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#読書の秋2022

AIについて考えることは、即ち人間について考えることである

AIについて考えることは、即ち人間について考えることである

AIについて考えることは、即ち人間について考えることである。

本書を読み終えて、いかに私たちが、私たち自身について知らない、あるいは、定義をできないことが多いかを思い知らされた。

たとえば、私たちを知的たらしめている一つの能力として「無視する能力」がある。日常生活において、その場において重要ではない情報を無視することができるおかげで、さまざまなことを柔軟に対応することができているのだ。

また

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子どもを持ち、新しい人生に出会う

子どもを持ち、新しい人生に出会う

岡田さんの文章はこんなに力強かっただろうか。

前著を読んだのはだいぶ前だから、もしかしたら全然変わっていないのかもしれないが、たしかに、言葉に強い芯のようなものが宿っているように感じた。
そうだとしたら、間違いなくこの本で描かれている"子どもを持つこと"がそうさせたのだと思う。

いままで自分のために流れていた1分1秒の時間が、誰かのものとなっていくだけでなく、輝き出していく。この本は、そんな時

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