【ドラマ感想】EMILY IN PARIS
元気をくれるドラマ、「エミリー、パリへ行く」
話題になっていたのは知っていて、ずっと「気分」ではなかったから見ていなかったけれど、ふと「見てみようかな」と見たらこれがやはり噂に違わず面白い。
とにかく主人公エミリーの底抜けの明るさに元気をもらう。
人の生き死にも出てこない、ただパリの美しい街並みと洗練された空気、そしてエミリーのパワフルな生き様、周囲の人々とのユーモア溢れる会話に笑いと癒しと元気をもらう。
エミリーはアメリカ人。
私にとってはアメリカ人もフランス人も馴染みがあるわけではない。
アメリカに旅行へいったことはあっても、暮らしたことはなく、アメリカ人のなんたるかもフランス人のなんたるかも理解はしていない。
そんな私も思う。
え、フランス人って(いや、ここではパリに限定する向きがあるが)こんななの?
エミリーと一緒になってカルチャーショックを受ける。
そして、え、アメリカ人の方が常識的じゃん、とか思ったりする。
(失礼)
フランス人にとってはアメリカ人が非常識になる訳だが。
ランチでお酒を飲む。
パーティーでは仕事の話をしない。
週末に仕事をしてはいけない。
クライアントが愛人。(誰もが知っている)
とにかく文化の違いにショックを受けてばかりのエミリー。
最初はフランス語も喋れないエミリーを邪険に扱う同僚たち。
仕事の会話にも入れてもらえない。相手にされない。ランチにも誘ってもらえない。
でも、とにかくエミリーはめげない。
持ち前の明るさ、打たれ強さ、そして機転を利かせることで仕事を成功させていく。
成功と同じだけ失敗もするのだが、それもご愛嬌。
とにかくチャーミング。
パリの魅力にのめり込んでいくエミリー。
美しい街。
新しい出会い。
次から次へと訪れる出会い。
ついつい落ちてしまう誘惑。
なんでその誘惑に乗っちゃうかなーと見てる私は思う訳だが、若くて魅力的な彼女がパリにいるなら、そりゃあ誘惑にも乗っちゃうわな。浮かれちゃうわな。ていうか、私もその立場ならきっと乗るに違いない。
こうして見てみると、日本人がアメリカの文化にいかに影響を受けているかを思い知る。それをまた客観的にみることも面白い。フランス人がアメリカ人をどう思っているかもわかる。その揶揄の仕方も面白い。
食文化や運動の仕方、スポーツ、休日の過ごし方、ファッション、ありとあらゆることに関する違い。
どっちがあり得ない?どっちもあり得ない。でも、日本人もきっとそう。それぞれ違った文化を持っている。
そこにはフランス人とアメリカ人だけではなく、いろんな文化が入り混じる。
エミリーがパリで初めて友達になったのは、中国から来ているミンディー。彼女もまた魅力的。夢を叶えるために単身でパリで子守として働いているが実は資産家の娘。彼女もまたパリの魅力の虜になっている。エミリーと同じ視点または違う視点でパリを解説してくれる強い味方。
そして、魅力的な恋のお相手たち。
一晩だけの恋がいくつもあればお付き合いする人も次から次へと現れる。
なかなか長続きしないのは
エミリーの隣人として出会うガブリエルの存在があるから。
絶対、彼と恋に落ちるフラグが立っているのになかなか恋仲になれない。なってもなってもすれ違ってしまう。それが想いを余計に募らせてしまうのは私だけ?どんどん魅力的になっていくガブリエル。彼との仲が最終的にどうなるのか。
そして、エミリーの仕事の行方は?
シーズン3が待ち遠しい。
パリが好きな人もそうでない人もぜひ見てほしいドラマ。
EMIRY IN PARIS
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