障害者も健常者もお互い助け合いませんか?っていう話
先日、接客していてモヤッ&イラッとしたことがあったので、書いていきたい。
うちのガソリンスタンドはセルフレーンとフルサービスレーンとがあり、フルサービスレーンはトラックと共有になっている。
だからフルサービスで給油したいお客様は待って頂く場合が多い。
自分では給油したくない。窓拭きサービスを受けたい。などの理由で待ってでも、しかもセルフよりちょっと単価が高いフルサービスを利用したい方は一定数いるのだ。
それを踏まえて…
私の働いている自治体は障害者本人もしくはその家族に、給油券という補助があり、月ごとに1枚で何ℓと変動する。
毎月変動なので手打ちでセットしなくてはならず、セルフレーンに来た方も対応している。
セルフレーンは当然セルフなので、セットした後、給油はお客様で。終わったらサインをもらう。という流れ。
先日、人がいないとても忙しい日にセルフレーンに給油券のお客様がやって来た。
私はその前にタイヤの問い合わせで店内に案内したお客様を対応していた。
人がいないので、タイヤのお客様には少しお待ち頂きながら、セルフに呼ばれた別のお客様を対応し終わって、店内へ戻るところを給油券の方に呼び止められた。
中でセットし「給油どうぞ」と声をかけると「え?」
と言う顔をされた。「こちらで給油する感じですか?」と聞くと「どういうこと?」と言われた。
「どういうこと?」ってこっちのセリフなんだが。
どうやらその方は足が悪いようで、車からは降りず、また「足が悪くて降りられないから、給油して欲しい」とも一切言わず、察してちゃんだった。
この時点で、フルサービスレーンに何故来ない?
と思ったのだが。
「今回は給油しますが、次回はフルサービスレーンに来ていただけますか?」
と言うと
「えーだって、前来た時セルフでも給油してもらえるって言ってたけどー」
誰だよ言った奴💢
イラッとしたが、こちらで給油をしサインをもらったら、今度は
「窓拭いてくんない?」
セルフレーンに来といて、ワガママ過ぎないか?
「あの、私、お客様より先に対応しているお客様を店内でお待たせしているんです。今日はスタッフの人数も少ないので、窓拭きするまで大変(強調)時間がかかりますが、よろしいですね?」
「じゃあいいや」
その場を離れようとしたら
「やっぱ拭いて」
フルサービスレーンに来いやーーー!!
と叫びたくなるのを必死でぐっとこらえ丸。
『竜とそばかすの姫』の知る人ぞ知る、ひとかわむい太郎・ぐっとこらえ丸の声は宮野真守です。
脱線したので戻ります。笑
「じゃあ、お時間いただきますね」
と告げ、私はインカムで
「〇番の給油券のお客様、窓拭きして欲しいとのこと。給油は終わってます。お時間ももらってます。タイヤのお客様対応するので、手が空いたらお願いします」
と言い、店内へ戻った。
セルフレーンにきて、車椅子に乗り換えて自分で給油してる方もいらっしゃる。もちろん、フルサービスを利用している方もいる。
別にどっちが偉いとか、良いとかじゃなくて、自分のしたい方を選べば良い。
ただ、最低限のルールには従って欲しい。
それは障害者だろうが健常者だろうが関係ない。
電車の優先席だって、空いてれば誰が座ってても良いだろうし、混んでても具合が悪かったら誰でも利用すれば良い。
そして何か協力して欲しい時は、言い方ひとつで相手の気持ちが素直になるか?壁を作るか?ガラリと変わるのだ。
そしてこれは、私が普段誰かに何かを頼む時に気をつけていることだ。
仕事でも家族や友達、店員さんに対しても。
言い方ひとつで、本当に変わる。
場合によっては、ちょっと無理難題かも?ということも解決へ導けたりする。
障害者と健常者が協力し合って生きていくことは、そんなに難しいことなのだろうか?
障害者の害をひらがなにしたところで、何が変わるのだろうか?大事なのはそこじゃないだろう?
人対人の関わりであって、障害のある・なしは後の話だと、私は思う。
セルフレーンでフルサービスを受けようとする、ルールを守れない彼女の周りには、人は寄って来ないだろう…。
ヘルパーさんがいたとしても、相当ワガママで仕事でも、きっと関わりたくないんじゃないかな?
人が足りないのはウチだけじゃない、業種関係なく、どこもかしこも人手不足。
だからね、「少々お待ちください」とか「お時間いただきます」って言われたら、本当に手が回らなくて時間欲しいので、辛抱強く待ってて欲しい。
「時間が無いから急いでくれ」とかやめて。知らーん。