FIREは万人の答えではない
最近、FIREという生き方が流行っている。
FIREとは、Financial Independence Retire Earlyの略。
つまり、若いうちに貯蓄をして、資産運用をしながら経済的自立を目指すこと。
もっと簡単に言うと、早めに仕事をやめようということ。
この生き方は、ミニマリストと非常に相性がいい。
新卒から仕事を頑張って収入を増やしながら、
ミニマルな生活で支出は最低限にする。
そうやってお金を貯めていけば、早期退職できる…というわけだ。
だが、それは本当に幸せだろうか?
例として、サッカーを挙げよう。
サッカーには、制限がある。
「手でボールを触ってはいけない」という制限だ。
そして、制限があるからこそ楽しめる。
生活も同じではないだろうか?
仕事という制限、ストレスがあるからこそ、プライベートの時間が楽しめるのではないか。
FIREした生活を想像してほしい。
何時に起きてもいい、何時に寝てもいい。
何を食べようが、どんな格好をしていてもいい。
たしかに自由だ。
だが、怠惰だ。
この怠惰を、受け入れられる人と受け入れられない人がいる。
例えば、1日中ゲームをしていて、ただ「楽しい」と思える人と、
「こんなことに1日を使っていいのだろうか…」と思う人だ。
怠惰を受け入れられる人は、FIREを目指すのが良いと思う。
だが、怠惰を受け入れられない人にとって、仕事がない生活というのは、苦痛になってしまうのではないだろうか?
私は、怠惰を受け入れられない。
大学生なのだから、授業がなければ何時に起きてもいいのに、
毎朝6時半に起きている。
自分に「ブログ」という仕事を課せなければ気が済まない。
このような人にとって、FIREした後の生活は苦痛になるだろう。
では、怠惰を受け入れられない人は、何を目指すべきだろう?
まず、仕事のストレスが大きすぎてはいけない。
人間関係が悪い、残業が長すぎる、給料が低い、など。
そういった状況ならば、改善すべきだろう。
人間関係を改善して、無駄なストレスをなくす。
残業を減らして、プライベートの時間を確保する。
給料を増やして、プライベートに使えるお金を増やす。
そしてその時間とお金を、きちんと自分の幸せのために使う。
旅行に行く、外食に行く、スポーツをする など。
怠惰を受け入れられない人は、FIREではなく、
仕事のストレスを減らし、稼いだお金をある程度使う方が賢明かもしれない。
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