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RPGタイム!は、おせち料理っぽい【ゲーム日記】
RPGタイム! 〜ライトの伝説〜
は、おせち料理みたいなゲームだ。
この感覚をみんなに投げかけることで 新年の挨拶の代わりとさせて頂きます。
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小学生のノートで繰り広げられるゲームという設定。
ゲームマスターの友達ケンタ君に従って、エンピツ書きの勇者がノートの上で冒険に出る。
毎ページ仕掛けとモンスターが動き回り、体力ゲージはメジャー、ミニゲーム用に電卓、スマホのBGM。
身の回りのものを使って小学生が来るには到底無理な手作りふうゲームが繰り広げられる。
四角い限られた空間に、みっちりと地味な色合いの手の込んだものが詰め込まれているのが、おせちっぽい。
あらゆる出来事をゲームマスターが解説してくれる。
セリフも代読してくれる。
ケンタ君(というか制作スタッフ)がすごすぎ。全登場人物になりきってセリフを代読して、シーンを進めるたびに解説を入れる。
ちょっと堅苦しい。
折り紙や鉛筆削りで作ったオブジェも門松に見えてきた。
![](https://assets.st-note.com/img/1704212184494-PX1Rbg2Pbe.png?width=1200)
贅沢だけど、すごすぎて困った。
ケンタ君のクリエイター魂が炸裂しまくって、
「こんな休み時間あったなあ」
とノスタルジーには浸れないし、なんなら狂気すら感じる。
和製ファンタジーぽい世界観ではあるけど、タイトルに反してRPGではなく、パラパラ漫画や黒板に書かれたコマ撮りアニメを見ている感覚。
すごくいいのは、勇者が戦い方を知る学校が小学校の教室になっているところ。
![](https://assets.st-note.com/img/1704157849774-mY6XHeek6j.png?width=1200)
作者のケンタ君は天才少年だけど、小学校しか人生経験がないから、ファンタジー世界で戦いを教わるのに、いきなり小学校の教室に行っちゃった!
この場面に、初めてケンタ君の子供らしさが見える。
命のかかった生き残りのすべを教わる場所なのにみんなで世話してる水槽があって、手を挙げて発言する。
外は運動場で、剣のかわりにエンピツを振るうとノートの上に「シャッ!」ってやった跡がつく。
そういうのでいい!
小学生はそういうので楽しんでほしい!
遊び心がすき間なくみっちり詰まった世界。
食べ物ひとつひとつに縁起の良い由来があるおせちっぽい。
真面目すぎてテンポが悪いところも、チキンやピザをかじるより、おせち料理をいただく感じに似てる。
すごく日本ぽい。
手間ひまが想像できて厳かな気分になるゲームだ。
ことしもよろしくおねゲーします。
エッセイでも小説でも、書きものを完成させて結果はともかくどこかに応募するぞ。今年の抱負!
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![南ミツヒロ](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/29103314/profile_a2e013f4e4807313b6f1757ab7885147.png?width=600&crop=1:1,smart)