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【体験談】体調不良のカラダとココロの向き合い方

今回は、昨日の「カラダもココロも健康である大切さ」というテーマに関連して、カラダとココロが繋がっていることを身をもって実感した体験談と、体調不良のときの自分との向き合い方についてお話しします。


わたしの体験談

自分の体がコントロール不能?!

私は体質改善に取り組んでから、基本的に体調を崩すことがありません。たまに肌荒れしても風邪っぽくなっても一時的です。

でも長期的に体調が悪くなり、体のコントロールが効かなくなったことがありました。それは初めて妊娠した時のつわりでした。

つわりの間は気持ち悪くて何も手につかず、何を食べたら楽になって何を食べたら悪化するのか、その日食べたものと体調を毎日記録して一つ一つ試しては失敗するしかありませんでした。

今までは全然惹かれなかったジャンキーなものが食べたくなって、食べたら食べたで胃がもたれてまた気持ち悪い。
腸内環境を気遣って摂っていた麹調味料や納豆などは匂いが受け付けず、果物やゼリーなど空腹に糖質を入れるという、今まで避けてきたことをする羽目になり自己嫌悪です。

知らぬ間に精神的にもネガティブに…

倦怠感によって、毎日の心のケアでもあるスキンケアやセルフマッサージどころか、今日着てきた服の片付けや爪切り、そういった生活の一切がうまくできなくなりました。

仕事はそれなりに上手くこなせているつもりだし、同僚とは笑いながら会話もできるのに、家の最寄り駅で電車の席を立った瞬間から具合が悪くて仕方ない。早くつわりが終わって欲しいと願う日々でした。

同時に、「吐きづわりの人に比べて私は軽い方なのに、なんでもっと体力のコントロールもできないのか」と自分を責めたり、妊娠出産関係で調べなければいけないことが山ほどあるのに、手をつけられず焦ったり。

テレビやSNSやスポーツ観戦を楽しんで、以前と変わらず過ごしている夫を見てイライラしたりもしました。

あれだけホリスティック栄養学を学んだのに何も活かせず、精神的にもネガティブになっていく自分をただ見つめながら何もできずにいました。

カラダの体調の改善

結局その妊娠は早期流産で終わってしまいまいました。
その時の詳しい状況や心境についてはここではお話ししませんが、亡くなっても赤ちゃんがお腹にいる間はつわりは続き、通常は流産の手術をすると消えます。

例にならって私も手術を受けた次の日から急につわりがなくなって体調が良くなり、まあ家事がはかどることはかどること!

その時になって初めて、この数週間自分が本当に体調が悪い状態で過ごしていたのだ、ということを実感しました。

ココロの体調の変化

実は手術の前日に親知らずの抜歯をしたので(バカですよね)、すぐに何でも食べられる状態ではなかったのですが、体調が良くなったことで俄然気持ちが前向きになりました。

カラダとココロが繋がっているということを身をもって実感した瞬間です。

手術前日まで仕事以外の時間では毎日号泣して、何も手につかなくてすぐ横になったり、立ち直りが早い夫にイライラしたりしていました。

でも手術後は、書き出した自分の気持ちを整理して、まだ涙は出ますがこの悲しみと苦しみを受け入れることができたし、妊娠中に何も手につかなかった私の代わりに家事をたくさんしてくれた夫に感謝の気持ちが生まれました。

ホルモンバランスが関係していることは確実ですが、カラダの体調の改善が大きな要因だったと感じています。

どうすればよかったのか?

「無理しないでね。」
妊娠中に産院の看護師さんや職場の先輩から何回もかけてもらったこの言葉。
「ありがとうございます。大丈夫です。」
私は本心でこう返していましたが、今振り返ると全然大丈夫じゃなかったんですね。

「自分はこんなに頑張っているのに(またはこんなに辛いのに)なぜあの人はこうなのか」
そう感じる時は、自分のココロに余裕がない時です。確かに、そのとき私のココロには余裕がありませんでした。

では、どうすればよかったでしょうか?
あなたがもしこの時の私と同じ状況になったとしても対処法は異なるかもしれませんが、私の結論は「頑張らないという選択をとるべきだった」です。

それを実行するための、具体的な方法についてまとめてみます。

体調不良の自分との向き合い方

①いったん立ち止まって自分の状況を見つめ直す

「大丈夫です」と答えていた私は、まだまだ自分の工夫次第で働けると本気で思っていました。

でも今振り返れば、だんだん精神的にも荒んでいき、帰宅後は無気力感、自己嫌悪・自信喪失、夫への不信感、、、
明らかにココロの不調に陥っていました。

必死で毎日を走り続けていると、それがカラダの不調から来ていることに気づけないものなのだということに、この時気付かされました。

私がやっていたことといえば、SNSやYouTubeを見て気を紛らわせることでしたが、やるべきだったのはカラダの不調を感じた時点でいったん立ち止まり、自分のココロに耳を傾ける時間を作ることでした。

②他人と比べて自分を追い込まない

「吐きづわりで水分も取れない人に比べたら私のつわりは軽いから」
「あの先輩は妊娠中でもこれだけ仕事していたから」
「妊娠初期は中期以降の人に比べて母体の行動の影響は関係ないから」

私はこのように他人と比べることで頑張る理由を作っていました。

これらは実は自分で思いついたことではなくて、産院の先生や職場の先輩など周りの人から言われた言葉たちから作られた固定概念。

カラダは人によってちがうのだから辛さだって人それぞれです。どれだけ他の人が自分より重症だろうと元気だろうと、自分が辛いと感じるならばそれを認めて頑張らない選択をとる勇気をもつことが必要でした。

③カラダを労るために完璧主義を捨てる

体験談から分かる通り、カラダが不調であることによってココロも不調をきたします。

今回の私のケースは原因が妊娠によるつわりなので、根本的に改善することは難しかったと思いますが、カラダを労るという意味ではできることがありました。例えば、

  • 仕事を休む

  • 夫に甘えて家事を全面的に頼む

  • 無理に健康的なものを食べようとしない

  • 何も手につかない自分を責めない

この全てに共通することはズバリ「完璧主義を捨てる」ことです

仕事を休む

職場の繁忙期とつわりの時期が被ってしまい、特に忙しい日は絶対休んだら迷惑をかけてしまうと休めずにいましたが、実際は私1人抜けても回らないことなんてありません。

夫に甘えて家事を全面的に頼む

人にいつも自分がしている仕事を任せると、自分の納得いかない仕上がりになることもあります。
それでもこっちは何もできないのだから目を瞑る!

やってくれたことにとりあえず感謝して言葉にして伝えることで、自分のココロも相手のココロも落ち着きます。

無理に健康的なものを食べようとしない

ふだん健康に気遣った食事を心がけている分、いつも通りの食事ができない自分がもどかしい。

「でも何も食べないでいるよりはいい!」とわりきって、食べられるものを食べられた自分を褒めればいいのです。

何も手につかない自分を責めない

“具合悪い時は頑張らない”
これを頭の中で唱えて何もできない今の自分を許すこと。

人によっては努力が必要ですが、普段から自分を甘やかす練習をしておくと良いと思います。

最後に

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。(いつもより長くなりました)

色々な面で人生の中でも辛い経験でしたが、ここから学んだことがたくさんありました。

体調不良で何もやる気がおきないとき、少しでもこの記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。

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