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毒母
わたしはつい最近まで、母は「毒母」だと思っていた。
わたしの嫌がることをわかっててわざとやるし、「普通に考えたらそんなこと言わないよね?」っていうことを平気で言う。
わたしは何度か母と話し合おうとしたけど、日本語は通じるのに話が通じない。
まったくわかりあえなかった。
困り果てたときに、心屋仁之助さんの前者後者論を知った。
それによると、母は「後者」で、それもなかなかキツめの後者で、基本的に母の中には母しかいないらしかった。
母はどうやら、「他人の気持ちを想像する」「他人の立場になって考えてみる」ということができないらしい。(他者目線がない)
一度「相手の気持ちになって考えてみたら??」って言ってみたら、「相手の気持ちになるって、どういうこと?わからん」って、泣きそうな顔で言われた。
その顔を見たとき、言い訳とかではなくて、ほんとに他人の気持ちになるという意味がわからないんだなって思った。
わたしはまず、相手がどう思うか?を考えてから話すけど、母は相手の気持ちを想像できないから、自分の気持ちをそのまま話す。だからわたしが嫌だと思うことも言ってしまう。
それをわたしは「わたしの気持ちをわかってて、わざとやってる!嫌なやつ」って思っていた。
ほんとは、わたしの気持ちを想像できなかった(その能力がなかった)だけなんだ。
「悪気があったわけじゃなかったのか」って気がついて、「これぐらいは想像できるだろう」という小さいことでも言葉にしていくと、不思議と言葉が通じるようになった。
それは、「これぐらいわかってるはず」「悪意があってやってるよね」っていう思い込みがなくなって、フラットな状態で話せるようになったからだと思う。
(そもそも、わかりあえない前提で話すから、わかってもらえなくても絶望しなくなったのも大きい)
世の中には、悪意があって嫌なことをいう親もいるのかもしれないけど、ほとんどは、能力の差(相手の気持ちを想像する能力)とか、相手に悪意があるという思い込みから、すれ違ってる場合も多いんやろうなぁって思う。
心屋仁之助さんのnote↓