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まっすぐなウルトラエージ体験版が終わってさみしい

PS4/NSで配信された「ウルトラエージ」の体験版をプレイ。
FF(ファイナルファンタジー)やデビルメイクライが好きな人が作ったぽいアクションゲームで、ファンタジーと未来都市のハイブリッド空間を、主人公エイジがぼやきながら駆け抜ける。

相棒のしゃべり方を聞いてほしい。

敵のいる地点に行く前に、毎回「エネルギー反応」って言うのよ。

冒頭だけ見るとアレなゲームに見えるけど、意外にも?まっとうに面白くなっていくんだからインディーゲームは予想がつかない。武器を成長させて、ある程度てきとうな操作でもバシバシ大技が出る。


これ珍しいぞ、と思ったのが、ファイナルファンタジーの影響を受けているところ。
いや、FFに影響を受けたっぽいゲームはたくさんあるけど、だいたい「7」じゃない? 「10」のスフィア盤という独特の成長システムもあるけど、特に海外ではファイナルファンタジーといえば「7」!!

日本のRPGはいわゆる「ガラパゴス」的な進化をしてきたけど、和製ファンタジーからサイバーパンクになったこと、プレイステーションで音も映像も一気にクオリティ上げたことで世界的ブレイクを果たしたFFが7!

海外のFFオマージュは、7で見覚えのあるキャラクターが出てくるのが多いんだけど、ウルトラエージは道端に自生してる「クリスタル」からパワーを吸収して武器を成長させる。
それって、たぶん「8」なんだよなー。
未来世界っぽい空間を固有名詞連発する13、未プレイの12も入ってるかもしれん。
人気のある7と9に挟まれたうえ、難解なシステムだったことで振り返られない8。変えんでもいいのに毎回新しくしてしまう、FFの貪欲さやフットワークの軽さが、伝統を重んじるドラクエと対照的でおもしろいんだ。

敵をガシガシ削って、自生したクリスタルを採取してエイジは強くなる。まじめにかっこいい世界観を作ろうとしているのにボイスのゆるさを指摘されるのは心外かもしれないが、
システムのマジメさとゆるいセリフ回しのギャップが、愛嬌になっている。もしかしたら人気出るかもしれないぞウルトラエージ!(正直、豪華声優起用とでっかく出すゲームより好き)

かっこいいと思ったものを何でも取り入れてしまう精神がファイナルファンタジーらしさだと思っているので、ある意味ウルトラエージはFF精神をガッチリ継承している。
この先、街が見たいなあ。ほかに登場人物が数人いるだけでもいいんだけど。
体験版さいごの暗転のさき、想像するだけなら無料。


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南ミツヒロ
読んでくれてありがとうございます。 これを書いている2020年6月13日の南光裕からお礼を言います。

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