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これからの健康経営を考えるプロジェクトのご紹介



この記事はこんな人に読んでほしい!

この記事は健康になりたい/健康を維持したい人に届けばいいなと思っています。なのでそうじゃない人はここで読むのをやめてもらってもいいです。健康になりたくない/維持したくない人なんてほとんどいなかもですが笑さらに、MINDSは企業や日本社会に新しい働き方を提言するコミュニティなので、健康施策を実施している担当の方、人事の方、健康経営ソリューションを提供する企業の方にも読んでいただき、どう感じるかぜひご意見いただきたいなと思います。


こんなメンバーで活動しています!

メンバー一覧

週7でジムに通うマッチョから、化粧品研究者、毎日飲酒する営業マン、スポーツ万能女子、バリバリキャリアウーマン等、多種多様なメンバーで活動をしています。各々の私生活や所属企業で抱える様々な課題をみんなでワイワイ話しあい、「こんな施策あったらいいな」「こんな社会になればいいな」とビジョンドリブンで取り組みを進めています。メンバーがどんどん増えていて、発足(21年6月)当初3人だったメンバーが今では10人になりました。どうやってこのメンバーが集まったか、各メンバーの詳しい紹介もいつかスピンオフで書きたいなと思います。


活動のビジョン

そんなこの活動のビジョンは、ミレニアル世代の「日々自分らしく輝いていたい!」社会を実現するため、攻めの健康経営でゲームチェンジを目指す!です。各メンバーが自由な発想で、「思いついたらまずやってみる」空気感ですが、ビジョンはブラしていません。各メンバーが「自分らしく輝き続けるにはどうしたらいいか」を常に考えて実行するのがこのチームです。なぜ、「攻め」という言葉を使っているのかについては、この先で書いていきます。


我々が考えるこれからの健康経営


✓これまでの健康経営は不健康な人を救う底上げ型の施策だった?

そもそも健康経営という言葉について、現在の日本社会で一般的になっている定義引っ張ってきました。

健康経営とは、「企業が従業員の健康に配慮することによって、経営面においても 大きな成果が期待できる」との基盤に立って、健康管理を経営的視点から考え、 戦略的に実践することを意味する。 従業員の健康管理者は経営者であり、その指導力の下、健康管理を組織戦略に則って展開することがこれからの企業経営にとってますます重要になっていくであろう。

(健康経営研究会HP:http://kenkokeiei.jp/whats)

まあ、確かにそうなのか、、ただ、難しい!!(笑)じゃあ実際に、会社は何をしているのか調べてみました。

MINDS参画企業の20社をデスクトップ調査した結果

「ストレスチェック」や「定期健康診断」等、ほとんどの会社員の方はどれも聞きなじみのあるワードなんじゃないでしょうか。そうなんです!調べているうちに見えてきたのは、「どの会社も似たような施策をやっている」ことです。健康経営銘柄の取得等、似たような施策になる(会社がせざるを得ない)理由があるのですが、これらの施策は「生活習慣病」や「肥満予防」等、顕在化しているよく起こりうる課題に対する対策なのです。一方で、我々が普段の生活で行う健康行動は、「プロテインを飲む」「肌ケアのためにパックを毎日する」「睡眠の質向上のためにマットレスを変える」等、予防や対策だけでなく、理想の自分になるためやパフォーマンスを向上させる行動も多いはずです。こういった前向きな従業員の健康行動にもっと会社はフォーカスできないか?と思ったのがこの活動を始めたきっかけです。

✓これからの健康経営は個々の目標のために努力する人を応援する、攻めの施策が必要!

MINDSに所属するミレニアル世代約40名に定性・定量アンケートを行い、ミレニアル世代の特徴から「SNSを活用した情報収集」「自分に合った情報収集」により、自身の健康行動を起こしていることが見えてきました。Youtubeのインフルエンサー動画を参考にするのが当たり前になりましたよね、、

定性・定量アンケート結果から見えたミレニアル世代の特徴

一方で、会社は現在の健康経営をどのように考えているのか、より具体的に探るためにMINDSに参画している4企業の健康経営担当者にヒアリングを行いました。

A社の例

各社のヒアリングで必ず出てきたキーワードが「パフォーマンスの向上」と「プレゼンティズムの予防」です。プレゼンティズムとは、出勤しているにも関わらず、心身の健康上の問題が作用して、パフォーマンスが上がらない状態のことを指していて、鼻づまりで頭がボーッとして仕事に集中できないなどもプレゼンティズムです。しかし、パフォーマンスの向上とプレゼンティズムの予防のために行っている効果的な施策は見つかっていないことが現状なようで、従業員の健康リテラシーの向上など、その後の行動は従業員に委ねられているものが多く挙げられました。従業員は自分にあった情報収集を行い健康行動をとっており、ひいてはそれが「パフォーマンスの向上」と「プレゼンティズムの予防」に繋がっているかもしれない。会社は「パフォーマンスの向上」と「プレゼンティズムの予防」に注力したいが、従業員のプライベートへの干渉ができないこともあり、効果的な施策を生み出せていない。ここに我々が取り組む意義があると思いました。

✓セルフコントロールをブーストする「身体/精神状態を可視化する」施策

ミレニアル世代の健康行動そのニーズをより深掘りするために、、我々メンバーの行動を洗い出しました。

メンバーの健康課題と実際の行動

共通して「栄養充足度」「睡眠の質・量の最適化」を意識して行動を起こしていることを見つけました。しかし、このメンバーは少なからず健康に関心の高い層のため、一般的な感覚と乖離がないか、さらにMINDS内のミレニアル世代40名に再度アンケートを行い、 「栄養充足度」「睡眠の質・量の最適化」が概ねミレニアル世代で共通、特有の行動であることを確認しました。

加えて、アンケートを通して、「ミレニアル世代は、栄養・睡眠・運動の側面で行動を起こしているが、それが日々のメンタル状況、パフォーマンス向上に与える影響までは把握できていない」こともわかってきました。栄養管理アプリや睡眠測定アプリを使用している人は一定数いたものの、メンタル測定と絡めて因果関係まで明確にしている人はいませんでした。

アンケート結果

パフォーマンスの向上やプレゼンティズムの予防には会社が干渉しきれない従業員の健康行動も含めたセルフコントロールがキーワードになってきます。セルフコントロールの中で行われる各々の健康行動は、均一でなく、各々のニーズや生活リズム、個性に合わせて多種多様になります。では、そのセルフコントロールを従業員がより上手くなり、健康行動をより効果的にするために、「身体/精神状態を可視化する」ことに焦点を当てました。可視化することで、健康行動に対する結果を把握し、各々が健康行動をより効果あるものに磨いていくことができます。このような流れで、我々はセルフコンディショニングを助ける「身体/精神状態を可視化する」施策を実際に行い、効果検証をすることにしました。


仮説検証方法

栄養充足度、睡眠の質・時間は無料アプリですでに可視化できているため、メンタル指標を可視化できるツールを模索し、測定の簡便さと計測精度からYume Cloud Japan社のMindScaleにたどり着きました。早速、 Yume Cloud Japan社と連絡をとり、MINDSにて効果検証することでご協力いただけることになりました。

MindScaleでは毎朝約5分で「脈拍」「声色」「ストレスチェック抜粋質問回答」により、自身のストレス状態をスコア化できます。さらには、自覚データと測定データの乖離も見ることができ、自身のココロの状況に対してどのように認識しやすいか傾向を掴むこともできます。
※MindScaleについての詳細はこちらから(YumeCloudJapan社HP
以下4つの仮説をMINDSのミレニアル世代30名で3か月間検証します。 MindScaleに加えて、睡眠測定アプリ、栄養素測定アプリも使用して、栄養・睡眠・運動が日々のメンタル状況、パフォーマンス向上に与える影響を見える化していきます。

仮説と検証方法

さらに期間中は、短期的にストレス解消法として現在着目されている施策を行い、実際にメンタルスコアが向上するかも検証します。

施策(案)

これからの取り組み

2023年1月に仮説検証結果を、本noteにて報告させていただきます。また、MINDSは地域連携、産学連携を強化したいため、Yume Cloud Japan社との繋がりが深い山形県や山形大学との協働を目指します。そして、2023年2月に仮説検証結果をMINDS参画企業エグゼクティブに報告、MindScale効果と正式導入を提言します。
ここまで読んでくださった方は貴重なお時間をいただき、本当にありがとうございました。このnoteで活動内容を発信する大きな目的は同じ想いを持っている/共感してくださる仲間を見つけることです。日々自分達の健康行動を通して、 「日々自分らしく輝いていたい!」社会を実現するため、攻めの健康経営でゲームチェンジを起こすために楽しく活動をしています。取り組みのことは忘れて、飲み会のために集まったり、ワーケーションに行ったりもしています。少しでも興味を持っていただけた方はぜひ軽い気持ちで本記事を書いている飲料メーカー営業の
根津(Takuto_Nezu@kirin.co.jp)までご連絡ください。一緒にワクワクしながらこれからの健康経営を考えましょう!!

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