ミネオコウト@箱根の隣で滞在・合宿空間「里山コモリモリ」

北国のお寺生まれ、元市役所職員。 現在は箱根の隣、山の途中で、一棟貸し民家×古民家コワーキングスペースを運営中。

ミネオコウト@箱根の隣で滞在・合宿空間「里山コモリモリ」

北国のお寺生まれ、元市役所職員。 現在は箱根の隣、山の途中で、一棟貸し民家×古民家コワーキングスペースを運営中。

最近の記事

せわしない日常から“浮気”する滞在空間をつくる

旅と浮気と喪失感 浮気なんてけしからん!と思った方、いえ、そういう話じゃありません。 毎日同じ環境で過ごしていると、ときどき息苦しくなったり、重い荷物を背負っているような感覚になることがあるものです。 私たちが旅に出るのは、もしかするとそんな日常から抜け出し、リフレッシュするためなのかもしれません。 でも、自分なんかは旅の終わりに感じる喪失感が苦手です。その後に待っている日常が余計重く感じられ、それまで当たり前だったはずの日常に適応しなければならないという、摩訶不思議

    • 正解がない世界は辛く、そしておもしろい

      RADWINPSと尾崎豊と RADWINPSの『正解』という曲が好きだ。 高校までは「決まった正解」と「点数」という評価軸の中で真面目に生きてきたが、実は部屋でこっそり尾崎豊を聞きながら反骨精神を燃やしていた。 そんな自分にとって「あぁ 答えがある問いばかりを 教わってきたよ そのせいだろうか…」と続く歌詞はもの凄く響いたし、いま聴いても突き動かされるものがある。 正解がない世界へ飛び込む 「以前は市役所の職員だった」と話すと、前の方がよかったんじゃないかという反応

      • お寺生まれ元市役所職員が、里山の古民家ではじめる小さな場づくり

        家を飛び出したような気分で 市役所を辞めて今の仕事に就いたとき、まるで家を飛び出したような気分だった。 お世話になった職場、お世話になった故郷を離れることに、心の片隅では申し訳なさや心残りを感じながら、それでもその決断には揺るがないものがあった。 北海道から神奈川へ。 職場の環境はガラッと変わった。 神奈川といっても静岡との県境。すぐそこには山のある、いわゆる「いなか」で、職場は里山にある築90年超の古民家だ。 約2年前から地域交流拠点兼コワーキングスペースとして運