はい。やり直して
今日はオーダー製作のはなし。
薪を入れる為のカゴを白樺の皮で製作して欲しい。sizeは60×40×60くらいの。
そんなオーダーをつい先日受けた。
実はこんなに大きなカゴ作った事がない。
普段は身に付けられるbagや小物入れ、それにパンようのカゴなど小さなものが多い。
そして持ち手やショルダーの紐に革ひもを使うのが私のオリジナル
だから今回も持ち手には厚めの革ひもを使っていた。↓
しかし 完成写真を見せしたところ
"持ち手が心配。ちょっと強度出せない?できたらやり直してほしい"と言われた。
ここでいつも自分と葛藤する。
始めに"革ひもでやりますよ。"と言ったからやり直さないでいい
という自分と
いや、やり直して満足してもらった方がお互い気分がいい。大変だけどやり直すべき
悩むくらいならやり直す。 結論はいつもこれ。
今回は革ひもがダメ。強度を出すために悩んだ結果
木材を曲げた。こういう時に木工の学校で勉強したことが役に立つ。薄いつき板を曲げながら重ねて作った型に押していく。
↓
しっかり固定してみると
持ち手が革ひもの時みたいに撓らない。沢山いれても持ち手が固定されるので重みが軽減する。やり直した甲斐があった。
"やり直して。"と言われた時は正直凹んだ。
凹んだから 完成作品に満足してもらえると2倍嬉しい。
そんなほっとした事の記録。
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