音楽朗読劇READING HIGH 『YOUNG WIZARDS〜Story from 蘆屋道満大内鑑〜』(⚠️ネタバレあり)

10月1日(土)昼の部を娘と観てきました。

宮野真守、中村悠一、諏訪部順一、浪川大輔、鬼頭明里、津田健次郎、朴璐美

錚々たるメンバー。

最初、マモが出ること知って、次に朴璐美さんが出ると知って、

「絶対観にいきたい!!チケットよ、当たれぇぇぇ!!」

と、マモのファンクラブ先行より早かった、チケットぴあ先行でプレミアムシート申し込んで、見事に当たった✨️

藤沢文翁さんの朗読劇を生で観るのは2020年の2月22日(猫の日🐈🐾)シアタークリエで観た、

VOICARION VII~龍馬のくつ~』

以来で、その時はマモ、山寺宏一さん、林原めぐみさんの3人で、山ちゃんの七変化と林原さんの姉御っぷりを間近で聞けて、なんて贅沢な時間なんだろう。また観たい!!と思っていたら、初めての緊急事態宣言に入ってしまった。

今回観にいけるまで、配信で

ALCHEMIST RENATUS~Homunculus~In 武道館

THANATOS タナトス

2公演のリーディングハイを配信で観て、ヴォイサリオンとはまた違う豪華な演出に、会場で絶対観たいと思っていたら、今回5周年記念公演にマモが主役で出演すると聞き、チケットをゲットできた。


あらすじ

時は鬼が跳梁跋扈ちょうりょうばっこする平安時代、人の心の闇である妬み、恨み、嫉みはやがて鬼となり、それを生み出した人を襲うようになっていた。

事態を重く見た時の帝は、大陰陽師である賀茂忠行に都の鬼を一掃するよう命じた。
賀茂忠行は日本中から、能力の高い子供を集め
陰陽師として育て、鬼退治をさせる事になる。
やがて、数多の弟子の中に、他の弟子たちとは
比べ物にならない能力を持つ若者が現れた。
それが安倍晴明あべのせいめい蘆屋道満あしやどうまんである。

しかし、晴明はその能力の高さゆえ
「あの力は、狐の子ゆえではないか?」と
陰口を叩かれていた。
また、当時の京都では僧侶と陰陽師の両者は、
共に鬼退治を命じられていたことから敵対関係にあり、僧侶の術も使える蘆屋道満あしやどうまんも弟子たちの中で孤立していた。

鬼を殺せば、殺すほど、人から避けられてゆく二人だが、大江山の酒天童子しゅてんどうじを退治した名将 源頼光だけは、陰となり日向となり彼らを庇護するようになっていた。
そんなある日、京の都に妖狐ようこが現れるようになる。

妖狐ようこは鬼を喰らう神獣でもあるが、人の心を鬼ごと喰らってしまうアヤカシでもあった。
人に狐は倒せない・・・。
人は戦う時、必ず心に鬼を生み出してしまう。
それは陰陽師も同じこと・・・。
むしろ、心の鬼を術に乗せ鬼を討つ。
まさに毒をもって毒を制すのが陰陽道である。
ゆえに、鬼を喰らう妖狐ようこは、
例え陰陽師であっても手出しはできない。
倒そうとした瞬間に生まれる鬼を、心ごと妖狐ようこに喰らわれてしまうからである。

しかし、ある日、安倍晴明あべのせいめいは一匹の妖狐ようこを殺せてしまう。
それが、さらに晴明に暗い影を落とすことになる。
その男・・・狐の子

リーディングハイホームページから引用

配役

宮野真守(安倍晴明あべのせいめい)陰陽師見習い
中村悠一(蘆屋兵衛道満あしやのひょうえどうまん陰陽師見習い
諏訪部順一(源頼光みなもとのらいこう酒呑童子しゅてんどうじ退治の時に3人の弟子を失っている
浪川大輔(坂田金時さかたのきんとき子供の時は金太郎。頼光の弟子。酒呑童子退治の時の唯一の生き残り
鬼頭明里(槐・童子丸えんじゅ・どうじまる槐は晴明の式神・童子丸は晴明の子供の時
津田健次郎(藤原道長ふじわらのみちなが まだ全然権力がない時
朴璐美(葛の葉狐・玉藻前くずのはぎつね・たまものまえ葛の葉狐は晴明の母・玉藻前は帝の妃


キャスト、音楽、演出、全てスゴすぎて、感想をスグにnoteに書きたかったけど、どうまとめたらいいのだろ?と悩み1週間経ってしまった…。

宮野真守

まず、マモの安倍晴明は物静かで喜怒哀楽をあまり出さない、クールイケメンでした。
演じていた声のトーンはあたしが一番好きな、落ち着いた優しい感じ。
普段のわちゃわちゃ、お笑い大好き丸出しのうるさいマモ(笑)ではなく、流石プロやね?と思わせてくれました。(誰目線?笑)

津田健次郎

マモとは逆に津田さんは、渋いイケメン役のイメージがあるのに、今回演じた藤原道長はお調子者で、お茶目な感じ。
誉められたい道長とリアクションの薄い晴明の噛み合わない会話のシーンは「マモと津田さんのイメージキャラが入れ替わって、面白いっ」と勝手に盛り上がっていました。

中村悠一

中村さんの道満は毒舌キャラで、晴明の相方的存在。晴明が喋らない分、道満が喋ってました。笑
中村さんは先日聖地巡礼に行った、アニメ『氷菓』の主人公、折木奉太郎の声優さんなのですが、頭では分かっていても、普段の声が渋くてイマイチ🟰イコールにずっとならず…と思っていたら、道満のもっと若い頃のシーンで声が少し高くなり「あっ!!奉太郎に近い!!」とまた勝手に盛り上がってました。
公演が終わってから娘にも聞いたら「私も思ったぁ!!声高めになると奉太郎なんだねぇ」と同じことを感じていたようです。

鬼頭明里

鬼頭さんの童子丸は可愛らしい、世間知らずな男の子です。完全に男の子でした。これを機に男の子役が増えるのでは?!と思うくらい違和感なかったです。
槐は晴明に助けられた恩があり、とても忠誠心がある式神です。晴明以外の人には、めっちゃツンツン。可愛らしいのにツンツン。ギャプ萌えぇ。

諏訪部順一

諏訪部さんの源頼光(この朗読劇の中では"みなもとのらいこう"と呼ぶ)はヒーロー感、安心感満載。
話の前半で晴明と道満がピンチになってしまった時に駆けつけた頼光によって、形勢逆転。
名弓・雷上動らいしょうどうが放たれる演出は迫力満点。本当に矢が放たれたかのようで、火薬の香りも残ったり…。

浪川大輔

浪川さんの演じた坂田金時は、終始笑顔で明るいキャラ。
あたしはマモと朴璐美さん目当てで観に行ったはずだったのに、最終的には頼光と金時の師弟関係の話にぐっと惹き込まれ、泣きました。
浪川さん、ベテランなはずだけど演じたキャラも相まってか、めっちゃ若く見えました。
公演後に話題となったTwitterを載せときます。
公演ではこの格好は一切出ていないのですが、衣装さんが本気の悪ふざけをした結果だそうです。笑

朴璐美

朴璐美さんの葛の葉狐は慣れない子育てを一生懸命している、おっちょこちょいのお母さん。童子丸が人間界で暮らせるよう"晴明"と名づけた。
童子丸とのやり取りは、優しさで溢れていました。
玉藻前は実は九尾の狐で、帝を操り國を滅ぼす悪役。存在感、威圧感、妖艶さ、圧巻でした!!
朴璐美さんの悪役っぷり、好きです😍
頭からつま先まで全身白い衣装も、とってもお似合いでした。

音楽

音楽朗読劇と言うだけあって、生演奏の曲、歌も素敵でした。
フルートとギターの方がヴォーカルも担っていたり、音楽監督・作曲・バンドマスターの村中俊之さんは公演ではチェロをメインで弾いていたのに、突然とドラム叩いたりと、皆さん多彩でビックリ!!
娘は音楽がかなりツボだったらしく「CDないかな?欲しいな」とずっと言っていました。

演出

まずライブなどの演出でよく使われるドットイメージ(動く光る玉)の数がすごくて、鬼の目や術、攻撃した時やされた時、雪が舞っているなど、様々な演出に使われていて、キャストはその場からは動いていないのに、目の前で繰り広げられているかのような感覚に。
それと合わせてレーザーの光も多様され、結界が張られたり、攻撃したり、されたりの迫力がまた増していました。
一瞬で火が燃え広がる演出もあり、本当に豪華な演出でした。

藤沢文翁さんのTwitterで後日知ったのですが、リーディングハイの舞台監督さんがドットイメージの発明者だそうで、スタッフさん達も凄腕ばかりなんですね✨

ネタバレ無しでは到底語れないと思い、今回は"ネタバレあり"で書かせて頂きました。

長文読んで頂き、ありがとうございました(*ᴗ͈ˬᴗ͈)"

明日までアーカイブ配信で観られますので、もし、ご興味ありましたら是非観てみて下さい♡


衣装も皆さんとっても素敵だったので、YouTubeで衣装を着たキャスト全員のコメント見られますので、良かったら。



この感動、伝われっ(꜆꜄•ω•)꜆꜄꜆



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