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本「天気が悪いと調子が悪いを自分で治す本」「気象病ハンドブック」
本を読んだきっかけ
僕は自分の体調が悪くなるきっかけとして、天気を気にしていました。特に、5〜6月にかけてと、9月。どちらも、ニュースで「本日は、大気の状態が不安定です」と報道される時期です。僕は、大気の状態が不安定なときは、ほぼ高確率で、だるさ・眠気・倦怠感・鬱々としたやる気のでなさに、悩まされていました。なので、本を読むことで、天気の変化が人体にどんな影響を与えて、天気が悪くなる前後に、何ができるのかを知りたいと考えました。
学んだこと
気象病の原因
本では、天気の変化で体調が悪くなる(頭痛・めまい・体の痛み・うつ等)ことを、気象病と定義しています。医学的な名前ではありませんが、研究が進み世間に知れ渡りつつある病です。
そして、気象病の原因は、気圧の変化による体調の悪化は「内耳」。気温や湿度の変化による体調の悪化は「皮膚」が天気の変化を自律神経に伝えて、身体が外の環境に適応しようとして自律神経のバランスが崩れて、不調になるということです。自律神経のバランスが崩れるということは、身体が活動的になるよう司令をだす交感神経と、身体を休ませるよう司令をだす副交感神経のバランスが崩れるということです。
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また、気圧の変化による体調の悪化といえば、雨が降っているときがイメージされがちです。確かに、雨が降って外に出れないし、空が灰色だと、気持ちも沈む自分の様子が想像できます。しかし、体調の変化があるのは、雨が降っているときではなく、雨が降る直前と止んだ後ということを学びました。例えるなら、ジェットコースター。急降下しているときは怖いですが、終われば心臓がバクバクしにくくなります。気圧の変化は、似ているそうです。
特に注意する時期は、梅雨ということも学びました。なぜなら、気圧の変化が激しいだけでなく、気温・湿度の変化があるからです。僕は、湿度が高い=じめっとして嫌だなぁ程度にしか考えていませんでした。実は、身体は体内の水分バランスを保つために、汗だけでなく皮膚から水分を蒸発させることでも水分を出しているそうです。梅雨は湿度が高いのに気温はあまり上がらず、体内の水分が外に出にくい時期。自律神経は、水分が出にくい体内状態に対して反応し、体調の悪化を招くということを学びました。
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気象病の予防方法
気圧の変化に敏感なタイプは、新幹線に乗る際、真ん中を選ぶべし
→物理の法則で、前の車両は気圧が高く、後ろの車両は気圧が低いようです。なので、新幹線に乗る際は、気圧の影響を受けない真ん中の席を選ぶと良いそうです。電車や地下鉄もそうなのでしょうか。理系の方、教えてください。湿度変化による体調の悪化の予防は、身体から汗を出すこと
→湿度による体調の変化の原因は、身体から水分が出ないことによる体内の水分バランスの乱れです。なので、汗を出すことが効果的だとか。散歩・ラジオ体操・お風呂・サウナ等、興味があることを継続して続けることが予防になりそうです。
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気象病の治し方 ※まずは医師の診断とアドバイスをもらうこと
気圧の影響を受けている場合、耳を温める・マッサージすることが効果的
→耳の中にある内耳は、平衡感覚の責任者みたいな場所です。普段私たちは、常に大気圧の影響を受けていますが、負けないように身体の内側から外へ圧力をかけて、バランスをとっているそうです。なので、低気圧になり外から受ける気圧が減ると、身体からの圧力の影響で内耳が膨らみ、身体のバランスが崩れて体調が悪化するそうです。耳の奥に、そんな大事な部分があるなんて驚きです。
気圧の変化で体調を崩さないようにするには、耳の血流を良くすること。温めたり、マッサージすることが効果的だと書かれています。お湯を入れたペットボトルを耳に当てたり、耳をつまんで回したりするだけでも、効果あるみたいです。気圧の影響で車酔いに似た症状が出たら、酔い止めが効果ある場合がある
→気圧の影響を受ける耳の奥の内耳は、平衡感覚の責任者なので、車酔いを起こす原因の場所でもあります(じっとしているのに揺られているので、平衡感覚が麻痺する=車酔い)。なので、気圧の変化で車酔いと同じ症状(頭痛・めまい)が出たら、酔い止めを飲むことが効果あるそうです。ただし、個人差があるそうなので、必ず効くとも限らないそうです。ダルいときは、じっとしていると悪化するので、少しでも動く
→恐らく、身体を休める司令(副交感神経)が優位になりすぎるからでしょう。体操・ストレッチ・散歩をして、身体を活動的にするほうが、体内のバランスが整って、体調が良くなる可能性があるそうです。息苦しさを感じたら、背伸び・斜め上を向く
→実際斜め上を向くと、勝手に背骨が伸びるのが分かります。人間に必要な酸素を取り込むために、苦しいときほど姿勢を整えるのは大事みたいです。メンタルが落ちているときは、睡眠・栄養をとり、運動・夢中になれることをする
→特に、夢中になれることをするという箇所に、共感できます。なぜならうつっぽいときほど、何もしていないとネガティブな感情に心を支配されてしまうからです。夢中になれることをするためにも、よく寝て疲れをとり、身体を動かす栄養を体内に入れることが大事だと、改めて気づきました。頭痛がやめまいが続くようなら、漢方薬「五苓散」を飲み続けてみる
→僕は初めて聞く漢方薬でした。五苓散は身体の水分バランスを整える漢方薬で、実際に病院で処方されるほど、効果があるそうです。気象病は、ざっくりいえば体内のバランスが崩れることで体調が悪くなる病なので、体内バランスを整える漢方薬は、ぜひ試してみたいと思いました。
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僕はこうする
頭痛ーるを活用する
気圧に影響されにくい、乗り物の乗り方をする
耳に良いことをする
うつっぽいときこそ、じっとしない
皆さんは、ずつーるというアプリを使ったことはありますか?
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僕は、一時期使っていましたが、気圧と頭痛に関係はないだろうと思い、アプリを削除していました。しかし、本を読んでから改めてインストールし、なんとなく調子が悪いなと思ったときにアプリを開くと、気圧が下がっている表示がありました。これぞ知らず損です。2つの本では、体調が悪い原因を天気のせいにしてよいと、書かれています。確かに、原因が分かるとどこか安心できますよね。これからは、まめにアプリを確認していきます。
4.うつっぽいときこそじっとしないについては、僕は散歩と家事をするようにしています。散歩していると五感が動くことで、ネガティブな考えが浮かびにくくなるし、家事をすることで、達成感が心を元気にしてくれます。この2つの習慣は、これからも続けていこうと思います。
本の中では、副交感神経を高めるために、お風呂に入ることが紹介されていますが、心臓がバクバクしてるときは、辞めたほうがいいです。確かに、平常時はお風呂に入ることで、温かいお風呂に入ることで高まった交感神経のバランスをとるために副交感神経が優位になり、身体がリラックスモードに入ります。しかし、既に心臓がバクバクしているという交感神経が高い状態の場合は、症状を悪化させるだけです。僕はそのせいで、めまい・吐き気に襲われたことがあります。身体に良いことは、度を超えると毒になるといわれるので、くれぐれも無理のない範囲で実践することは、忘れないようにしようと、改めて思いました。