見出し画像

はい。やり直して


今日はオーダー製作のはなし。

薪を入れる為のカゴを白樺の皮で製作して欲しい。sizeは60×40×60くらいの。

そんなオーダーをつい先日受けた。


実はこんなに大きなカゴ作った事がない。

普段は身に付けられるbagや小物入れ、それにパンようのカゴなど小さなものが多い。

そして持ち手やショルダーの紐に革ひもを使うのが私のオリジナル

画像1

だから今回も持ち手には厚めの革ひもを使っていた。↓

画像2

しかし 完成写真を見せしたところ

"持ち手が心配。ちょっと強度出せない?できたらやり直してほしい"と言われた。


ここでいつも自分と葛藤する。

始めに"革ひもでやりますよ。"と言ったからやり直さないでいい

という自分と

いや、やり直して満足してもらった方がお互い気分がいい。大変だけどやり直すべき

悩むくらいならやり直す。 結論はいつもこれ。


今回は革ひもがダメ。強度を出すために悩んだ結果

画像3

木材を曲げた。こういう時に木工の学校で勉強したことが役に立つ。薄いつき板を曲げながら重ねて作った型に押していく。

画像4

画像5

しっかり固定してみると

持ち手が革ひもの時みたいに撓らない。沢山いれても持ち手が固定されるので重みが軽減する。やり直した甲斐があった。


"やり直して。"と言われた時は正直凹んだ。

凹んだから 完成作品に満足してもらえると2倍嬉しい。

そんなほっとした事の記録。

画像6


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?