個展千秋楽!
良い天気で暖かい。
朝イチで洗濯をして、少しゆっくりしてから、駆け足でギャラリーを回った。
銀座、資生堂ギャラリーの渡辺志桜里「宿/Syuku」
四谷、TS4312の古山結「さようならと日々」
目白、TALION GALLERYの飯川雄大、大岩雄典「青空テンカウント」
下北沢、下北沢アーツの伊山桂、もりさこりさ「Bush Bush」
暑いぐらいだ。
思わず、帰りの電車でビールをゴクゴク飲んだ。
美味しい。
TS4312のオーナーの澤登さんにDMをお渡ししたら、このDMどっかで見たなと言われ、個展会場の納戸から澤登さんに送ってくれてたからだと分かった。
DMはインパクトが大事だろうと思って目立つのにしたけど、やっぱ当たってたのかもしれない。
今度飲む約束をして帰った。
個展最終日。
千秋楽だ。
急いで納戸に向かう。
駅を出て歩いていたら、ちょうど展示を見終えて帰る所のちぇんしげさんと会った。
一緒にもう一度納戸まで戻ってくれた。
ありがたい。
お客さんがいない時間にこのnote書いたり事務作業をしようと思ってたら、今日はオープンから最後まで絶え間なく来て下さって、空いた時間が無かった(昨日もそうだった!)。
ありがたい。
ありがた過ぎるんです。
設営が終わった時点で、ある部分では満足していて、お客さんが来ようが来なかろうが、関係無いんだって気持ちは確かにあるんだけど、でも僕はやっぱり昨日も書いたように、自分の作った作品や場・機会が何かの(何かを考えたり、誰かと再会したり、誰かと出会ったりとか)キッカケになれば良いなと思ってるみたいなので、来て見て話してもらってナンボっていう気持ちもめっちゃある。
だから、お客さん本当に来てくれるかなぁって不安に感じていた。
じゃあ何人来てくれたら満足なのかって言うと、キリの良いところで100人来てくれたら嬉しいなぁと思っていた(いちおーサイエンスの人なので数値目標は設定したくなる)。
で、100人は来てもらえたんじゃないのかなぁってぐらいだった。
昨日と今日で40人ぐらい来てくれたので、100人は行ったのでは?って気がする。
正確な数は不明だけど・・・
つくづく、ちゃんと芳名帳に書いてもらえば良かったと後悔している。
アーティストって展示に何人来てくれたとか普通自分からは言わないけど、そういう情報はどんどん共有した方が良いんじゃないのかなぁと思っている。
どういう告知のしかたが効果あったとか(上のDMの話みたいな)。
あと、助成金の申請書なんかもお互い見せ合わないそうで、僕が見せると喜ばれることが何度もあった。
業界を変えたいなんて大それたことはまだ言えた立場じゃないけど、異界からアート業界に侵入してきた異物なりに、良くないと思う慣習は都合良くスルーしていきたい。
で、来てくれた人のほとんどは知人で、その内のほとんどはアート関係の繋がりだった。
制作とか企画とか、能動的にアートと関わるようになって3年半ぐらいだけど、こうして辿ってきた道で色んな出会いがあったんだなぁとしみじみ実感した。
ここまで至って個展を開けたことは一つの区切りだ。
感謝して、また次のステージへ。
また一人でゆっくり振り返り、泣きたいと思う。
撤収はスピーディー。
まぁ大した作品は無いし。
最後まで残っていた大学の後輩で建築を専攻している中川くんも手伝ってくれた。
一つだけ梱包がめんどうなのがあったんだけど、建築専攻の段ボール芸は流石だった。
ご飯を食べて、家に着く頃には日付が変わっていた。
疲れたけど、嬉しかったなぁ。
千秋楽。
終わってホッとした気持ちとさみしい気持ち。
2階のギャラリーにいると、1階の立ち飲みの話し声とテレビの音がずっと聞こえていて、そんな音の風景が心に刻み込まれている。
いつもみんな盛り上がって見ていた九州場所は、まだ中日。
2階が空っぽになっても、酒飲みの盛り上がりは変わらず続いていく。