「辞書」の意味を辞典で調べた。今年のまとめが届いた。
土曜と日曜に休まず更新していけば、文章力向上とか人とのつながりとか、何かしらが起こると信じているNoteです。
「今年のまとめ」が来た。
どれが読まれている、というよりは「全体的に読まれてない。」のがわかった。ということは好きなことが書ける。
本日の更新は、「ブックオフで辞書を買ったら辞典だった話」です。
文章離れの叫ばれる昨今、こんなに引きのないものを読む人は何人いるんだろう。
5人ぐらいかな。
選ばれし5人ぐらいの人よ、あなたよ。幸あれ。
この文章を見ている人は全員幸福になる。クリスマスに家族と会えなくても正月に会える。餅がのどにつまらない。
辞典を買った。
そもそもの始まりは、このマンガだった。
無頼な風のラストで「きみはなにかを本気でやったことがあるか」と問いかけられて、素直に自分も何かやりたいと思った。
M1グランプリ三回戦落ちで本気で悔しがっている芸人も見た。
「自分もなにか本気でやって、本気で頭をかかえるぐらい全力で失敗してみたい。」
落ちてる100万円拾うぐらいの成功よりも、必死で努力したのに全否定されて涙が止まらず眠れないような経験をしてみたいと思った。
じゃあ、昔から漠然とは思ってたけど、小説を書いて応募してみたい。
箸にも棒にもかからず、一次で落選しても誰も笑わない。
ほんとうに数ページの短編のまねごとしかやったことがないけど、一度は、新人賞の応募資格である原稿用紙100枚の文量を書いて、ボロボロでも、とにかく自分で始めて、主人公を「おわり」まで連れて行ってみたい。
そこで、まずは形から入りたくてブックオフで辞書を買った。
授業で買わされるものじゃなくて、自分の意志で辞書を買う。はじめて。
その日は、自分で予約を取ってインフルエンザワクチンも打った。
注射と辞書に自分でお金を払う。
大人だ。あまりにも。
箱入りのちゃんとした辞書が220円。やっす!
ああこれは店も、本棚のスペース圧迫されて困ってるんだろうなあ。辞書が気の毒になった。同じ種類のが並んでて、授業で買うように言われたやつをみんな売りに来るのかな。
そして家に帰って気づいた。
「辞書」じゃなくて「辞典」だ!
どう違うんだ?
あっ、そうか、これでどう違うのか調べればいいんだ!
ということで、買ったばかりの辞典で最初に調べた言葉が「辞書」だった。
辞典と辞書ってしっかり違いがありそうで、だいたい同じらしい。それにしても、スマホで言葉の意味も調べられるけど、辞書も日記もアナログのほうが断然テンション上がる。
きれいだから、前の持ち主がほとんど使ってくれなかった辞典で、なんとなく使ってることばをきっちり調べてやるぜ。
インフルエンザワクチン打とうか迷ってる人は「雪の花」読むと打ちたくなるのでオススメ。
天然痘ワクチンの考え方が理解してもらえなかった時代の話で、制限時間内にワクチンを入手して帰るまでのハラハラドキドキも楽しめる。こんな苦労と試行錯誤の果てにあるワクチン、いくら金出してでも打ってみたい!と思うはず。