AIについて考えることは、即ち人間について考えることである
AIについて考えることは、即ち人間について考えることである。
本書を読み終えて、いかに私たちが、私たち自身について知らない、あるいは、定義をできないことが多いかを思い知らされた。
たとえば、私たちを知的たらしめている一つの能力として「無視する能力」がある。日常生活において、その場において重要ではない情報を無視することができるおかげで、さまざまなことを柔軟に対応することができているのだ。
また、AIに対する私たちの態度も非常に面白いテーマだ。人間だと許せることでもAIだと許せないというラインが存在するだろう。
こういった議論が、私たちの価値観を改めて認識するきっかけになる。
AIを恐れることなく、落ち着いて重ねた4者の議論は、とても刺激的だ。
これからますます私たちの生活に馴染んでくるであろうAIを巡る議論や、私自身の違和感をなおざりにすることなく、私への問いと捉え直していきたいと思う。
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