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素敵な人①真似したい憧れの生き方

素敵な生き方だなあ…とか真似したいなあと思った人を考察していこう。

第1回目は、栗原はるみさん。
生き方、考え方、センス、子育て、夫婦の在り方、努力し続けることの大切さ、姑としての生き方、そして1人の人間の死に方(家族の看取り方)まで教えてくれた人。
私が初めて栗原はるみさんを知ったのは、レシピ本著書「ごちそうさまが、ききたくて」だった。

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主婦になってまだ間もない慣れない家事に、私は悪戦苦闘していた頃だった。

憧れだった専業主婦の座についたというのに、何故かうまくいかなかった。
女も仕事を持ってバリバリ働くことがかっこいい時代に、私は逆行した選択をした。

自分がそうしたいからそうしたのだが、それほど幸せだと思えなくなってきていた。

上手くいっていない焦り。

自分だけが取り残されているような虚無感。

軌道修正すべきなのではないかという不安。

描いていた生活とは程遠い現実に打ちのめされそうになっていた。
バリバリ働く友人知人が眩しく見えて、毎日ため息をついていた。
虚しかった。ただただ焦っていた。

そんな時に出会った栗原はるみさん。

レシピ本を何度も何度もページをめくり、暗記するほど読んだっけ……

この本にあるレシピを全部作ろうと心に決めた。

器も素敵で、同じような器を探し求めた。

なかなか同じようなものがなかったから、陶芸を習いに行った。

とにかく少しでも彼女に近づきたかった。

彼女のようになりたかった。

彼女が胸をはって「私は家事のプロ」という言葉にハッとした。
単なる家事ではなくプロとして家の仕事を極めていく姿に熱くなった。

そうだ!私は間違ってない。

家事のやり方や心の持ち方に問題があっただけだったのだ。

私は、気が付いた。

自分の進むべき道のようなものがはっきりとわかった気がした。

遠い世界の憧れの人は、ますます努力を重ね定期雑誌を発売するようになった。

「すてきレシピ」楽しみにしていた雑誌。

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そのうち株式会社を立ち上げ、店舗を次々に出した。

彼女のレシピを作り続け、生活を真似てみた。

いつの間にか、「センスいいね」と言われるようになった。

彼女のレシピの中で一番好きなのは、鶏肉のネギソースだ。これのお陰で私は、お料理上手というポジションへと降格した。

彼女の2人のお子さんも成長され、同じお料理の道に進み、それぞれ結婚しお孫さんも生まれ、傍目には全てが順風満帆のように見える。

しかし、栗原はるみも普通の人間。大変なことも苦しいこともある。

ただ、彼女はどんな困難も前向きに笑顔で今すべきことをひたすらこなしているだけだった。

私が一番衝撃を受けたのは、夫である栗原玲児さんが、癌になりご自宅ではるみさんの介護を最後まで受けたこと。

なんて素敵な生き方なんだろう、いや素敵な死に方だ。
自宅でお仕事を続けながらも、夫を自宅で看取る。

自宅で愛する人のすぐ側で最後まで過ごせるなんて。癌になったら癌と闘って最後は病院で死ぬという固定観念を見事に覆してくださった。

私もそうしたい。
自分が癌になっても自宅に最後までいたいし、夫がそうなっても自宅で居させてあげたい。

現在、夫を亡くし一人暮らしをしているようだ。

子供たちに寄りかかるわけではなく、一生懸命自分自身の生き方を模索しながら今日も頑張っている様子が、彼女のインスタグラムから伝わってくる。

いつもどんな時も、感謝しながら何事も手を抜かずに一生懸命生きている。

栗原はるみさんの真似したい部分のまとめ

①一生懸命努力する

②妥協せずやり抜く

③感謝を忘れない

④いつも笑顔

⑤聞き上手

あっ、そうそう彼女が一番素敵だなっと感じたのは、仕事の前に必ずスタッフのためにシフォンケーキを焼くというところ。

彼女自身、両親の愛情をいっぱいもらって育ってきた人なので、愛に溢れた優しい人なんだなあと思った。

いつも優しさをありがとう。

私も頑張ります。

少しでも憧れのあなたに近づけるように。


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