バンディクートとマングースに違いなんてある?
幼少期にマリオに育てられたせいで、大人になってもジャンプアクションを見るとついていってしまう。
FPSを観ても「あいつは俺のお父ちゃんじゃない」と冷静でいられるんだけど、出たり引っ込んだりする足場をジャンプしてたり、連続して来る敵を地上に落ちずに踏みつけてる映像を見ると、
「ああ、久しぶりに足場を飛びたい!」って刷り込みで、買ってしまう。
90年代アクションゲームへのリスペクトの塊「NIKODERIKO」をクリアした。XBOX版。
マリオ、ドンキー、クラッシュバンディグーらのフォロワーだけど、好きなだけでここまでできない。
CGなのに、陽のあたる草原は太陽の匂いがするし、氷の海に飛び込むと冷たい。
これ以上緻密な映像になると、実写みたいで逆にすごさがわからなくなる。これはスゲエ、キレイ、と思えて、手作り感もあるCG。
私が子供のころにこれを与えられたら、ただひたすらうっとりしてた。
今の映像を見慣れた子供にとっての「マリオ」や「ドンキー」になれるかどうかは分からない。お父さんに2人同時プレイをさそわれても、
「古い思い出押し付けられても、今のマリオとかやりたいんですけど」と冷たくあしらわれるかもしれない。
操作がほぼ2ボタンなのがいい。ジャンプ&アタック。
横にハサミを向けてるカニは上から踏みつける。
背中にトゲを背負ってる敵には前からタックル。
どの攻撃も通じなそうな青いハリネズミは何かを投げて倒す。スピンアタックしてくる青い高速ハリネズミが強いぞ。
(他の動物はそのまんま動物で、マングースだけ知性がある世界って何だ)
ジャンプボタン2回で2段ジャンプのゲームは多いけど、「かっくう」なのもいい。
空中でジャンプボタン長押しでゆっくり落ちるから、そこそこ難しくても行けそうな気がする。これは大きい!
いまいちテンションが上がりきらないのは、これ、ラスボス戦直後に書いてるから。
ボス戦が盛り上がらなかったんです。
山ほどある隠しアイテムを集めてコンプしていくのが楽しいけど、抑えた音楽と、へいたんな攻撃をかわして反撃できるときまで待ってて…。最後の最後のラスボスで初めて眠たくなってきちゃった。
スタッフの方が熱心で、特にSwitch版は細かいバグ報告のツイートにひとつひとつ「待っててくれ!」って返事してて、修正もガンガン行われるだろうから、まだ進化するかもしれない。
逆にこれを遊ぶと、任天堂のゲームって本当にボス戦にこだわっているのがわかる。
マリオとクッパ戦って、牛若丸VS弁慶ぐらい鮮やかだもんな。(今思いついた表現)
パワーと物量にものをいわせて攻撃してきた弁慶の武器を投げ返したり、ひらりとかわして「どこを見ている」って踏みつけたり。