時間を無駄にしない。ただ、無駄にしないだけでいい。
『タイムマネジメント術』『時間術』『タイパ』
そんな言葉がはびこっている昨今。
「仕事を早く終わらせよう」
「人生は一度きりなんだから、1秒も無駄にできない」
確かに、限られた時間しかない人生を、仕事ばっかり、家事ばかりで終わらせたくはない。
だが、幸せな時間。例えばペットと遊んだり、小説を読んだり。
そんな時、ふと『時間』のことを考えて、「なにか生産的なことしなきゃ」と焦る。
それがすごく勿体なく感じるのだ。
少し考えてほしい。
そもそも、なぜ早く終わらせたいのだろうか?
仕事が早く終われば、家族との時間や、趣味の時間が取れる。
何のためにその時間を取るのか?
幸せになれるからである。
であれば、そのペットと遊んだり、小説を読んだりという、
「生産性は無いが幸せな時」というのに『タイパ』やらなんやらを考えるべきではないのだ。
もちろん、幸せだったら何をしてもいいわけではない。
健康を害するような、ポテチを食べ続けたり、夜更かしをする行為は、
次の日の不幸につながる。
一時の快楽のためにする出費は、将来の家計の圧迫につながる。
つまり、健康やお金を無駄にする行為でないのならば、
「生産性はないが幸せを感じる時間」を送ることに対して、罪悪感を感じたり、
「なにか生産的なことをしなきゃ」と思う必要はない。
堂々とペットと遊んだり、小説を読んだりして、のんびりと過ごせばいいのだ。
仕事や家事が「やりたいこと」でないのならば、
『生産性』や『時間術』を駆使して最速で終わらせる。
そうして生み出された時間を、幸せのために使う。
人の幸せは、仕事量では決まらない。
健康や良い人間関係こそが、よい人生を作り上げるのだ。
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