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ゲームプレイ日記

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ゲームの話です。PS4、セガサターンなど。プレイしたその時その時の気持ちを書いてくよ!
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#ニンテンドースイッチ

バンディクートとマングースに違いなんてある?

幼少期にマリオに育てられたせいで、大人になってもジャンプアクションを見るとついていってしまう。 FPSを観ても「あいつは俺のお父ちゃんじゃない」と冷静でいられるんだけど、出たり引っ込んだりする足場をジャンプしてたり、連続して来る敵を地上に落ちずに踏みつけてる映像を見ると、 「ああ、久しぶりに足場を飛びたい!」って刷り込みで、買ってしまう。 90年代アクションゲームへのリスペクトの塊「NIKODERIKO」をクリアした。XBOX版。 マリオ、ドンキー、クラッシュバンディグー

メタルギアソリッドを今遊んで、「思ってたんと違う…」って言ってほしい

「メタルギアソリッド」シリーズは、反核を中心に据えたストーリーでアメリカ人にも熱狂的に支持された。 核は絶対悪だと小学校から教育を受けてきた日本人に、自ら核武装を選択させた。 メタルギアがリマスターされました。作中に一瞬アニメで出た(うろ覚え)「ポリスノーツ」も待ってます。あれ、今だと古さも新鮮だぞ。 「ソリッド」が付く前のシリーズ最初期は、敵が多く表示できないのを逆手にとって、敵地に潜入するゲームにしたそうですが、プレイステーションでも潜入要素はそのまま。 見つかったと

【ゲームレビュー】異文化はおもしろい。と信じてないと作れない「Venba」

「Venba」短編映画のようなゲームでした。南インドからカナダに移住した家族の会話を通じて、言葉の問題で就職がうまくいかないつらさ、広い世界を知る喜び、息子が世界に羽ばたいていく半面で、故郷の忘れていく寂しさ…。 そういう、ちょっとした喜びや困難を体験する。 「移民生活ゲーム」と聞くと興味を持つのは難しいけど「料理パズルゲーム」として出したのが面白いところ。 人生の節目節目に、欠けたレシピとおばあちゃんが作っていた記憶をもとに、家族はインド料理を作る。 大変な人生の合間で

【ゲームレビュー】クトゥルフ釣りゲーDREDGEの二人称テキストが良い!

疲れると海上に目玉やら悪霊やらの幻覚が出てくる。 気のせいかカメラの揺れも船酔いのようにゆったり大きい。 果ては赤い目のカラスが漁船にたかり、ガンガン魚を奪われて海の藻屑へと叩き落される。 ホラー要素のある釣りゲー「DREDGE」 XBOX版をクリアした! ホラー要素といっても、巨大サメが襲ってくるとかではない。 暗い海に放り出されたら何が潜んでいるかわからない、帰れなくなるかもしれない。そんな人の根っこに潜む恐怖にビクビクしつつ、釣りや沈没船の財宝を探すゲームだ。敵は「

これって「難しいから面白い」んだっけ?問題 「帰ってきた魔界村」

最近のゲーム、難しくないですか!? 死にまくるか、死なない世界で永遠に時をつぶすかの二択になっていて、そこそこの難易度のゲームにとんと会ってない。 ・・・あー、でも、洋ゲーと言われてた時代の海外のゲームは明らかに難しすぎるのをジリジリ進めていくものだった気もする。トゥームレイダーはリブート以降のほうが易しい。一概に言っちゃいかん。 シリーズファンが「帰ってきた魔界村」を苦しみながらそこそこ満足してクリアし、しかしやはりモヤモヤした。 たしかにCAPCOMのロックマンと魔界

まっすぐなウルトラエージ体験版が終わってさみしい

PS4/NSで配信された「ウルトラエージ」の体験版をプレイ。 FF(ファイナルファンタジー)やデビルメイクライが好きな人が作ったぽいアクションゲームで、ファンタジーと未来都市のハイブリッド空間を、主人公エイジがぼやきながら駆け抜ける。 相棒のしゃべり方を聞いてほしい。 敵のいる地点に行く前に、毎回「エネルギー反応」って言うのよ。 冒頭だけ見るとアレなゲームに見えるけど、意外にも?まっとうに面白くなっていくんだからインディーゲームは予想がつかない。武器を成長させて、ある程

【ゲーム日記】日本のゲームは神を使役し、欧米ゲーは神自身になり、インドでは神にお慈悲をいただく。「ラジィ古の伝説」

昔のゲームのお姫さまは、さらわれるのが仕事だった。 「じゃ、冒険の動機付けのためにさらわれてくるッス」みたいにカジュアルにさらわれていた。 だけど、現代のインド人の感性では「誘拐」が軽いものではない。 「ラジィ古の伝説」というゲームを買いました。 開発はインドのNODDING HEADS GAMES。テヨンジャパンが配信。 インド舞台だとボリウッド映画イメージの陽気なものや、貧困層のつらい現実をテーマにしたものと両極端になるけど、本作はちょっとファンタジー風味があって、

【ゲームレビュー】夢とピエロとひとさじの狂気と「バランワンダーワールド」

ピエロの出てくるゲーム「バランワンダーワールド」は、ピエロをモチーフにしたキャラクターが、恐怖の対象ではなく、愉快なやつとしてたくさん登場するゲームだ。 検索するとホラー映画ばかり出てくる「ピエロ」がいいやつとして複数出るのは、映像作品を含めても珍しいんじゃないか。 こうして並べると、なんとなくキャラクターがカワイイだけを目指したデザインじゃないのを感じる。このセンスが、ただのファンタジーにおさまらない、ひとさじの不気味さを添えている。 ピエロは異世界の案内人  プレイ

PS4【ゲームレビュー】全て鉛筆で書かれたホラーアドベンチャー!おどろアルプス妖怪紀行「mundaun」

mundaun(ムンドーン)というゲームをクリア。 全て鉛筆で表現されたカナダのムンドーン村へ、おじいちゃんの葬儀のために帰ってくる。 これぞインディーズゲーム!粗削りだけど尖った魅力があった。 珍しい画材で表現されたゲームの系譜がある。 たとえば「大神」は筆のタッチで昔ばなしの世界観を表現している。 「ドローントゥデス」という授業中の子供の落書きがノートの中で戦うゲームがある。 紙の「ペーパーマリオ」とか、毛糸のヨッシーとか。油絵とか、アメコミ風とか。いろいろあるけど、ム

【ゲーム紹介】武器が世界観を支えている。PS4「olija(オリヤ)」の呪いの銛は、悪魔城ドラキュラでいう鞭

ゲームで呪われた武具が出てくるとき、それは仮面か日本刀だ。 妖刀マサムネとか、いかにも血の味を覚えてそうな刀が、キレッキレの殺傷能力と引き換えに持ち主まで狂気にかりたててしまう。 だけど、海辺が舞台なら、いちばん血を浴びた武具は銛(もり)だ。 剣ばっかり呪われて存在感出してずるい。銛だって呪われていい。 呪いの銛で戦う横スクロールアクションゲーム「olija オリヤ」クリアレビューいきます! 船が転覆して一命をとりとめた男が、呪われた銛を手にして、新しい島を探索する。各地

V配信者の「詰んだ」は「難しいなあ」だけど、老ゲーマーが「詰んだ」と言うときは本当に詰んでいる【女神転生Ⅲプレイ日記】

熟年ゲーマーが金を払って買ったRPGを前にする「詰んだ」は、若いもんとは重みが違うのじゃ。 「私の人生は行き詰まった」 ぐらいに、とらえてもらってかまわん。 と言ってもすぐ道のりを示してほしいわけじゃない。 一晩寝てリフレッシュしたら、難所も角砂糖みたいにスッと消えてくれないかと思っている。 私は今、「女神転生Ⅲノクターン」でめんどっくさい三姉妹につかまって終わりのない戦いを強いられている。 クシナダヒメのビジュアル好き。櫛の妖怪? モイライ三姉妹はオンラインマニュア

ゲームの中でふつうの看板を見つけるとうれしい。「女神転生Ⅲノクターン」プレイ日記4日目

女神転生Ⅲ、大人がほぼいない。 まあ子供もいないけど、なんだったら人間がいないけど。 先生のお見舞いに行ったら東京崩壊。 ふつうは親の心配をするだろうけど、そのまま先生を探す。 「先生がすごく偉い」のが、中高生向けのストーリーという感じでちょっとおもしろい。 もう一人の目立つ大人はオカルト雑誌のライターで、彼もどちらかというとコドモ側の言い分を信じてくれる大人だ。 複雑なダンジョンの奥でこの自己紹介を考えて待っていたボス。よし殴ろう。 仕掛けのあるダンジョンのスイッチを

【ゲームレビュー】死へと向かうどうぶつたちの航海「Spiritfarer スピリットフェアラー」

幼少期にトムとジェリーで育ち、カートゥーンの動きを「いいなあ」と思う僕には最高のゲームだった。 プレイヤーは生と死のさかいめの世界で、船乗りになる。 建物を配置して、行きさきを指定して航海に乗り出す。動物の姿をした乗組員と、目的地につくまで食材を集めて、料理して、木を植えて、釣りをして。 乗組員のワガママを聞いて、ハグをする。 共同生活をしながら、死を受け入れた乗組員を「向こう」に送るのが仕事だ。 1日だけ見れば「どうぶつの森」のような、永遠に続くコミュニケーション&

「スピリットフェアラー」プレイ日記2

実際には、もっとまぶしさがこちらに迫ってくるような、それでいて懐かしさのあるあざやかなピンクの夕焼けだ。テレビから他の画面に移してみると違うなあ。 生と死のはざまで乗組員を導く船旅ゲーム。 「スピリットフェアラー」2回目。 船の上に乗組員の部屋や、キッチン・果樹園・鍛冶場といった作業所を好きに配置できます。何回でもやり直せる。効率、美しさ、どちらをとってもいい。 海図をクリックして移動しているあいだに、植物に水をやったり会話をしたり。基本的にこのゲーム、下手でも詰まること