学生時代、やっておけば良かったこと

現在大学生の人からこれから大学生になる人向けかと思いますが、
私の経験から感じたことをメモしてみます。

これまでの努力の方向性を棚卸ししてみる

今まで努力したときは、何の為にだったのか。原動力は何だったのかを見直してみてください。
何もない人や分からないは、敢えて高校時代まで受けてきた教育の本質を一度でも疑ってみることもオススメです。

このようなことを書いた理由として、意外と夢があるようで、
何の為か分からないけど漠然と目標を持って、それが自分が本当に望んでいることだと思っている人が多いように感じます。

実際に社会人になってみて思いますが、受験のための勉強をさせられる環境は本当に窮屈ですし、
そのような場所で自分で考えるというより、答え合わせをする勉強をし続けるとそれが習慣になって
無意識に情報を鵜呑みにするようになったり、自分で物事を疑ってみる姿勢がなくなるように思います。

高校まで忍耐力を養ったら、大学では方向を少し変換して
遊びと本業の両立を第一優先にし、そこから
自分のやりたいことへのスケジュール調節や時間管理の方法を習得して、バランスの取り方を見つけていってください。

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ちょっぴり余談ですが

よく「自分の好きなことを知るためには子供の頃を思い出すと良い」と聞きますが
この背景に、「受験のための勉強をしていなかった頃を思い出すと良い」も含まれていると思っています。

特に皆勤賞で褒められるのは義務教育まで。

社会人でどんな状況にもこれを通そうとすると、いつか体を壊しますので
自分の調子を観察して、道の様子に応じてブレーキやアクセルを踏む方法を見つけていってください。

決して受験や勉強自体を悪と言っているわけではありません。
高校で学んだ国語や古文は趣味や教養として使えますし、物理は宇宙や自然現象に関するエンタメを楽しむ材料になりますし、数学の知識も、意外と活用する場がありますので基礎知識はいらない物ではありません。

最初は学歴なんて関係ないっしょ!と思っていましたが…本当に大卒と高卒では仕事で待遇の差がありますし、社会人2年以内に仕事を辞めて異業種に応募したときも、学歴で良い印象を持ってもらえることが多く
面接のチャンスもありましたので、大学受験は絶対に惜しんてはいけない人生への投資だと思います。

しかし前述した内容から、その人の考え方の癖に影響を及ぼさないためにも
受験に関わる努力は期限付きの努力にしてほしいと個人的に思っています。

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一度、自己都合で授業をサボってみる

一体何を言い出すんだろう?と思われるかと思いますが、
結構これは、やらなかったことを後悔しています。

どうしても出席しないといけない授業は別ですが、一度で良いので
病院やケガなどやむを得ない事情ではなく、ライブや旅行など平日で「自分が行きたい!」と思ったものに行くために、

どうすれば行けるのか?→そうすると何をする必要が出てくるのか?

と、自分がやりたいことのために時間を作る方法を実際にやってみて欲しいです。

私の失敗談で
学生時代に一度サークルの関係で授業をサボったことはありますが、それはあくまで「忙しいサークルのメンバーの手伝いのため」であって、自分が行きたい意志があるようで外に気を遣っての行動でした。
それを直さずにいた結果、いざ社会人でどうしても休んだ方が良い状態なのに周りに迷惑をかけるのではないかと休めずに、結果として体を壊したりもしました。
(今なら「忙しいのは可哀想だけどそもそも、そんな状況を作るやり方にも問題があるのではないか。それには自分を犠牲にしてまで付き合いきれない」と、無理なものは断る方向に考えられるようになりましたが)

学生時代は遊んでおけ という言葉は、社会人になると忙しくて遊べる時間がなくなるからだ と、かつての私は思っていましたが
本質としては実現しにくい状況で自分の【やりたい!】をどう行動すればできるのか、それを実践するための練習 なんだと思います。

1人暮らしを始めるなら、必要な物を買い揃える前にミニマリストさんの生活を見てみる

SNSやYouTubeで発信を見てみることが一番手っ取り早いですが、できれば実際にミニマリストさんの生活本やお部屋の本を読んでみることがオススメです。
生活用品の代用品のアイデアがあったり、これだけでも生活していけるんだ!と、一人暮らしへの不安が減ることもあると思います。

確かに学生は時間の自由がありますが、自由に使えるお金に関しては少し制限があると思います。
しかし、学生生活で単価の安いアルバイトに時間を取られることは大変もったいないことですので、
実際に生活に取り入れるかは置いておいて、物を減らして時間とお金を有意義に使っている人の価値観に是非とも触れてみてほしいと思います。

色々な人脈を作っておく

これは本当に社会人になってからの宝になります。
特に自分の専攻以外の学科や、自分の出身地と違う他県出身の友人はたくさん作って欲しいです。

大学生の時の繋がりは、社会人になってから「あそこの業界はこんな感じらしい。こういう気質が集まっている」という情報や「自分の今いる環境はどんな所なのか?」客観的に観察するきっかけになることもあります。

現に私はそれで、最初にいた会社に染まらずに抜け出せましたし、次の仕事を探すときの参考材料も貰いました。
また、他県の友人や知人ができたからこそ旅行のきっかけや、外に行く機会ができたりもして活動する範囲が広がるようになりました。

いずれやってくる就職活動の準備に、敢えて転職の本を読んでおく

私のオススメは 転職の思考法(北野唯我さん著)です。

学生はアルバイトでしか働いたことがないと思いますので、正社員がどんなものなのか、イメージもしにくい気がします。
学校の先生は大半が社員の経験がありませんし、そうなると影響を与えるのがアルバイト先の社員か、身近な親の働き方になるかと思いますが
その人達の働き方が自分にとって理想的なものか?どうかはまた違ってくる気がしています。
(ちなみに私の場合、親が月400時間労働の超絶ブラック企業勤めで鬱病を患っていましたのでその影響も多少あるのか、働き方には給料よりワークライフバランスを重視する傾向がある気がしています。)

インターネットやYou Tubeでも確かに情報は発信されていますが、「そんなときはエージェントを使いましょう」という勧誘が多かったり、見すぎてしまうと自分で考える癖が退化していきますので
もし経済的に本を買うことにハードルがある場合は、メルカリなど中古品を買って、読み終わったらすぐ出品することがオススメです。

社会人になってからは自分で考えていくことがその人の人生を決めると言っても過言ではありませんし、自分で考えていく方法を自分の中で見つけられれば、どんな状況にも適用できる武器になります。

尚、私は 今は転職の時代 といわれている所に、転職について「そのときに考えれば良いか」で学生時代を過ごしていたのは本当に勿体なかったと思っています。
この本に書かれていることは、会社とどのように付き合っていくか、転職するとどういうことが起こるのかをイメージがしやすいと思いますので、興味がある方は是非一度目を通していただきたいと思います。

生きているだけで取られる税金の存在を把握

消費税などではなく、
①生きてるだけで取られる税金(所得税、住民税はどれだけ取られるものなのか)
②社会保険(国民保険と厚生年金の違い)
③年金制度(国民年金)

この3つについて、それぞれの違いを把握しておき、ついでに「控除」という単語を覚える。

最低限のものだけで良いので、知識は入れておくに越したことはありません。
社会人になると、まあ教えられてない税金をバンバン持っていかれます…。
しかも、抜け穴があったとしても大抵それは自分で申告しないと通れなかったりします。

尚、私はこれで最低限の知識が乏しかったばかりに…
社会人1年目のときに入らなくても良い確定拠出年金を断らずに入ってしまい、60歳まで生きてるかも分からないのに、60歳まで引き出せない貯金(しかも賭けなので減る可能性もある+貯金なのに手数料取られる)のようなものをさせられています(笑)

規則に従うことはメリットもありますが、デメリットもあります。何も知らないとこういう「抜け穴を教えずにただ払わせる」という手法に引っかかりますので
ぼったくりサブスク対策だと思ってください。

以上が、個人的に学生時代にやっておくべきことだったな…と思うメモです^^;
今回は実務的なお話でした。

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