージやハムなどの加工肉もたくさん食卓に並んでるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ご紹介した食材を見ると想像できるかもしれませんが、ホールフードにこだわろうとすると食材のコストが高くなります。つまり、これはあなたのカラダへの自己投資なのです。

極端なことを言うと、カラダに負担がかかっても安くて満足感が得られる食品を食べて、あとで病気になった時に医療費を払うか、健やかな体を維持するために今食べ物に投資するか、というお話かもしれません。

この価値観も人それぞれですので正解はありませんが、この記事があなたが食べ物の選び方を考え直すきっかけになれば幸いです。


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