ワークショップって面白いなぁ
2024年12月21日(土)
寝過ぎてしまい、慌てて家を出る。
バグスクール(https://bug.art/exhibition/bugschool-2024/)の企画、ファミリアワーに向かう。
子ども連れの家族のために、開館前の時間を開放して、子どもと一緒に自由に展示を見れるという企画だ。
素晴らしい。
いつも美術館なんかで、子どもが騒いでしまい気まずそうな親を見ては胸が痛み、自分の将来の姿を重ね合わせたりなんかしているので、こういうファミリーに寄り添った企画には一際関心がある。
色んな展示に広がることを願うばかりだ。
ミーティングとお昼休憩を挟んで、宇田川直寛さんの参加型プログラム「ヨシの紐」(https://bugschool2024-utagawa.peatix.com/)。
宇田川さんが友人のアーティスト、ヨシさんからもらった紐の記憶を手がかりに、各自の日常生活で出会う困難な状況を紐を使って切り抜けるにはどうすれば良いか考え、紐で表現してみる・・・という体験を中心としたプログラム。
困難は色々あるけれど、一体紐で何が出来るのか・・・?
考えたこともない問いかけに、みんなフラットな立場で取り組んだ。
宇田川さん自身も答えも持っている訳ではないので、「講師役」ではあるけれど、別に上から何かを教える訳ではなく、参加者と同じ目線で頭を悩ませ、面白がっている姿が印象的だった。
最初はみんな探り探りだったけれども、それぞれが徐々に取っ掛かりをつかみ始め、連鎖反応のように表現が生まれていく過程が面白かった。
最後はみんな紐で繋がりあって、両手を挙げて、大団円で終了となった。
紐というありふれた題材を使いつつ、全く考えたこともない問いを与えて、みんな同じ立場で悩み、表現していく・・・言葉にするのは簡単だけど、その仕掛けを用意するのはなかなか容易ではない。
自身の中で考え、悩み、行ったり来たりしながら表現している宇田川さんらしいワークショップだったし、ワークショップという行為の面白さをふんだんに感じる時間だった。
元々、ワークショップは大好きだったけど、改めてワークショップの魅力を学ばせて頂いた。
宇田川さんの同じテーマの参加型プログラムはあと3回ある。
これからどうなっていくのか?
楽しみだー。
その後、蒲田に移動して忘年会。
酒飲みのおっちゃん兄ちゃん、おばちゃんねーちゃんの集い。
みんな酒場で出会った者同士だ。
蒲田・・・濃過ぎるぜ。
酔っ払って、笑って、わーわー言って。
夜は更けていった。
良い時間だ。