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最近観た映画の感想とか色々

お久しぶりです。

ここ数か月の間に観た映画やドラマなどについて
テキトーに書いていきます。
※若干のネタバレあり


『エイリアン:ロムルス』

恥ずかしながら「エイリアン」シリーズは
まだ1作目と『エイリアンVSプレデター』しか
観たことがなかったのですが
(初エイリアンは幼少期ぐらいにビデオで観たAVP)
今回のは1作目の正統進化という感じで
怖くて見ごたえバツグンでした。

2年前の『プレデター:ザ・プレイ』も
同じく正統進化の傑作だったし
今後もこ~いう流れが続きそうですね。
それこそターミネーターとか。
エイリアンもターミネーターも
1作目はホラー全開なんですよねぇ。
ホラーはSFのスパイスだって、ハッキリわかんだね

一方、製作陣へのインタビュー記事で
ラストの「アレ」の胸糞悪い裏設定を
知ってしまったりも…
これ知ってからは
「あの人物」の最期には
正直スカっとすると同時に
後味の悪さも倍増しました。
とんでもねぇ置き土産残しやがって…
ていうかもう
「遺伝子組み換え食品」を
何も感じずに食えないよホント

でもゼノモーフは
相変わらずかっこよかった(小並感)
あの漆黒のボディ、
堅さと柔軟さを併せ持っていて
細身でありながら力強くもあり
不気味さ・気持ち悪さ・美しさ等々の
バランスが絶妙、
まさに完全生物としての説得力がありすぎる。
流石に、数多のオタクやデザイナーの
性癖を歪めたと言われるだけのことはある…
しかも今回は極力CGに頼らず
ほぼ全て実物撮影だとか。
すごいこだわりだぁ…

『トランスフォーマー/ONE』


今年のアニメ映画で一番の傑作だと思う
(あんまアニメ映画観てないし
 ぶっちゃけ私が異常TF愛者だから何とも言えないけど)

でもトランスフォーマーのアニメ映画って
意外と少ない気もする。
国内だとビーストウォーズメタルスの
劇場スペシャル以来なのかな
(マイクロン三部作やプライムの時って
 確か劇場公開作なかったよね?)
アメリカだともしかしたら
ザ・ムービー以降なかったかもしれないし。
実写映画やテレビシリーズが
充実しているのもありますが
そういう意味では貴重ですねぇ。

ここで少し自分語りを。
私は幼少期に実写トランスフォーマーを
これまたビデオで観ていて、
中学~高校くらいに沼へと沈んでいき
大学時代はバイト代をTFトイに
注ぎ込んでいくまでに。
今でも毎週ようつべの
アニメ公式配信は毎週全部観てます。

閑話休題。
今作はビジュアルや音楽だけでなく
エモーショナルなストーリーも
全てがとにかく美しくて、繊細でした。
今までの実写シリーズが
良くも悪くも大味で、
泥臭いハードSF的だっただけに
なおさら際立っていたようでもあります。
二人の若者の友情とその崩壊を描く
ジュブナイル冒険映画であると同時に、
労働や人種の問題など
人類の負の側面を
個性や感情を持つロボット生命体に
上手に投影した映画でもありました。

マジメな話はここまで。
キャラクターがみんな感情豊かで
かっこよくてかわいかったです。
今回割と好きになったのは
バンb…もといビッグヤバトロンくん。
面白すぎるのよあの子。
どことなくスパイダーマンやデッドプールにも
通じるお喋りっぷり。
(今回はキャストにマーベル映画関係者が多いからか
 割とマーベルっぽい描写が多かったような。
 まぁそもそもトランスフォーマーは
 元々マーベルコミックから生まれたので
 ある意味当然でもありますが)
あとエリータワンもよかったですねぇ。
スタイルも動きも美しくてスタイリッシュ。
でも観る前は途中で氏ぬんじゃないかって
正直ヒヤヒヤしてた。
初代アニメ、アニメイテッド、ネトフリのWFCと
エリータワンは悲劇的な運命に逢いやすいので
続編での展開が怖い…
他には相変わらず小物なスタースクリームとか
エリータの尻にひかれるショックウェーブとか、
とにかくみんなかわいい。

でも個人的に驚いたのは
センチネルがファンの間でやたら人気に
なっちゃってたこと。
彼のデラックスクラスの玩具が
通販やおもちゃ売り場から
一瞬で姿を消したなんてビックリ。
彼の言動には賛否分かれるところが多く
かなり深い考察も多く挙がっているし
確かに「おもしれー男」ではありますが…
でも『ダークサイド・ムーン』のクソジジイ
よりかはマシか。
(余談ですが先日今更ながら
 小説版ダークサイド・ムーンを
 読んだのですが、何か映画以上に
 センチネルのクズっぷりが強調されてたような…
 TF世界にマトモなセンチネルなんているのでしょうか)

映画公開から時間が経ちましたが
今でもツイッターに感想や考察、
二次創作が多くアップされていて
楽しく読まさせていただいてます。

続編が出るかどうかは未知数ですが、
もし作るなら今度は
オプティマスとビッグヤバトロンの友情や
エリータとの恋愛関係とかがメインに
なるのでしょうか。
クインテッサ星人も本格的に
戦いに加わりそうな予感。
でも流石にユニクロンとかは
まだ出さないかな。

『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』

転職活動や仕事でメンタルがきつい時に
観るんじゃなかった…

前作に引き続き、いや前作以上に
しんどい場面のオンパレードです。
憂鬱な気分になりたいときにピッタリな一作。

でも評判ほど酷い映画では全くなくて
むしろ(病的なほどに)丁寧に、
かつしっかり作られていたように感じます。
特に、日本では「例の事件」もあり
より本作のメッセージが響きやすいのでは
ないでしょうか。

まぁ確かにアメコミ映画としては微妙ですが、
私はそもそも前作の時点で
アメコミ映画とは思ってなかったので…
むしろ今回は
トゥーフェイスの誕生や
『ダークナイト』版ジョーカーを思わせる場面とか
前作よりもアメコミファンを意識していたと
私は思いますよ。

というか、
noter含め、ネット上で活動している
すべての人に観てもらいたいです。
自分の「偶像」「キャラ」が
等身大の自分の実態からかけ離れると
どれだけ危険か、身に沁みますよ。


余談ですが、
映画を観に行ったイオンモールで
ジオラマの展覧会をやってました。
ゴジラとガンダムがメインで
他にはサンダーバードやエイリアン、
ガメラ、ジュラシック・パークも。
ただ、ウルトラマンやトランスフォーマーが
なかったのが残念…

『ボルテスV レガシー』


ロボットアニメの実写化としては
実写版トランスフォーマー以来の
シンギュラリティではないだろうか

恥ずかしながら例によって
『超電磁マシーン ボルテスV』
という作品やコンテンツは
全くのエアプでしたが、
そんな私でも本作が
原作のアニメをとにかく徹底的に
忠実に実写化したことを
頭や理屈ではなく心から
実感できました。

まあぶっちゃけ本作は
元々テレビ放映用の作品を
劇場公開用に再編集しただけで
そのうえ良くも悪くも
原作のテンポやノリまで
完全再現していることもあって
映画としては割と冗長でテンポが悪い
部分も多かったのですが…

現代風のアレンジやら
リアリティを高めるための演出とか
余計なことを一切せず、
原作アニメを「そっくりそのまま」
かっこよく実写化した作品って
逆に今までなくて斬新な気がします。

あと印象的だったのがボアザン星人。
字幕版を観たのですが、
地球人をとことん見下して
バカにしていることがイヤというほど
伝わってきます。
それでいてボルテスVに押されると
途端に狼狽する姿がとてもシュール。
この時代あそこまで
コテコテの悪役ってのも逆に珍しい。
ましては実写作品で。

メカニックもとにかくかっちょいいの
一言に尽きる。
ボルテスVもそうですが、
敵側のビースト・ファイターがやばすぎる。
弱そうだとかチープには全く見えず
ちゃんとボルテスVと互角に戦えるという
説得力がありました。
そして天空剣がエグい。

ただ、これをお出しされちゃったから
実写版ゲッターロボのハードルが
一気に高くなってしまった気もする…
来年公開らしいけど大丈夫ですかね?
個人的にはムリに熱血ロボットアニメ風にはせず
原作のドロドロ感をしっかり再現してほしいなぁ。
あえてテレビアニメ版ベースでも
逆に面白いけど。

『ヴェノム:ザ・ラストダンス』


IMAXの先行公開を観てきました。
もうこれで見納めかぁ…

…と言いたいとこですが
むしろこっから色々始める気
マンマンだよね?

確かにエディとヴェノムの
物語としては一旦これで最後に
なりそうです。
今回も二人がお互いに
バカなことやりまくったりするのですが
その一つ一つの時間が
かけがえのない思い出になっていく…
ストーリーのほかの部分を犠牲にしてでも
そのような二人の関係性を
重点的に描いていた感じでした。
寂しいなぁ

一方で今後に繋げるであろう
伏線もたっぷり。
ソニー製のマーベル映画は
色々と苦労も多いですが、
私のようないちファンには
期待することのみです。

さて、話題の邪神ヌールですが、
色んな意味でサノスとの共通点が多いことに
気が付きました。
目的を果たすための
最初の謀略が失敗に終わって
苦渋をかみしめる点とか。
今作のコーデックスも明らかに
MCUのインフィニティ・ストーンの
ポジションを意識しているでしょう。
まぁ思いっきりブチギレてたヌールと異なり、
サノスに対しては
手持ちのストーンを増やすどころか
ゼロになっちゃったのに
なにわろてんねん、
と言いたくなりますが。
果たして今後はどうなることやら。

『アガサ・オール・アロング』

これだけドラマシリーズですが
最終回まで観終わったのでついでに。

思った以上に『ワンダウィジョン』の
スピンオフしてましたね。
しかも、その要素を
更に発展進化させていたのがよかった。
これでディズニープラスのマーベルドラマで
最も低予算とかマジ?

キャラクターに関しても
大半が今回初登場で
しかも本作限りっぽいのですが、
しっかり一人ひとりの
魅力が出ていましたね。
特にアリスとリリアの主役回がよかった。
(まあ二人とも最終的には…)

ビリー・マキシモフや死神デスなど
今後に繋がりそうな伏線も。
でもヤング・アベンジャーズ結成はまだ
時間かかりそうですかね?
「アガサがワンダ(スカーレット・ウィッチ)の
魔法の師匠となる」など、
コミックスの設定のアレンジも上手。
まぁセイラムの7人があっさり退場したのは
ちょっと期待外れでしたが…
噛ませを超えた噛ませって、ハッキリわかんだね。

ディズニープラスのマーベルドラマとしては
『ロキ』同様に設定やキャラクター間の関係が
やや複雑な点も多いのですが、
そういう作品ほど人気になりやすい気もする。
というかMCUのアガサは
ロキの女性版みたいな雰囲気もありますね。
魔法を駆使する、
敵か味方か分からないトリックスター、
死後も活躍する、と
共通点も多いですし。

あと、『ワンダウィジョン』もそうなのですが
全体的にスティーヴン・キング味が強い感じ。
超能力者の若者が重要となる点は
『キャリー』『シャイニング』だし、
町全体が「何か」に脅かされるのは
『IT』『アンダー・ザ・ドーム』で
死者が蘇るのは『ペット・セマタリー』とか。
ウエストビューの街並みなんて、
実写版の『IT』(しかも新旧両方)とそっくり。
私はまだ未読なのですが
『ファイアスターター』とかの要素もありそうです。
ていうかキングのアメコミ界隈への影響がでかすぎるって
それ一番言われてるから。
キング自身もアメコミと共に育ったから多少はね?


と、長くなりましたが
今回は以上となります。
ここまで読んでくださり、
誠にありがとうございます。
今後もよろしくおねがいします。


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